町田ゼルビアOB鄭大世の「相手壊す」発言に…東京Vサポの元監督も疑問視

2024年12月20日(金)6時13分 FOOTBALL TRIBE

鄭大世 写真:Getty Images

 町田ゼルビアOBの鄭大世氏は先日、黒田剛監督率いる町田のプレースタイルに対する批判に反発。ロングスローにおけるタオルの使用や、パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為が問題視されるなか、「ノーファウルでルール内であれば、相手を壊すことも考える」「どんな汚いことをしても勝つのはプロ」といったコメントを巡り様々な意見が飛び交うなか、東京ヴェルディを応援する政治家も鄭大世氏の発言内容に関心を寄せている。


 鄭大世氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』の特別番組「UNSAID」に出演。今も絶えない“町田批判”や日本のサッカーファンの考え方について、以下のようなコメントを残している。


 「サッカー界すべてが町田に感謝しないといけない。批判あるじゃないですか?あれ全部負け惜しみなんですよ。自分が応援している、サポートしているクラブが負けた腹いせに、あいつらのサッカーはダメだと言っている。文化的にも出る杭を叩くという文化が着実に存在している。どの国にいっても」


 「数年前まで環境は、本当にアマチュアなんですよ。練習場も人工芝。クラブハウスもない。それだけ劣悪な環境でやってきたなかで、スポンサーがしっかりしたところが付いて、今みたいな成功街道を描いたことに対して受け入れられていない人がいるからこういう言葉が出てくる」


 「サッカーを知らない人が『激しすぎるだろう、ロングスロー?』といったことを言う。海外のサッカーを見たら、むしろ優しくて。これは選手の本音で、引退したから言えるけど、ノーファウルでルール内であれば、相手を壊すことも考える。どんな汚いことをしても勝つのはプロだし、勝たなきゃいけない」


 この発言を巡っては、ネット上で結果出せばなんでもいい」「町田だけ責められるのはおかしいし、他のクラブでもやっていることある」と賛同意見が挙がる一方、「相手へのリスペクトなしに勝利至上主義だけ掲げているのか?」「『ノーファールでルール内であれば、相手を壊すことも考える』というのが嫌ですね」といった否定的な声も。「言葉選びを考えるべきだ」「誤解を生む可能性ある」という指摘も相次いでいるが、多摩市議会議員(自民党)の桐木優氏はこう疑問を投げかけている。


 「『ノーファウルでルール内であれば、相手壊すことも考える』って、町田ゼルビアほんとにサッカーに対してこんな考え方してるの…?」


 学生時代にサッカー選手として活動したほか、鶴牧サッカークラブトップチーム監督として東京都社会人サッカーリーグ4部優勝を成し遂げた実績を持つ桐木氏。2023年12月に自身の公式サイトで東京VのJ1昇格を祝ったほか、XではMF見木友哉のアビスパ福岡移籍に言及するなど、いち東京VサポーターとしてのSNS投稿も多く見受けられる。

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