一緒に生きている気持ち。。。:NICU寄附への想い32

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の、寄付目的の欄の具体的な用途を指定する場合」という箇所に
<新生児科><NICU・新生児病棟><周産期センター>
などの指定ご寄付くださった皆様については

寄付があったことの連絡が経営企画課から毎月ご報告頂いています。

指定寄付は現場のスタッフで使途を決めていけるために

大変ありがたく感じています。

よく海外の小児病院は日本の30倍くらいの寄付が集まるという
ことを聞きます。日本にはそういう文化がないからと嘆く言葉もよく聞きます。

自分はそうは思っていなくて、しっかり寄付などの使い道などを
提示しながら募っていけば、応援してくださる人たちはきっといるし、
寄付控除などをしっかりお伝えしていけば、ふるさと納税と一緒で
自身の税金の使い道を指定する気持ちで小児病院に寄付してくださる
人たちは増えていくかもしれない。そういう文化が日本でも
できていくことを願ってこのブログを日々続けている想いもあります。

今年に入っても、このブログの中で日々、報告させていただいておりますが、
医療機器の整備、患者家族のアメニティーの整備、NICUフォローアップ外来・摂食外来・
育児支援外来の人財育成・パンフレットなどの政策、育児応援ホームページの整備、
未来に向けての研究開発などに活用させてもらっています。

これまでにご寄付してくださった皆様には
どなたでも<NICU寄附への想い>のメッセージも歓迎です。

NICUメディカルクラークさん達とも共有している
[email protected] のメールアドレスに
お写真などとともにお送りくださればありがたいです。

本日は寄附への想い32を掲載させていただきます。


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胎児の担当医の気持ちでお話ししたい(2020年6月)

に登場されていたご家族からNICUに指定のご寄附とともに
下記の<NICU寄附への想い>をお寄せいただきました。

1年前のことが昨日のように思い出されましたし、
上記に書き残した想いを改めて感じました。

お腹の中に新しい命が宿る、そういう胎児の命の
行方にも心寄せたい周産期センターですし、それぞれの
命の伝えてくれる何かをご家族と一緒に考えていけたらと
思えます。

NICUで時間を過ごすご家族やスタッフ、このブログに
日々心寄せてくださる皆さまに、
多くの方に心寄せていただければ幸いです。

以下です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

スタッフの皆さま   ご無沙汰しております。


2020年5月に緊急帝王切開で出産しました りょうすけの母です。 


 20週を超えてから地元のクリニックで様々な指摘を受け、

神奈川こども医療センターへ転院することになり、そちらで大変お世話になりました。


 5月に入って胎児診断を受けるまでは、様々な疾患を持つ息子を「どう支えていくか」

「どうやって一緒に生きていくか」ということを考えていたので、

「同じご体質を持つお子さんの寿命の中央値は6日です」

「子宮内で亡くなってしまうお子さんもいらっしゃいます」

という言葉を聞いた時の衝撃は今でも忘れられません。


妊娠すれば出産の日を迎えて、

育児ができるものと思い込んでいるところがありましたので、

出産が、お腹の中で元気に過ごしている息子との

お別れの時になるかもしれないということを、

頭で必死に理解しようとして、心が追い付かない毎日でした。 


予定日よりも約1か月早く常位胎盤早期剥離を起こし、

緊急帝王切開となり、

息子との出会いから別れまでが嵐のようでした。


入院中は茫然としたり、

涙が止まらなくなったり、怖い夢ばかり見たりと、

なかなか現実を受け止められず、

今でもその時の苦しかった気持ちをよく覚えています。


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ただ、生まれたばかりの息子は本当に可愛くて、

愛しくて、会えた瞬間の気持ち、

母乳をあげられた時の喜びは一生の宝物になりました。


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一緒にいられた8時間25分が、私達家族の宝物になっています。


