【問】と【答】

【問】 星の盗み方を140字以内で述べよ。
necov 2011/01/19 23:16:33

@necov 【答】夜空を仰ぐように隣で寝そべっている君の黒目に星を浮かべたまま、口移しに甘い甘い金平糖を。君がゆっくり瞼を閉じたら、たくさんの星を閉じ込めた君はもう僕のもの。
yumicontrail 2011/01/19 23:41:25

@yumicontrail 素敵な答えをありがとう。星だけでなく心も奪ってしまうなんて、なんて欲張り。次は君の中に月を閉じ込めて、月が綺麗ですねと口移しで囁くんだ。
necov 2011/01/20 03:39:46


【問】 月の香りについて140字以内で述べよ。necov 2011/01/20 21:30:03

@necov 【答】あの、とおくの、こんじきいろのまあるいおつきさまは、きっと、きっと、おーぶんでやきあがったばかりの、こうばしいくっきーと、おなじかおりがするのよ!きっと、きっと、そうよ!
dariyahime 2011/01/20 21:55:04

@dariyahime 静かな午後のお茶会からそっと抜けだしたクッキーがあんなところに。ああ、だから微かに木漏れ日が見えるんですね。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/01/21 00:09:58

月香は甘く涼しい花香に似ると云う。花は夜毎、胸裏に芽吹いては、陽光に融ける様にして枯れ行く。誰も其の色を知る由無き儘。残香も果敢無く、口伝えにのみ真の香を得る事が出来る。
so__w 2011/01/20 22:21:01

@so__w 月光の静けさが肌を圧す感触は花の香りに似て。ぼくは陽光に融けて、色素を失ったまま青空に取り残された月も好きだよ。こっそりと甘美な答えをありがとう。
necov 2011/01/21 00:54:46

【答】あの日、僕のホットブレンドの水面に映って揺れた満月は君の胸元のまあるい銀のペンダントだった。まるでいつまでも溶け切らないミルクのようで、僕は君を見ないで冷めたカップの中身を何度も混ぜた。いつしか月は溶けて、君はもういなかった。ゆえに、月は別れの午後の珈琲の香。
yumicontrail 2011/01/20 22:44:26

@yumicontrail こころの中で滲んでゆくお月様は、口を付けたら冷たくてほろ苦いのかしら。つぎに満ちる月は蜜のように甘いあまいバニラアイスでありますように。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/01/21 00:21:32

@necov 雲に隠れた向こうにあるもの。誰かも同じ夜空に見上げていると思えるもの。虚ろに滲んだ輪郭から溢れたそれには確かに匂いがある。それは鼻先を抜け、記憶を通り、やがて覚えのない郷愁を刺激してゆく。私の知らない思い出のどこかにある、月の香り。
A1_eiichi 2011/01/20 23:00:32

@a1_eiichi 遠い誰かの思い出と月の香りでつながっているなんて素敵。月に見惚れるひともそうでないひとも大事にしたいな。そういえばかぐや姫は月の香りを知っているのかしら。答えてくれてありがとう。
necov 2011/01/21 00:43:49


【問】砂糖や蜂蜜などを用いた甘い罠を140字以内で述べよ。
necov 2011/01/26 21:20:14

【答】君の散歩時間に合わせて、蜂蜜たっぷりホットケーキとブラウンシュガーホットミルクの準備。コンロから換気扇へ。するりと抜けて通りに向かう、甘い甘い招待状。裏庭から入っておいで。ご馳走してあげる。
so__w 2011/01/26 21:44:50

@so__w そんな罠にだったら何度でもかかってしまいたい。ぼくのことをよくご存知であるかのようなpostにふとホットケーキの幻臭が鼻孔をかすめたよ。甘い答えをありがとう。
necov 2011/01/28 19:16:18

