9000円の修理を420円で済ませた

CDプレイヤーとして使っているDVDプレイヤーがだいぶ前から電源が入らなくなりました。
OnkyoのINTEC155シリーズのDV-S155というやつです。

アニメ関連のCDはたいていパソコンで取り込んでパソコンで聴くか、iPodで聴くかどちらかなのですが、特典で付いてくるドラマCDとかはいつもこのプレイヤーで聴いています。
相当前に壊れたのでひだまりスケッチ4巻に付いてきたドラマCDも聴けなかったですよ。いや、パソコンで聴けばいいんですけど、なんか負けたような気がして。
そんな用途なので、実際のところあまり使っていないのですよ。寝るときのスリープや朝起きるときの目覚ましとかにも使わないし。


しばらく我慢していたのですが、ひだまりのドラマCDがいつまでも聴けないのは精神衛生上よくないので、購入店へ修理を依頼。
保証が切れていたのでメーカーに送って修理代金を見積もってもらうということだったので、5000円くらいだったらそのまま修理してくださいとお願いしました。なんか釈然としないけど。
待つこと1週間。見積もりが出たのですが、どうやら5000円でおさまらなかったらしく、9000円の見積もりがでたそうです。

  • 故障箇所は電源ユニット
  • コンデンサを交換して内部清掃する
  • 9000円かかる

ということでした。
このDVDプレイヤーは2万円くらいで買ったものなので、9000円を追加で払うのはどうかと思うわけで。
とりあえず修理はキャンセルしました。
送り返してもらい持って帰りましたよ。


でも、電源部故障でコンデンサ交換で済むというのであれば、なんか自分でできそうな気がします。
もともと買い換えるつもりだったし、ひとまず分解。

右に見える基盤が電源ユニットです。
ユニットだけ取り外します。

あー、トランスの手前にある真ん中らへんの電解コンデンサですね。盛り上がってます。

こいつを交換すればいいわけですよ。
1000μFの10Vと書いてあるコンデンサが2本。
ちなみにコンデンサのメーカーらしきものには「JAMICON」と書いてあります。ググってみたのですが、あまりいい評判は見ませんでした。


愚痴っててもしょうがないので、アキバでコンデンサを買ってきました。ガード下です。
「1000μF-10V」で電源用のコンデンサをくれと、お店の人に頼んだら出てきたのがこちらの電解コンデンサ。

「1000μF-16V」のコンデンサになってますが、お店の人が出してくれたものなので大丈夫でしょう。
メーカーは日本ケミコン製です。信頼性が高いらしいです。
1本210円でした。2本で420円。・・あれ?メーカーの修理見積もりは9000円だったような。


家に帰って作業再開。
裏からハンダごてを当てて、ダメコンデンサを引っこ抜きます。
抜いたあとがこちら。

あとは新しいコンデンサを差し込んでハンダ付け。電解コンデンサには極性があるので、間違えないようにしましょう。

新しいコンデンサは心なしか頼もしげです。
あとは、元通りにしてフタをして、通電確認。
おー、電源が入りました。CDを入れると小気味よい回転音をさせてくれます。
アンプにつなげたら、以前のように音を奏でてくれました。
修理は無事に成功です。


といった感じで、メーカーに修理を出すと9000円のところ、420円で済みましたよ。アキバにはチャリで行ったから交通費はかかってません。
点検やら清掃やらで一概に比較するのは違うかもしれませんが、21倍もの修理代金を請求されるところでした。怖いなぁ。
OnkyoさんはWAVIOも愛用させていただいてますが、もうちょっと顧客満足度を上げる努力した方がいいんじゃないですかね。こっちは全然無茶な使い方なんかしていないわけですから。
見積もりの詳細もらっておけばよかった。420円をどうすれば9000円になるのか興味があります。
むしろ、5000円までは出すと言っているんだから、5000円でできる作業をやってくれたらいいのに。コンデンサ2本交換するくらい5000円でできるでしょう。
素人の私でも、写真撮りながらやってても15分で終わりましたよ。