出産前から、

息子の身体と魂が離れてしまった後までずっと、

私達家族の気持ちに寄り添ってくださり、

手間を惜しまず希望を聞いてくださって本当にありがとうございました。


目には見えないけれど私達の傍と天国を行ったり来たりしている息子も、

先生やスタッフの皆さまに「ママとパパと にいに に会わせてくれてありがと」

「ママに優しくしてくれてありがと」と言っているのを感じます。 

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長男は毎日稜祐の話をします。写真を見ては「かわいいねー」と言い、稜祐に話しかけ、

「僕に今日こんなことがあったから、りょうちゃんも天国でおんなじことがあったと思うよ」

と言います。


可愛い我が子を失ったという深い悲しみと喪失感は

一生なくなることはないのだと思いますが、

私達家族が稜祐と一緒に生きている気持ちでいられるのは、

稜祐が旅立つ前に長男や主人に抱っこさせてくださったこと、

ずっと傍にいさせてくださったこと

とても大きいのではないかと思います。 



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愛情と優しさを持って稜祐に接してくださった豊島先生、勝又先生、江原先生、

そして妊娠中から身体の管理だけでなく心も支えてくださった産科の長瀬先生、

スタッフの皆さまに心から感謝しています。 


ほんの少しですが寄附をさせていただきました。


使途は豊島先生にお任せします。

寄附への想いは、正直に申し上げると

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「お世話になった皆さまに、稜祐のことを思い出していただきたい」

という気持ちが一番にありました。


稜祐の治療方法を話し合ったり、

NICUに通ったりといった経験は私達にはありませんが、

豊島先生のブログ等を通して思いを馳せることが多くなった、

様々な事情を抱える赤ちゃんとそのご家族に、

笑顔になれる瞬間がたくさん訪れるよう、

願っています。 


先生方、スタッフの皆さま、体調に気を付けて、

たくさんの赤ちゃんやご家族

のためにご活躍ください。


悲しくてたまらない時や仕事復帰が怖くて仕方がない時など、

先生方と一緒に撮った写真に気持ちを支えられてこの一年過ごしてきました。


 いつかまたお会いできたら、と思っています。

                                                                                                                                          

稜祐の母 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上でした。


いつもブログに心寄せてくださりありがとうございます。

また、ご家族とお会いできる日、りょうすけくんと過ごした時間を

共に偲べる日を楽しみにしています。


ご寄附は大切に活用させていただきます。その使い道を

見守っていただければ幸いです。

ありがとうございました。


これまでの寄付への想い、下記に再掲示させていただきます。


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暗闇から抜け出せた日:NICU寄附への想い22



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場所は違えどお世話になった環境のために:NICU寄附への想い23


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懸命に生きた命に思いを馳せれば:NICU寄附への想い24


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見習うべき「生き延びようと頑張る姿勢」:NICU寄附への想い25


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皆さんは独りじゃない。。。:NICU寄附への想い26


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今思い出せば、温かい気持ちでいっぱいに。。。:NICU寄附への想い27


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可愛い女性になってくれたら。。。:NICU寄附への想い28




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命の大切さ、家族の絆、感謝の心を改めて教えてくれた場所。。。:NICU寄附への想い31



このブログのコメント欄でもご感想など
お寄せいただければ幸いです。

ご意見・ご感想・
下記への寄付応援など大歓迎です。


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緊急事態宣言中の1−2月、神奈川県立病院小児医療基金への32件の新生児科指定寄付に感謝。。。


「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。

こちらは故郷納税のように税控除の対象になります。
1000円からご寄付可能です。

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」など応援したい診療科や部署に指定の上、
ご寄付いただければ使い道を各現場で決められるのでありがたいです。
(指定寄付でないと寄付があったことも存じ上げることができないので
是非、指定寄付をお願いしたいです)

「新生児科」、「NICU・新生児病棟」に指定いただければ、
今はコロナウィルス対応、その先には
新しいNICUでの患者家族のアメニィテイーの向上、
NICU卒業生の支援のための情報提供のリーフレットや育児応援アプリの開発、
NICUでのより良い診療のための研究開発、人財育成
などに活用させていただく所存です。