@necov 【答】取り返しのつかない詞を投げつけた拍子に、君の心は真っ白に砕けて、さらさらと流れた。瞬間、君は甘い砂糖菓子となり、涙は哀しみの濃度で蜂蜜みたいにとろりとしていた。それは、最後のその瞬間まで僕が信じなかった、愛情の結晶だった。あの日からずっと、君を忘れられない。
yumicontrail 2011/01/26 22:55:13

@necov 【答】お砂糖は、いくつ?と彼は訊き、ふたつ。と彼女は言った。ああ、なんてこった、角砂糖があとふたつしかないや。じゃあ、僕はお砂糖なしにして、あとで君からお砂糖ひとつぶんの甘いご褒美をもらおう。君を笑顔にするのに成功したらね。と彼が言い、何言ってるの。と彼女は笑った。
yumicontrail 2011/01/26 23:28:02

@yumicontrail 切なさと幸せに染み渡る甘い答えをありがとう。甘く始まり甘く終わる、言葉に掬われたゆみさんの世界っていつも素敵だわ。日々のささやかなできごとを大事にしまってゆきたくなります。
necov 2011/01/31 19:02:44


【問】新月と呼ばれるこの夜、お月様は何処へ行ってしまったの?
necov 2011/02/03 20:05:57

@necov ワシが喰うてもた。ニヤ。
niya_nekomata 2011/02/03 20:11:20

@niya_nekomata その猫舌で毎晩ひと舐め、満月が14日で消えてしまったね。どんな味がしたのかしら。答えてくれてありがとう。
necov 2011/02/03 21:22:37

@necov 街角の洋菓子屋さんで、レモンケーキのために寝かせてる、蜂蜜と檸檬の砂糖漬けの瓶の中 に隠れてる
cocoacism 2011/02/03 20:20:37

@cocoacism そのレモンケーキを是非頂きたいわ。お月様なのに何でだろう、きっときらきらしている気がするの。次に昇る時は甘い香りを夜空にひくのね。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/03 21:27:49

【答】森の深遠。密やかな湖に痩せ衰えた身を横たえ、月は麗しの白鹿が口付けるを待つ。一月の逢瀬を掛け、癒された後は其の真白きかんばせを映す鏡となる。
so__w 2011/02/03 21:34:04

@so__w 休息は孤独ではなかったのですね、白鹿との絆を映すさらさらの月面はどこかくすぐったいわ。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/04 18:34:17

@necov 【答】雲食い鳥は、ある晩うっかりお月様を食べてしまいました。おなかの中でお月様は幸せそうに言いました。こんなに温かいのは初めて。ずっと居てもいい?雲食い鳥は翌朝、月の卵を産みました。寂しくなったら、また食べてあげる。だけど僕には灯りが必要。だから、月に一度だけね。
yumicontrail 2011/02/04 16:14:07

@yumicontrail 高いたかい夜空は寒いのかしら。お月様もさみしいのかしら。雲食い鳥には毎晩高くたかく飛んでもらいたい、ぼくと月がさみしがらないように。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/04 18:44:24


【問】止みそうな雪を引き止める方法を140字以内で述べよ。
necov 2011/02/11 23:10:01

【答】いますぐ外に出て空を、口を開けて、ひとすくい、舌先で結晶を感じて。融けるまでその感覚を忘れなければ、たぶん止んでも気付かない。雪を引き止めなくても、あなたはスノードームの中に。
blackbrake 2011/02/11 23:20:19

@blackbrake 雪を招き入れて顔を上げる。気道をゆっくり降りてゆく気配。捕らわれてしまったのはぼくだったのかもしれない。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/12 00:25:07

【答】硝子洋杯に雪片融かして飲み干して御覧。瞼閉じれば其の裏にゆうらり舞う白。鼓膜の奥は深々と、雪降る音だけが谺する。十二分に堪能したなら、暖かいココアを飲めば良い。身の内の雪は融け、するりと眦より溢れて行く。
so__w 2011/02/11 23:43:54

@so__w ぼくの内に引き止めた雪片は、大ぶりの霙になってしたしたと未練の音をささやいていたの。そうかココアを飲んでしまえばよかったのだ...。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/13 00:24:46

