novtanの日常

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信者とか取り巻きとか言う発想

ある種の論争において、当事者とブクマカーがやいのやいのやっているのは微笑ましいわけですが、何かと批判側から擁護側に対する「信者」とか「取り巻き」とかいうレッテルが貼られたりしますね。

でまあ、これは色んな意味で思考停止キーワードで、個々のブクマカーに対して「盲目的であり、何も考えてない」と勝手に考え、馬鹿にしているわけだ。
僕が不思議なのは、僕が「信者」とか思うときって、純粋に「ロジックか事実のどちらかあるいは両方が明確に間違っているのにそのことに完全に目を瞑って(あるいは考えもしないで)擁護する」ようなのをみたときだけで、単に「意見が擦り合わない」ことに対して一方を支持する心性に「信者的なもの」があるとは思えない。もちろん、「取り巻き」という意味ではそりゃ同じような意見を持っている集団は自然と取り巻きに近い形に組成されるだろうけど、それは単にベン図みたいなものじゃない。
だからそういう場で信者ってワードが出てくる心性って実は自身がそれに近い思考様式を持っているがゆえにその可能性に思い至っちゃうってやつじゃないかと考えてしまう。概念を適用できる人からしかその発想は出てこない的なね。
信者的な存在が0だってことはないと思う。だからと言って、擁護がみんな信者みたいな発想で物事を捉えるのは思考をサボっているだけだろう。別にサボってもいいけどその程度の論者だって思われるだけ。