新房昭之×久米田康治の次は新房昭之×唐沢なをき

第二期も好評放送中のさよなら絶望先生俗・さよなら絶望先生).いや,実に面白い.
特に最近の第六話と第七話のCパートの暴走っぷりは素晴らしい.

第六話のCパートでは

な感じに,声優をとっかえひっかえして遊んでた.本来は神谷浩史であるはずの糸色望の声だけでも

『俗・さよなら絶望先生』第6話Cパートの声:水島大宙杉田智和上田陽司沢城みゆき真田アサミ小林ゆう野中藍新谷良子
さよなら絶望先生の登場人物 - Wikipedia

が,入れ替わり立ち替わり演じた.たぶん,声優を入れ替えて遊んだりするギャグは,既にどこかでやられているのだろうけど,ここまで徹底したことは今までに無かったことだろう.

第七話のCパートでは

な感じで,影絵アニメ,パステル調の作画,切り絵アニメ,実写,クレイアニメと発展し,サイケアニメ…というたたみ込み方をしている.これも一つ一つのネタは既にほかでやられている,決して目新しいものではないのだが,この徹底ぶりは見事である.


これらは,アニメーションを構成する要素の一つ一つをネタにする…所謂『メタレベルの笑い』ってやつなんだけど,さよなら絶望先生は今後もCパートはメタレベルの笑いを積み上げていくつもりなのだろうか(要するにアニメーションを解体してゆく)…だとしたら,すごい楽しみである.

久米田康治じゃなくて唐沢なをきだろう

しかし,このメタレベルの笑いを極めるつもりであるならば,久米田康治じゃなくて唐沢なをきの方が良いのではないか?
確かに,久米田康治もメタレベルの笑いの使い手(?)ではあるのだろうけど,唐沢なをきには遠く及ばない.

これは,唐沢なをきの鉄鋼無敵科學大魔號から引いたものだけれど,見てわかるとおり,紙芝居だ(漫画なのに).しかも,これが延々と1連載分(12ページ)続く.

続いて,これはカスミ伝△から引いてみた.微妙に分かりにくいけれど,この話では背景はすべてカットブックを使っている.カットブックとは

Eazyカット集はマンガやイラストの制作に、そのまま切り抜いて使える背景カット集です。
背景原画Eazyシリーズ、使えやすいように縮小・拡大・反転などの処理をしたものが収録されています。
切り抜いて貼るだけで、楽しく簡単にマンガの画面やイラストが作れます。

このカット集のカットをご自分の作品に使って、投稿や出版されてもなんらさしつかえありません。
http://www.sam-t.co.jp/syouhin/book/index.html

という非常に優れもののことである.この回では,途中で

といった状態にまで逝ってしまう.

さらにこれは,怪奇版画男から.その名の通り全編版画で漫画を描いている(彫っている?).他にも唐沢なをきは,炊いたお米に岩ノリで漫画を書いた“米まんが”…なるものまで描いている(作っている?).


う〜ん,やっぱり久米田康治の次は唐沢なをきと組んだ新房アニメを見てみたい.



http://okimamoton.sblo.jp/article/10728718.html
http://okimamoton.sblo.jp/article/11011885.html