某ヲタ系wikiサイトからの抜粋+翻訳。*は訳注
概要 1999年10月頃に立ち上げられた韓国最大のコミュニティサイト。正式名称はdcinside。しかし最後まで読むと長く、英単語なので殆どの場合はディシ、ディッシ、DCなどの略語で呼ばれる。もともとはデジタルカメラに関する情報を扱うサイトだったが、現在に至ってはデジタルカメラとはたいして関係のない掲示板サイトとなってしまっている。 この場所が韓国のインターネットサブカルチャーの頂点であり根源であることは否定しがたい。殆どすべてのネット隠語がここから派生しており、殆どすべてのネット不祥事がここで噂されるか、少なくとも飛び火する過程で必然的にここと絡まる。言うなれば悪の軸、諸悪の根源。そのためその認知度ほどに好き嫌いがはっきり分かれる場所でもある。好意的に見ればいろんな美辞麗句をつけることができる場所だが、否定的な見方をすると暇すぎる無職どもが四方八方にウンコをばら撒く迷惑千万な場所と言われても文句は言えない。このような二面性により「自虐」はここのユーザーが持つ情緒の本質となっている。 ユーザーがとてつもなく多いため特定の政治傾向は定まっておらず、ギャラリー(*掲示板)によって政治的性向が異なる…わけでもなく、毎瞬異なる。たとえばBSEデモが盛んなときは殆どのギャラリーで政府批判派が優勢にあった。そのへんは状況によりけりだ。 歴史 最初のサイト名は『キムユシクのデジタルカメラインサイド』だった。設立者のキムユシクはエロ動画を焼いたCDを売ってDCを立てたとの噂で人々から畏怖された男で、もともとパソコン通信時代からそれなりに知られていた人物であった。 設立当初はデジタルカメラ好きが集まるサイトだった。現在までもサイトのあちこちにその痕跡が残っているが、サイト名のDCインサイドのDCもデジタルカメラの頭文字である。その頃にはじめて大衆に知られたきっかけになった事件がクッキードットコム中古販売事件(*食べ物のクッキーをデジカメに見立てたギャグ記事がネットユーザーにウケたこと)だったが、今日日の感性からすればこんなしょうもないネタも話題になるのか。と思うだろうが当時としてはかなりセンセーショナルな話題だった。 そして아햏햏(*発音を書くとアヘッヘッですが…違うよね…)というサイト内部の新造語がある瞬間国内ネット全域に波及したことを皮切りに、ギャグ、コラボ、必須要素(*よくコラボされる素材のこと。ビリー兄貴はDCでも必須要素です)、ネット語と、それらを網羅する廃人文化が輝かしく開花する時期を経て、国内でもっとも騒がしいサイトとして君臨した。デジカメコミュニティだった頃はお代に沿った写真を掲載する空間だったギャラリーが、やがてはそれぞれのお代に沿った趣味を持つ廃人たちの遊び場へと変貌し、運営陣は絶え間なく流れ込んでくるさまざまな趣味の廃人たちを適切に収容するために数多くのギャラリーを新設し、その結果、中国の春秋戦国時代、日本の戦国時代に比肩されるギャラリー間の熾烈な紛争の時代が幕を開けた。 しかし今や『ポータルサイトの実名制実施』(*書き込むと実名がバレるなんてものではなくて、書き込むには実名での認証が必要。というだけの話ですが)による『キムユシクのギャログ』という名の封建制度の導入により全DCユーザーが農奴とされてしまったため、ギャラリー間の紛争は殆ど発生しなくなり(ギャログに登録していない遊牧民がたまに訪れるが、コード入力が面倒なので殆どは登録することになる)この平和期においていくつかの必須要素が波に乗りヒットギャラリーを溢れさせ、現在はかつてのアヘヘッ時代を彷彿とさせる勢いで合必ギャル(*合成必須要素ギャラリー)を中心にして新たなDCのルネサンス時代を迎えている。 現在のDC特有のため語、暴言の論調はネット基地外界の帝王、씨벌교황(*意味としては『Fuck教皇』か)のおかげで定着したと見る意見が通説となっている。また、DCの過剰な反日性(?)は日本2chの先制攻撃とそれに対する反撃の過程で生じたものと思われる。 DCの歴史は、事実上コミュニティの代表理事であるキムユシクが全DCを牛耳るまでの歴史と言っていい。いわゆるDCギャラーはネットテロリストFuck教皇に対抗するための毒を制する毒として生まれ、アヘヘッ時代を経ながら進化し、DCの発展に貢献したが、以降のあらゆる事件などであまりにも多方面から叩かれすぎたため、キムユシクにより徐々に埋葬され、浄化の対象となった。スギャル(*スタークラフトギャラリー)とファギャル(*ファッションギャラリー)出身にして基地外ユーザーの代表格だったシンハを含むDCのダメ人間勢、および廃人勢の直系と呼ばれるマッギャル(*マッチャンσギャラリー)は、キムユシクによる爆撃を受けとてつもなく弱体化し、これら頭おかしいギャラリーの影響を受けたファッション、国内芸能などのギャラリーは無数に分かれ、粉砕され、殆どが消えてしまった。それからDCギャラーたちの属性は大きく変わり、国内芸能ギャラリー出身のユーザー ダヴィンチコードが代表理事であると同時にライバルであったキムユシクに加勢、ワンダーガールズ、少女時代が大好きな金づるのヲタクたちをギャラリーに呼び込み、DCの雰囲気をガラリと反転させた。このためかつては基地外コミュニティの代表格だったDC特有の破壊性は減少し、お笑いギャラリーと野球ギャラリーの主導のもとその持ち味と命脈をかろうじて保っている。 DCインサイドは、一時はNaverの『EnjoyJAPAN』と『ウッキンデハック』(*笑える大学)と並んで『韓国の3大痛々しいサイト』として人々に煙たがられた。 こう述べるとまるで廃人養成所だが、ネット文化の先駆者としてネットに広まる流行語の99%はここから作られたと言っても過言ではなく、流行語になり得る言葉を見つけネタを作り、広め、それを多くの人に見させる影響力はDCだけの強みといえる。その波及力はたいしたもので、テレビのバラエティ番組でもDC発の流行語がたびたび目につくほどである。それほどDCの力は甚大だ。匿名性を盾にした不特定多数のROMと活動がもたらす力である。 よく「笑える大学」「Ruliweb」「コリアチャンネル」「MLBパーク」などのサイトで調子に乗りうちのコミュニティもDCほどに終わっていると口走る人を見かけるが、弱体化してもDCインサイドは名実ともに韓国ネットコミュニティのオワタ大賞である。口先だけの他サイトと違い、DCでは警察に捕まるほどの犯罪がたびたび起こり、収集がつかない。もちろん、これは自慢ではない。 *続く「現況」の項を省略。
by no_moyan
| 2011-01-13 23:21
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