さくっと小皿料理に瓶ビールみたいな立ち呑み屋が大大大好きなんですが、誰かと一緒に行くのならそれなりにオシャレであってほしい。
渋谷だったらそれは「なぎ」が定番だけど、他にはどうなのかというと、麻布十番の「eat ikkai」(いいといっかい)が良いです。このあいだトレタの「毎日ひとし」という謎ブログで有名なでんちゃんに呼ばれて行ってきました。ご招待ありがとうごぜえます。
こんな感じの店内で、ビールはもちろんこんなシュワシュワ〜も似合うし、なんなら座れるというね。
こんな感じの店内で、ビールはもちろんこんなシュワシュワ〜も似合うし、なんなら座れるというね。
ポテトサラダの美味さがその店の評価のすべてだと僕の友人が言っていましたが、それならこのポテサラには文句のつけようがない。ガリ(しょうが)とナッツがごろごろ入っていて、不思議な食感が楽しめる。ガリの爽やかな酸味がスパークリングにぴったり。
これは「LVS60」という謎めいた名前のメニュー。なんだろうと思って注文してみたら、こんなのが出てきた。正解はレバ刺し。
トロットロでめっちゃ美味い。
LVSとはレバ刺しのこと、数字の60はぎりぎりの加熱処理を意味するのだ。
だし巻き卵は甘辛いタレでいただくのが新しい。こってりチープ感があるようで、ふんわりとした上品さも。これはいい。
あと序盤でいっておきたいのは煮込み。
でかい肉塊がごろごろと入っている。濃厚なシチューみたい。ビールの友人としては最高だ。
このお店、地下に和食とお寿司の系列店をやっているだけあって、魚介類も美味しい。生牡蠣もある! とにかくあったら嬉しいおつまみがちょっとおしゃれな状態で出てきて、やたら旨いというのがその特徴だと思う。
でもここまでは前菜みたいなものでして、「いいといっかい」のメインは串揚げ。けっこう見たことのないような揚げ物があっておもしろいです。これは「まこも茸」に「あわ麩」。
串揚げにも牡蠣があるよ。カキフライとは全然違ったジューシーさがあって美味しかった。
海老と牛レバー。どれも上品。たぶん女性と串揚げ食べに行くならこういうところを選んでおいたほうがあとあといいんだろうなっていう味がした。
こちらは「ゲンコツ」という串揚げ。人のこぶしくらいでかいので串を外してシェアして食べる。ゲンコツとは何かというと…
とろとろの牛テールでした。骨とまわりの柔らかいお肉がそのまま揚げられていて、これは初めて食べたけど、めちゃくちゃ旨い。ただしボリュームがすごいので、1人で頼んじゃいけないやつだった。
串の炭焼きもあって、比較的軽くいきたい人はこっちかも。これはシロの味噌焼き、ホルモンたれ焼き。この小振りな感じが美味い。
串焼きはこのレバーが最高だった。レバ刺しかってくらいとろける濃厚。
締めは太巻きをいただいた。なかでも「牛肉と生うに」というやつ……
やばいビジュアルをしている…。
すっごいうまい。
見えないけど、なかに肉が詰まっています。
スパークリングとかビールに合う上品おつまみ系を早い時間にさくっと味わうのもいいし、このお店をメインに焼きものとか揚げものをしっかりいただくのもいい。
それに他のお店に行ったあと、締めに太巻きを食べに来るのも全然あり。
大勢での飲み会の前にゼロ次会をやるとか、最後にひっそりとした2次会をやるとかそういう使い方が意外と多いんだそうです。なんかふらっと入りやすい雰囲気なのでわかる気もする。
ご想像のとおりトレタが入っているわけで、立ち呑みなのにWEB予約できるというのも嬉しい。
http://discovery-t.com/eat-ikkai/
eat ikkai
いちるさんはちょっと前にブロガーズフェスティバルというイベントに登壇されたそうで、たくさんの若い世代のブロガーと交流できて楽しかったと話していました。
いちるさんはブログが好きで、いまは「shortnote」というネットでエッセイを書く人向けのサービスをやっているので、とにかく何かを書く人にとても優しい。
3年前、僕がこのブログを始めたとき、最初に「いいね」「おもしろいね」と言ってくれて、周囲の人たちに「みんなもこれ読みなよ」と広めてくれたのはいちるさんだったなぁと思い出しました。
立ち呑み屋で昔話をしながら、僕もそんな人でありたいなと思いましたとさ。
--次回予告
「誰か〜、一緒に立ち呑みいきましょうの会、募集告知。」
この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。
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