寄附の使途内容などはこのブログを通じて引き続き報告させていただきます。

今後とも多くの皆様に共に赤ちゃんとご家族のために
より良い医療を探していく応援をいただければ心強いです。


下記、こども医療センター新生児科が関わっている書籍などです。

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Posted byNICUサポートプロジェクト

Comments 16

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りょうすけの母  

豊島先生
りょうすけの母です。
温かいメッセージとともに、ブログに記事を掲載してくださってどうもありがとうございます。
先生方が感謝の気持ちを受け取ってくださったこと、りょうすけのことを思い出してくださったことがとても嬉しいです。
先生方も、スタッフの皆様も、大変お忙しい毎日とは思いますが、ホッとしたり、ダラッとしたり、頭を空っぽしたり・・・うまく表現できませんが、そんな時間もお持ちになれるよう願っています。
いつかまたお会いできる日を楽しみにしています。

  • 2021/05/23 (Sun) 18:01
  • REPLY
no name  

りょうちゃんママ
勝又です。
りょうちゃんママ、お手紙ありがとうございます。
クリスマスにもお手紙ありがとうございました。
時々りょうちゃんのことを思い出します。お兄ちゃんのこともママさんのこともパパさんのことも思い出します。ママさんはどうしてるかなーとぼんやり思ったりしてます。

寄付へのお気持ち、本当にありがとうございました。大切にします。
また会いに来てください。りょうちゃんのお話ししたいです。

  • 2021/05/23 (Sun) 21:37
  • REPLY
りょうすけの母  
勝又先生へ

勝又先生
わざわざメッセージをありがとうございます。
メッセージをいただけただけでも本当に嬉しいのに、思い出してくださったことがあったと知って、手紙を読んでくださっていたということが分かって、感動しています。
稜祐も、大好きな先生が覚えていてくださってることを知って喜んでいると思います。
またお会いしたいです。
いつも気持ちに寄り添ってくださって、ありがとうございます。

  • 2021/05/23 (Sun) 22:38
  • REPLY
長瀬  
お久しぶりです

りょうすけくんのママへ
長瀬です。お久しぶりです。
私は、今、少しの間神奈川を離れていますが、たまたま今日、神奈川こどもに行ったら廊下で豊島先生にお会いしてご寄付のことを伺いました。なんて偶然でしょう!きっとりょうちゃんが呼んでくれたのかな?と思っています。りょうちゃんのことはもちろんずっと覚えていますよ。あの夜の緊急手術やその後のご家族で時間を過ごしていたこともすごくよく覚えています。
ちょっと神奈川を離れてホームシックになっていたので今日りょうちゃんやご家族の写真をみて元気をもらいました。
また、神奈川に戻る予定なのでお会いできたらいいですね。

  • 2021/05/23 (Sun) 23:14
  • REPLY
りょうすけの母  
長瀬先生へ

長瀬先生からメッセージをいただけるなんて!
豊島先生のブログを通じて長瀬先生が他の病院に移られたことを知り、主人とショックを受けていました。
稜祐が長瀬先生に伝えてくれたんですね。
お伝えくださった豊島先生もどうもありがとうございました。
稜祐のことも私達家族のことも覚えていてくださっていたことに感激しています。
またいつか、お会いできる日が来ますように。
メッセージとても嬉しかったです。
本当にありがとうございました。

  • 2021/05/23 (Sun) 23:46
  • REPLY
NICU看護師N  
No title

りょうちゃん、ママさん、パパさん、お兄ちゃん

こんばんは。
りょうちゃんを担当させて頂いたNICU看護師です。
久しぶりに可愛いお顔を見ることができてとても嬉しく、思わずコメントさせていただきました。
帝王切開後でとても大変な中、みんなでりょうちゃんを可愛がり、りょうちゃんもとても頑張っていたこと、お兄ちゃんの抱っこが上手だったこと…りょうちゃんとご家族のこと、よく覚えています。
ご寄付をいただいてありがたい気持ちはもちろん、ママさんからのお手紙もとても嬉しかったです。
またいつかお会いできた時には、お話聞かせてください。

