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フロッピー時代の怪作エロゲーが復刻。「はっちゃけ”HARDな”あやよさん本」が本日発売開始

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 9月28日、秋葉原BEEPから「はっちゃけ”HARDな”あやよさん本」の通常版の発売が開始された。価格は4800円(税別)。店頭で発売されているほか、BEEPの通販サイトを通じても購入可能となっている。

 『はっちゃけあやよさん』とは、1990年代に有限会社ハードが発売していた美少女ゲームシリーズ。ゲーム中に選択肢が1つしかなく、ゲームそのものも十数分で終わってしまう、当時は存在していなかった低ボリューム、低価格作品としてヒットを記録した。
 謎のセクシーオリンピックが開催されるなどヘンテコなストーリー展開も話題の要因となり、約20年の時を経ても知る人ぞ知る怪作シリーズとして人々の記憶に残っている。

 「はっちゃけ”HARDな”あやよさん本」では関係者によるインタビューやラフ原画、HARDの広告ギャラリーなどが収録。おまけというかたちで、シリーズ作品を収録したゲームディスクが付属する。

 特に注目すべきは「長岡建蔵流ドット絵講座」や「ディスクシステム版プログラム講座」、「アニメプログラム講座」などで、フロッピーディスク時代に開発された美少女ゲームにおけるかつての技術が深く解説されている。

 今回の企画を推進しためんそPは、昨年のインタビューで「復刻に関わったいちばんの理由としては、HARDさんのグラフィック技術をしっかりつなぎ留めたいという思いが強かったんです」とも伝えていた。

フロッピー時代の怪作エロゲーが再販へ、裏には「失われし16色ドット技術」の伝承。『はっちゃけあやよさん』再販の謎に迫る

 第1作がリリースされてから28年。当時プレイしていたプレイヤーはもちろん、かつてのゲーム作品がどのように開発されていたのかを垣間見たい読者は、ぜひチェックしてみてほしい。

文/ishigenn

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ライター
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ニュースから企画まで幅広く執筆予定の編集部デスク。ペーペーのフリーライター時代からゲーム情報サイト「AUTOMATON」の二代目編集長を経て電ファミニコゲーマーにたどり着く。「インディーとか洋ゲーばっかりやってるんでしょ?」とよく言われるが、和ゲーもソシャゲもレトロも楽しくたしなむ雑食派。
Twitter:@ishigenn
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