@necov 【答】冷たい小さな指が、真っ赤な南天の果実で僕の瞳をこしらえた。僕はスノーマン。冬の空の忘れ物。僕に命を吹き込んでくれたあの子の笑顔は宝石みたいだった。溶けてなくなるその前に、僕はもう一度生まれ変わらなくちゃ。だから大丈夫。僕の想いが、もっともっと、雪を呼ぶから。
yumicontrail 2011/02/12 14:25:20

@yumicontrail また来てほしいな、ぜったいだよ。この南天はきみのだから、そのときまでとっておくからね。はやく肩にふれて頭をなでて降りてきて。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/13 02:51:51

【答】ああ、君、そんなことは言わないで。嬉しいのだけれど、降り続くばかりでは私とて何れ尽きてしまう。かの詩人は私を天上のアイスクリームと詠んだ。ここはひとつ君も、未だ清いところを一匙掬って呑みくだし、私をその身に還してみては如何かな。そして巡り廻る季節の果てで、また逢いましょう。
Gnossinne 2011/2/13 01:00:00

@Gnossienne しんしんと空間を満たしつづけるあなたは永遠のようで、ぼくを夢ごこちにさせるのです。儚く消えても唯一こころに残るからこんなにさみしい思いをするのかな。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/13 02:47:26


【問】月に吹く風について140字以内で述べよ。
necov 2011/02/18 22:47:08

@necov 【答】モノクロームの世界に吹く風はプラチナの色、、、死の匂いすら含まず音も無く、、、ただモノクロームの砂の上に波形を描く、、、
niya_nekomata 2011/02/18 22:58:09

@niya_nekomata 無音の中でうつろいゆく月の砂漠。風を感じながらそっとつま先で砂を撫でたら、ぼくの体内も無音になっているのかしら。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/22 13:50:40

【答】吹き抜く風はレゴリスを巻き上げ、はらりはらりと地表へ返す。其れは恰も、深海に降り積む粉雪に似て。其の乱舞に月は、二十三の古き水の記憶を見ている。
so__w 2011/02/18 23:11:30

@so__w 静かに水を湛えたような月の表面も、立ってみると上に下に踊る粉雪、そこは水墨画の世界。いや、太陽の光を受けて、もしかしたらきらきら光っているのかもしれない。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/22 14:04:39

@necov 【答】街角のピエロがくれた青い風船。嬉しくてふわふわ揺らしていたら、ふとしたはずみで掌を離れて空に消えた。ピエロは言った。あの風船は長い旅を経て月へ降りるよ。其処では風速7ミリっていう湯けむりみたいな風が吹いていて、その風に乗って永遠に青く揺れ続けるんだ。美しく。
yumicontrail 2011/02/19 00:14:44

@yumicontrail ああ、ぼくはその風を知っています。ゆっくり音もなく山の尾根をすべりまたぐ雲たちはまさにそんな風だった。頬にかかる髪がすこしくすぐったいくらいの。月の世界へ行った風船はどうか同じ色の星が見える場所で揺れ続けますように。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/22 14:12:26

@necov 【響】月に吹くかぜ 真夜中のラジオ 砂嵐の向こうがわ
sktwt 2011/02/19 01:07:40

@sktwt 遠い、とおいノイズに目を凝らして、手を伸ばして。声を上げてもすぐ無音にかき消される風は今夜も吹き続けるのでしょう。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/22 14:15:41

【答】グレイシアブルーの風に散らされ、薄荷の小鳥が一声鳴いた。だから私この際とばかりに、胸いっぱいに吸い込んだ。無垢なるうすらいのトワレ。わだかまる未明の青さを、どうか彼方へ吹き払って。夜の膚にさざなみさえ立てずに。温度がなくても呼吸できるんだってこと、どうかあの子に伝えてよ。
Gnossiennne 2011/02/19 01:48:00

@gnossienne 月の夜は地球の青い光に照らされているのかしら。薄目を開けてオゾンの繭にくるまったぼくは、吹きさらしの月面からの使者を待つよ。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/02/22 14:51:54