  • 2021/05/24 (Mon) 21:50
  • REPLY
りょうすけの母  
To NICU看護師Nさん

りょうすけと私達のことを覚えていてくださって、どうもありがとうございます。
「お兄ちゃんの抱っこが上手」のあたりで泣きそうになってしまいました。
りょうすけのお世話をしていただいて、入院中は病室にお顔を出してくださって、どうもありがとうございました。
いつかまたお会いすることができたら嬉しいです。

  • 2021/05/24 (Mon) 22:50
  • REPLY
no name  

稜祐君のお母さんへ
勝又先生といっしょに担当させてもらった江原です。

久しぶりに稜祐くんの可愛い顔が見られてとてもうれしいです。
お兄ちゃんとも一緒に屋上に行き、4人で過ごされている姿や、
お兄ちゃんがはしゃいでいた姿が印象的で、とても素敵なご家族だなーと
改めて思いました。

またいつかお会いした時には、一緒に稜祐くんの生まれた時のこと、
お父さんに抱っこされるまで稜祐くんが頑張ったこと、屋上で過ごした時間のことなど
お兄ちゃんともお話できればと思います。

ご寄付本当にありがとうございます。
大切に使わせていただきます。

  • 2021/05/25 (Tue) 12:30
  • REPLY
りょうすけの母  
江原先生へ

江原先生
記事を読んでくださり、わざわざメッセージをくださってどうもありがとうございます。
私が麻酔から目を覚ますまでの間、江原先生がどんな風に稜祐に向き合ってくださっていたか、後で主人から聞きました。
長男は屋上でちょっとはしゃぎすぎて、失礼があったかと思いますが、相手をしてくださってどうもありがとうございました。
稜祐も長男も、先生の優しさに触れて喜んでいたと思います。
またいつかお会いすることができたら嬉しいです。

  • 2021/05/25 (Tue) 18:02
  • REPLY
NICUサポートプロジェクト
豊島  
To りょうすけの母さん

りょうすけの母様、ご寄付もメッセージありがとうございます。この場所を大切に感じ、見守ってくださっていることに感謝です。日曜日にこのブログの記事を書き終わって帰宅しようとしたらバッタリ長瀬先生に出会い、2分違ったら会わなかったと思うと自分も偶然ではなく、りょうすけ君が会わせてくれたのだと思えていました。長瀬先生にメッセージやブログに記事書いたことお伝えできたのでした。それがママさんと長瀬先生が再会と励まし合える機会につながったと思えてりょうすけくんに感謝です。国内留学中の長瀬先生、帰還を楽しみに留守を守っている自分達にも励ましをくださった気がしてありがとうございます。ご寄付の使い道も報告していきますので、後輩のご家族、りょうすけくんご家族とのことを胸に働いているスタッフをこれからもりょうすけくんと見守ってくだされば嬉しいです。

  • 2021/05/26 (Wed) 18:50
  • REPLY
りょうすけの母  
豊島先生へ

豊島先生
お忙しい中、改めてメッセージをいただきありがとうございます。
5月に入ってから気持ちが再びざわざわすることが多く、「少しでも思い出してくださったら・・・」という気持ちで寄附への想いと写真を送らせていただきました。
思いがけず先生方や看護師さんから「忘れてないよ」という温かいメッセージをいただいて、感動しています。
長瀬先生からのメッセージには特に驚いてしまって。先生と豊島先生を引き会わせてくれた稜祐にもありがとうを言いたいし、その時に私の話をしてくださった豊島先生にも大変感謝しています。
6月にも記事を書いてくださっていたことを今回初めて知りました。その時も私達家族に心を寄せてくださり、どうもありがとうございました。
またお会いできる機会がありましたら、直接お礼を言いたいです。
ブログ読み続けます。

