英語ライティングセミナー

先週木曜日、金曜日にわたり、90分4コマの英語ライティングセミナーを開催しました(内容詳細は末尾に)。講師は、本学農学部卒・修士取得で、ワイリーの編集者などの経験もある青山学院大学アカデミックライティングセンター助手の舘野佐保先生。のべ20名ほどの若手教員、大学院生、学部生が参加しました。
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最初に「どのようなときに、どのような風に、英語を書くという上で困難がありますか?」という問いに答えてもらった上で、セミナーというよりもワークショップ的に、実際にその場でライティングを行いました。実践的な「パラグラフ・ライティング」について体験できたと思います。

接続詞を覚えておくことによって、自分が書こうとする内容の論理構築を意識すること、順接的に「時間軸に沿って書く」という練習と、グループワークとして互いの「書く準備として何をする?」という聞き取りをもとに、「対比させて書く」という練習をしました。本当はまず「毎日、書く」ことによって足腰を鍛えることが大事というアドバイスも。

明日からの論文作成に活かすきっかけとして下さい!

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創生応用医学研究センター主催:若手研究者育成支援
第1回英語ライティングセミナー
『学術論文を書き上げるためのライティング・クリニック』

日時:
2018年1月18日(木曜日)
 ① 午後3時~午後4時30分
 ② 午後5時~午後6時30分
2018年1月19日(金曜日)
 ③ 午後3時~午後4時30分
 ④ 午後5時~午後6時30分

場所:
医学部第2セミナー室(教育研究基盤棟2階)

講師:
舘野佐保(東北大学卒業、青山学院大学アカデミックライティングセンター助手)

内容:
1 文章診断をしてみよう
2 推敲作業のヒント
3 チームワークと執筆作業
4 ライターズ・ブロックに打ち勝つ

 病院では、医師が患者の疾患を診断して治療方針を決めます。それとおなじように、作文教育学の領域では、教育者は学生や大学院生・ポスドクなど、執筆者の学術的な原稿を分析・診断して、教育指導方針を決め、学術的に価値のある、より豊かな内容と表現の原稿に仕上げます。これは、学術論文執筆支援における「文章診断」と呼ばれています。
 そこで、今回のセミナーを「ライティング・クリニック」と題し、参加者の執筆をめぐる悩みについて、少しでも解決できそうなヒントを紹介します。また、「文章診断」について詳しく解説し、原稿を客観的に評価できるようになる練習をしてみます。講師のこれまでの留学体験談、編集者や執筆者としての苦労話も織り込みながら、2018年に素晴らしい論文を書き上げられるよう、セミナー2日間での作文上達を試みます。

講師プロフィール:
 東北大学農学部卒業。東北大学大学院農学研究科修士課程応用生命科学科修了。米国イースタンミシガン大学大学院修士課程修了(作文コミュニケーション論)。学術出版社ワイリー・ジャパンにて、専門書編集者や学会誌出版マネージャーを務める。退職後、独立。フリーランスで雑誌連載や児童書、英文記事などを執筆。現在、青山学院大学アカデミックライティングセンター助手(専任教員)および科学技術ジャーナリスト会議理事。


by osumi1128 | 2018-01-21 09:57 | 若い方々へ

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