【問】大事なひとのいない夜、真っ暗な部屋の中でおもいを伝える方法を述べよ。
necov 2011/03/15 22:23:07

@necov 蝋燭の灯りで、戀文を綴るのです。さうして、大事な人に渡せる機会が訪れたときに渡せばいゝと思ふ。若しくはテレパシーだな。
noroi_chan 2011/03/15 22:31:09

@noroi_chan 紙面に零したワインを滲ませて、引き出しに仕舞ってしまおう。こんな風に飲んだくれてることくらい、見透かされているかもしれない。答えてくれて、ありがとう。
necov 2011/03/16 13:06:25

【答】会いに行く。夜の暗闇を切り裂く一陣の風となって、彼のもとへ飛んでいく。もう想いを伝えるのをためらうなんて馬鹿な真似はしない。愛に生く。
Gnossienne 2011/03/16 13:18:23

@Gnossienne あなたは強いわ。きっと届く、夜は推進力を与えてくれるでしょう。頼もしい答えをありがとう。
necov 2011/03/16 16:20:00

@necov 3日遅れの【答】明日はお月様が、青いお星様に会いに来る夜。お月様に手を伸ばせば、想いはきっと昇華するように小さな身体を抜け出して、大事な人に逢いに行く。http://t.co/xywjqSU
yumicontrail 2011/03/19 10:33:14

@yumicontrail 明日のお月様はなんだって叶えてくれそうな気がするの。屋根の上で一度だけ鳴いてみるよ。それがぼくの祈りです。答えてくれて、ありがとう。
necov 2011/03/19 20:08:57


ね、だれか、「にゃあ」って言って。
necov 2011/03/17 01:45:18

@necov 「にゃあ」
garamu1217 2011/03/17 01:57:23

@garamu1217 にゃあ。明日の陽が輝かしく昇りますように。おやすみなさい。
necov 2011/03/17 02:30:23

@necov にゃあ
Gnossienne 2011/03/17 01:59:26

@gnossienne にゃあ。壊れ壊すことしか知らなかったぼくに、みせつけてくれ。自分にみせつける為にも全力で応援するよ。福島に幸あれ。
necov 2011/03/17 02:34:07

@necov ねこふさん、にゃあ----!!!
dariyahime 2011/03/17 02:02:48

@dariyahime にゃあ。ダリヤさん、こだましてくれてありがとう。淡いだいだい色の光がともる、あいことばなのです。にゃあ。
necov 2011/03/17 02:43:06

@necov にゃあ
akke 2011/03/17 03:35:29

@akke にゃあ。いつもありがとう。いま、お魚さんをカラビナにつけようと奮闘中です。
necov 2011/03/17 04:40:30


【問】夜に関する言葉を用いた台詞を140字以内で考えよ。
necov 2011/03/20 00:11:28

【答】夜妻の身なれども、千夜を重ねて通っておくれ。一夜切りと云うのなら、夜蛾の様に燃しとくれ。燃えたらきっと月へ行き、アンタの夜見路を照らすから。
so__w 2011/03/20 00:21:50

@so__w 格好いいわ。夜に満ちる濃い香りはこんなにも妖艶だったかしら。薄く透明になってしまいそうなぼくには惚れ惚れするよ。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/03/20 13:26:53

【答】君は僕の月(tu mia luna)―とか、そんな歌なかった? 気まぐれに表情を変えて、されど本質は変わることなく。いつも傍にいるように見えて、少しずつ遠ざかる。まるで誰かのようじゃないか。……どうか願わくば、「僕の月になってください」
Gnossienne 2011/03/20 04:40:55

@gnossienne 遠いわ…。とおいの。その香を吸い込もうとしてときに溜息をつく、手を伸ばしても届かない。けど毎夜あなたにまみえるのなら、ぼくを中心に回ってくれているのなら。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/03/20 13:31:23

