チャーシュー。焼豚ともいうこのメニューは、そのまま食べてももちろんおいしいし、丼やラーメンに使ってもヨシとかなり使い勝手の良いメニューだ。焼き豚ともいうくらいなので豚を使うのが普通なのだが、今回は節約のため鶏肉、しかも安いムネ肉を使って電子レンジで簡単に仕上げる。
著者プロフィール
マイティ
節約料理研究家・日本ソムリエ協会認定ソムリエ
東京都在住。都内の人気料理店で店長を務めたのちに結婚。2004年に趣味の節約を生かして、節約料理のブログを開設。「節約は明るく楽しみながら」をモットーに、愛する家族のため、節約しつつも安くてリッチな献立作りに励む。料理以外にも公共料金の節約術、ハンドメイドなどを公開したブログ『1ヶ月2万円の節約レシピ』が人気を集めている。節約をテーマとした雑誌やテレビ出演も多数。
「鶏胸肉のレンジチャーシュー」材料代(2人分)135円
見よ、下の材料欄を。たったこれだけの材料で、チャーシュー風のメニューが完成。しかも電子レンジ調理なので、超簡単。ぜひお試しを!
材料(2人分)
鶏ムネ肉 1枚 / 焼肉のタレ 大さじ3 /レタス・プチトマト 適量
つくり方
鶏ムネ肉は皮にフォークなどで数カ所穴をあけ、焼肉のタレをもみ込み、冷蔵庫で一晩漬ける。
1をタコ糸で縛って耐熱皿にのせ、ラップをかけずに電子レンジ600Wで3分、裏返して3分加熱する(機種によって加熱の具合が変わるので、要調整)。
粗熱を取って薄く切り、盛り付ける。残ったタレをかけ、あればレタス、プチトマトを添える。
「ごはんにのせてチャーシュー丼、ラーメンのトッピングはもちろんのこと、刻んでしまえばチャーハンの具材にもなります。色んな食べ方でどうぞ~! 」(マイティさん)。
「豚小間と豆腐のお好み焼」材料代(2人分)208円
次は豚肉と木綿豆腐でつくるお好み焼風メニュー。小麦粉は一切使っていないのに、ミニサイズのお好み焼のよう。少ない材料でOKなので、1品足りない……というときにも活躍してくれる。
材料(2人分)
木綿豆腐 1丁 / 豚コマ切肉 200g / 塩・胡椒 少量 / 卵 1個 / サラダ油 大さじ1/2 / 中濃ソース 大さじ1 / マヨネーズ 大さじ1 / カツオ節・青海苔 各適量
つくり方
豆腐は水気をしっかり切り、10等分する。
豚コマを広げ、1の豆腐をのせて巻く。塩、胡椒をふりかけて下味を付ける。
溶き卵に1をくぐらせ、サラダ油を薄く引いたフライパンで両面を焼く。
皿に盛って中濃ソースを塗る。マヨネーズを絞ってカツオ節、青海苔を振りかけたら完成。
「豆腐は水気をしっかり切ってください、水分が残っているとベタッとなってしまいます。溶き卵が残った場合は、もったいないのでフライパンに流し入れて一緒に焼いてくださいね。豚肉の旨みを豆腐が吸って、ふんわりとしたお好み焼風の一品に仕上がります」(マイティさん)
注1 食材代は東京都内にあるスーパーの底値を基準に計算しています。
注2 米や基本的な調味料は材料代に入れていません。