“日本一のコント師”を決める大会『キングオブコント2025』の決勝が11日(18:30~21:56)、TBSで生放送され、お笑いコンビ・ロングコートダディ(堂前透、兎)が優勝した。2年連続4回目の決勝で18代キングの座をつかんだ2人が、放送後に報道陣の取材に応じた。

  • ロングコートダディ(堂前透、兎)

    ロングコートダディ(堂前透、兎)

昨年に引き続き、ファーストステージでトップバッターを務めたロングコートダディ。「モグドン」というネタで1位通過してファイナルステージに進出し、2本目のネタ「警察泣いてる」でも大きな笑いを取り、優勝に輝いた。

優勝した心境を聞かれ、堂前は「ポリスピースって感じですね」と喜びを表現し、兎は堂前から「泣いていました?」と聞かれると、「感極まっただけで泣いてはない。うれしいです本当に。ずっと目指していたところなので」と語った。

また、堂前は「僕は正直、今年で終わろうと思っていたので。優勝せずとも優勝してもどっちでも終わろうかなと思っていたので、一番いい形で終われてよかった」と述べ、一方、兎は「優勝しなかったらまた来年も出たいから、ケンカすることになると思っていたので、1個ケンカはなくなった」と安堵。

堂前が「一応話し合った結果、『わかった、今年優勝できなくても来年も出るわ』という感じになったんですけど、平気で嘘ついたろと思っていたので、嘘つきにならずよかったです」と言うと、兎も「僕も勝手にエントリーしたろと思っていたので、ギスギスしなくてよかったです」と話して笑いを誘った。

そして、優勝するまで出続けたいという強い思いがあった兎は「堂前と組んでからの僕の中の目標がずっと『キングオブコント』だったのでそれは果たしたかったというのと、堂前だと賞レースもっと早く取れても、ってたまに思っちゃって、取れないのが僕に原因があるのかなとかもあったんで、そんな自分を否定したくて必ず取りたいと思っていました」と思いを明かしていた。

史上最多エントリー数3449組がエントリーした今年の『キングオブコント』。決勝のファーストステージは、ロングコートダディ、や団、ファイヤーサンダー、青色1号、レインボー、元祖いちごちゃん、うるとらブギーズ、しずる、トム・ブラウン、ベルナルドの順でネタを披露。審査員1人あたり持ち点100点、計500点満点で競い、ロングコートダディが474点で1位、や団が473点で2位、レインボーが464点で3位となり、この3組がファイナルステージに進出した。

ファイナルステージは、レインボー、や団、ロングコートダディの順でネタを披露し、同じく500点満点で採点。レインボーが454点(合計918点)、や団が464点(合計937点)、ロングコートダディが471点(合計945点)となり、ファーストステージとの合計得点が最も高かったロングコートダディが、第18代キングの称号と優勝賞金1000万円をつかんだ。

  • ロングコートダディ(堂前透、兎)
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  • ロングコートダディ(堂前透、兎)
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