@necov 【答】君があんまり泣くからさ、こうしよう。今夜、朝日が昇る前までに君の部屋のドアをノックすることができたなら、僕と一緒に来てくれるかい?だけどもし僕が遅れたらさ、君は明日からも君の生活を、続けてよ。そのときは僕、日の出と同時に西の空で、いちばん明るい星になってる。
yumicontrail 2011/03/20 18:21:33

@yumicontrail 星の瞬きをあなたの足音と聞き違えて、ぼくは一層耳を澄ます。朝の影は君に触れようと、うんと伸びるでしょう。消えてしまう時までその瞬きで撫で続けて。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/03/20 18:48:38


【問】                 。
necov 2011/03/21 00:10:55

@cocoacism あ… 声が月に吸い込まれてしまった。ほら、君も。応えてくれてありがとう。
necov 2011/03/21 15:20:39

【答】思考を言葉に仮託しない、それもまた一つの語り口であると思うんだ。
Gnossienne 2011/03/21 00:19:39

@Gnossienne 何も浮かばなかったんだ。ううん、僕の中には雲と月だけが浮かんでいた。けど、誰かに問うてみたかった。応えてくれてありがとう。
necov 2011/03/21 15:27:43

【答】背中合わせ、ただ君の息遣いに耳を傾ける。
so__w 2011/03/21 00:48:02

@so__w 言葉も声も失った月の下、背中が温かかった事をよく覚えてる。いつもそばにいてくれてありがとう。
necov 2011/03/21 15:32:25

@necov 【答】。これは、お月さまが落としていった一粒の涙。温かく触れ合う夜が過ぎ、再び遠ざかってゆく互いの距離を哀しんで次第に冷たく曇ってゆく青いお星様を、お月さまはただ優しく照らして、一粒だけ涙を零した。その雫を抱きしめて今、青いお星様は、堪らず大粒の涙を零し続ける。
yumicontrail 2011/03/21 08:57:32

@yumicontrail 青い涙の香を吸い込んで、ぼくはもう一度だけ鳴くことにしよう。お月様の分も涙を流したら、群青のそらを仰いでよ。君を見守る柔らかい光は、今日も変りなくそこに。応えてくれてありがとう。
necov 2011/03/21 17:04:48


【問】あなたの「夕日の反映」はどんな風景?
necov 2011/05/24 21:37:10

@necov 【答】君の街へ向かうハイウェイ、僕たちは長い長いトンネルに滞っていた。無彩色の窓の中、ふたりコウモリ色に染まっていると、この旅には出口などないと思えて幸せだった。やがて、昼間羽毛のように透き通っていた君のシャツが少しずつしっとりと橙色に染まり、唐突に旅は終わった。
yumicontrail 2011/05/24 23:12:08

@yumicontrail 僕たちを呑み込んだ橙色が続くうちに君を部屋に閉じ込めてしまいたい。これは朝日が昇るまで続く魔法。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/05/26 09:06:18

【答】窓辺に吊るした洋燈の下。黒々と伏せられた睫毛の翳りが搖蕩う頬に透ける、健全な血色。指先に移る残照の温もり。眸に走る、落陽が放つ最後の鋭き一閃。
so__w 2011/05/24 23:47:28

@so__w 確かにあの一瞬を思い出して息を呑みました。ぼくは熱い剃刀を心に差し込まれたように微動だにできず、ただ目を見開いているのです。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/05/26 09:23:42

【答】すべらかな鏡いろした帯の底から、掬いあげた銀の肢体。腹の白さに目がくらみ、落ちた、落とした、割れたサカナは戻らない。途方に暮れても日は暮れず、そっと唇かみしめて、藍が満ちるのを待っている。救いようもなく幼い指に、鱗ひとひら貼りつけたまま。
Gnossienne 2011/05/25 07:55:21

@Gnossienne 落日の前にもろく落ちた小さな白。長い静寂が訪れる前に、赤い陽は最後の体温を与えてくれるかしら。素敵な答えをありがとう。
necov 2011/05/26 09:35:56