  • 2021/05/26 (Wed) 21:30
  • REPLY
NICUサポートプロジェクト
no name  
To りょうすけの母さん

To りょうすけの母さん、メッセージありがとうございます。<寄附への想い>はスタッフに想いを受けてその先を考える道標をいただいているとも思えます。NICUのマインドをくださっているのだと思えています。だから<寄附への想い>をくださる皆様に感謝しています。りょうすけくんのご家族の想いを胸に後輩ご家族への医療を考えていけたらと思えますので、今後とも見守ってくだされば心強いです。また、お会いする機会を楽しみにしています。

  • 2021/05/28 (Fri) 23:29
  • REPLY
りょうすけの母  
To NICUサポートプロジェクトさん

「道標」などという大それたものを作成したつもりはなく、ただ個人的な、でもどうしてもお伝えしたかった想いを「読んでいただけるだろうか」という不安と共にお送りしたまでですが、それを正面から受けとめて記事にしてくださり、お世話になった先生方や看護師さんと繋いでくださり、ありがとうございました。

  • 2021/05/29 (Sat) 00:58
  • REPLY
NICUサポートプロジェクト
豊島  
To りょうすけの母さん

To りょうすけの母さん、メッセージありがとうございます。自分、出会ったお腹の中の赤ちゃん達、それぞれの命の意味をご家族と共に感じられたらと思えています。経過や時間はそれぞれだけど、どの赤ちゃんもお腹の中で育まれた時間があり、様々な形でご家族に会いたくてそれぞれの形で生まれてくるのだと思えています。だから、どんな形でも生まれた赤ちゃんがご家族と過ごせる時間を喜んでいたいし、生まれてきた命の意味をご家族が感じるお手伝いをすることがご縁のあった新しい命を讃えることにも思えています。りょうすけくんの生まれる前の話し合い、急に生まれることになった時、パパさんがママさんが眠っている間にスマホでお兄ちゃんに弟の誕生を伝えていた光景、屋上の時間、母性病棟の時間、それぞれにりょうすけくんの命の意味を自分も感じさせてもらいました。辛くても忘れたくない時間、そういう時間がだんだん温かさを帯びてくれるまで、悲しみに心折れずご家族が、時間を止めずに生きていってくれることを天に還った赤ちゃん達と一緒にNICUから心寄せていたいと思います。また、いつか会える日を自分も心待ちしています。ありがとうございました。

  • 2021/05/30 (Sun) 16:00
  • REPLY
りょうすけの母  
豊島先生へ

豊島先生
何度もご返信をいただくことになってしまい、大変ありがたく、同時に申し訳ない気持ちです。
毎日色々な患者さんやそのご家族に向き合っていらして、集中力や判断力が常に求められる現場で、命を救うという尊いお仕事で、、、きっとNICUに通うこともなかった稜祐や私達家族は「通りすがりの人達」になってしまうんじゃないか、なってしまっても仕方ないことなんじゃないかと思っているところがありました。
生まれる前にお時間を作って色々な質問に答えてくださったことや、主人のスマホを通して長男が稜祐の応援をしたことまで覚えていてくださってありがとうございます。
豊島先生や先生方のようにはとてもなれないですが、稜祐が好きでいてくれるような自分ではいたいと思います。
何度も本当にすみません。
次は直接お会いできた時にお話しできたら(感謝の気持ちを直接お伝えできたら)と思います。
お身体大切に、ご活躍ください。

  • 2021/05/30 (Sun) 19:20
  • REPLY
NICUサポートプロジェクト
豊島  
To りょうすけの母さん

To りょうすけの母さん、メッセージに心寄せたいと思えました。「通りすがり」とは思いたくなく、「一期一会」を大切にできたらと思えています。そういう気持ちを改めて気づかせてくださりありがとうございます。

  • 2021/06/03 (Thu) 18:07
  • REPLY

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