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このほど、「xhyve - Lightweight Virtualization on OS X Based on bhyve|pagetable.com」において、Mac OS X 10.10 Yosemiteで動作する新しい仮想化ソフトウェア「xhyve」が発表された。xhyveはFreeBSD bhyveをMac OS Xに移植したソフトウェア。Yosemiteで導入されたHypervisor.frameworkが活用されている。
xhyveの特徴として次の項目が紹介されている。
- 230KBほどのサイズできわめて軽量
- 他のソフトウェアへの依存を持たず完全にスタンドアロンで動作する
- Mac OS X向けのソフトウェアとしてBSDライセンスで提供されている優位の仮想化ソフトウェア
- Hypervisor.frameworkを使うことでカーネル内部ではなくユーザモードですべて動作するようになっており、カーネルエクステンションを使う必要がなくなっている
- マルチCPUをサポート
- ネットワークをサポート
記事ではMac OS XにおいてDockerを動作させるといった用途が紹介されている。
bhyveはXenやKVMに相当する仮想化技術。FreeBSD 10に導入された機能で、ストレージからホスティングまでさまざまな用途で活用されている。CPUの仮想化支援機能を利用することを前提に設計および実装が行われおり、類似の技術と比較して軽量でソースコードの見通しがよいという特徴がある。