「freee」というクラウド会計サービスがあります。どのPC用でもブラウザからアクセスできるのが特徴。まあ有名ですよね。僕も知ってました。でも実際に触ったことがある人はどれだけいるでしょうか!? きっとログインしてみて初めて、そのすごさを実感することでしょう。
会計ソフト「freee(フリー)」|全自動のクラウド会計ソフト
で、なにがすごいって、とにかく、めちゃくちゃ気持ちいい。
自分のクレジットカードとか銀行口座とかを登録しておくと、「はい、これは通信費ね」「これはタクシー代ね」って支出が自動で判別されるし、さらに「これはGoogleからの入金だからAdSenseの広告収入ね」「こっちもAmazonアフィリエイトだから広告収入だね」みたいにブログの収入も仕分けしてくれる!
どれだけ簡単か、ぼくの画面をお見せしましょう。まずはトップページからログイン。
いきなりお楽しみですが、この「自動経理」ってやつを体験してみてください。
僕の場合「三菱東京UFJ銀行 スーパーICクレジットカード」なので、メニューからそれを選択し、ID/パスを入力して、自動同期を設定。
そしてサブの「楽天カード」も追加し、同期を開始。ステータスバーが進んでいって、あっという間に数百件のトランザクションがfreeeに同期されました。
同期されたデータを開いてみると、今年1年のクレジットカード、銀行口座の取引がずらっと並んでいます。すごい。けどこれ全部1個ずつチェックしていくのは面倒じゃないですか。
そこで「自動化」です。毎回決まった取引は内容を入れて、自動化のところをチェックすると今後は同じように処理してくれます。
例えばこの「Buffer」というやつは、インターネットサービスの月額利用料なので「通信代」としておきます。そうすると以降は勝手に処理してくれます。
Bufferはあまりにマイナーなので自分で項目を設定しましたが、「Amazon.co.jp」は新聞図書費、「Facebook」は広告宣伝費(いわゆるFacebook Ads)として最初から入力されています。有名どころはばっちりです。
次に銀行口座に振り込まれる「収入」を見てみましょう。こっちはアマゾンジャパンとグーグルからの入金を「インターネット広告費」と自動で判別。非常に賢いです。マイクロアドは判別されなかったので自分でインターネット広告費と入力して、ちゃんと自動化しておきましょう。
こんな感じで自分の口座やクレジットカードの取引がほぼ自動で仕分けされていくのはすごく気持ちいいのです。手間がかかる作業がすいすい進みます。そうすると楽しみなのがレポート。いったいどんなグラフができあがるのでしょうか。
じゃーん。こんな感じになります。面倒な計算をしなくても毎月の収入・支出がしっかりと記録され、赤字か黒字かがはっきりとわかります。
さらに自分の収入の内訳もばっちり。こまめに計算すれば当然わかることなんですが、自動でやってくれるというのがfreeeのすごいところ。
支出の比率も一目瞭然です。飲食代とか移動費がけっこうかかってるなーとかわかります。単純に自分の支出をチェックするためだけに使ってみてもいいと思います。無料プランもありますので。
さて、年度末には申告のために各種書類を用意しなくてはいけません。そんなときもfreeeは大変役に立つと思います。決算というメニューから「決算書の作成」を選ぶと……。
一瞬でPDFができあがります。青色申告決算書がボタン1つで。こんな機能も無料版で使えちゃいます。こういう書類作成が苦手な人にとってはとんでもなく価値があるんじゃないでしょうか。
本当に、やばいくらいインテリジェンス。
ちなみにクレジットカードだけでなく、現金で払った商品・サービスの場合はもちろん領収書を取り込んで同様に処理できます。iPhoneアプリ版「freee」で領収書を撮影すると、画像データとしてfreeeに保存できます。撮影した時の位置情報や時間などを元に会計データに登録できるなどこちらも相当便利。
■結論:会計よくわからないけど使えた
けっこう前から「freeeはすごいぞ」と聞いてはいたのですが、やっぱり個人事業主とか会社を経営している人にしか縁がないサービスだと思っていました。でもこれはそこまで本格的にビジネスをやっていなくても、ブログでちょっとした収入がある人なんかにも向いてると思う。
会計とかまったくわからない僕が使えるくらいなので、たぶん誰でも使えます
無料版もあるので、試しに自分のクレジットカードが自動経理されるとどんなレポート画面になるのかチェックしてみてはいかがでしょーか!
会計ソフト「freee(フリー)」|全自動のクラウド会計ソフト