Github (含むEnterprise) で開発をしているなら、Github Kaigiでも紹介されていた git-pr-release が便利です。自分の会社ではアプリのリリース前にQAを実施しているのですが、QAを始める前にどの機能がリリースされるのかをリストアップし、それをGoogleスプレッドシートに入力する作業が繁雑でした。
git-pr-release
を使うと、これをリリースPull Requestに集約して自動化することができます。リリースPull Requestとは以下のようなものです (スクショはこのツールのPR用に作ったダミー)。
具体的なリリースまでの作業手順は以下のようになります。
- 開発ブランチにリリースする機能のPull Requestをmergeしていく
git-pr-release
を実行- merge済みのPull Requestの情報を集めてチェックリスト付きPull Requestが作られる
- チェックリストに従って順にQA
- チェックリストが埋まったらリリースPull Requestをmerge
- デプロイ or AppStore, Google Playに提出
開発ブランチがあるフローを採用していれば、自然に導入できると思います。
デフォルトだと開発ブランチがstaging
という名前で、自分の会社ではdevelop
という名前なので、以下のようにしてリポジトリに設定ファイルを設置しました。チームで共有するために別ファイルにしていますが、ローカルのgit configに設定する方法もREADMEに書いてあります。
git config --file .git-pr-release pr-release.branch.staging develop
前職で社内版を使っていたのですが、また使いたいなと思っていた矢先にOSS化されたので嬉しい限り。