エンジニアの仕事とは

こんなタイトルのくせしてエンジニアの仕事の話は出てきません。

そもそも、エンジニアにそれに見合った待遇を!とかよく言うじゃないですか。それはそれで賛成なんだけど、一方で足元を蔑ろにしていることが多いとも思うんだよね。足元ってのは、極端に言うと「俺はエンジニアとして雇われているんだからそれしかやらない」みたいなの。でもさ、大抵の場合ってその給料って「自分自身でやらなきゃならない事務作業」の部分も含まれているんだよね。稼働の報告とか、精算の手続きとかさ。え、そんなのエンジニアの仕事じゃないって?じゃあ限られたリソースである売上からそれをやる事務の人を雇おう。原資はエンジニアの給料ね。

ってな感じで金や時間を無駄遣いしていることに怒る人もいるんだけどさ、エンジニア的な発想から言うと「じゃあなんか作ってその作業負荷軽減させちまえ」が正しいわけ。自販機(コーヒーサーバーだっけか?)まで行ってから売り切れてるの気づくのやだからオンラインでチェックできるようにしちゃおうぜみたいなやつね。会社に所属しているのであればなおさら、そういう環境は与えられるのではなく自分で作り出していくものだ、ということを意識しなきゃならん。

エンジニアとしてのモチベーションが云々という話を聞くたびにそういうことを思う。こういった部分だけじゃなくて、働く環境は自分たちが作るものだし、それが出来ないのであればその職場はエンジニアリングの職場ではないよね。

会社ってのは会社という確固たる存在があるのではなくて、そこにいる人達が作っている有機体なんだよ。