蛇ノ目の記

技術のことも。そうでないことも。

台北旅行記あるいはオススメご飯情報

12/7〜12/9の3日間、台北に行ってきた。海外はコロナ禍前の2019年以来5年ぶり。

ドルオタ兼シーシャオタク、シーシャ屋、Python界隈民との4人旅。

オタクすぎて遠征ではない旅行が久々すぎた。

台北は3度目ということもありアテンド担当大臣に就任。ガチガチに旅程を組むのは好みでは無いので、事前に店を調べておいて作成したGoogleMapのマイマップをベースにプランは現地で都度考えるというスタイル。例えば宿を出る前に昼飯を決め、昼飯中に次の予定を考える、というような流れ。これくらいのゆるさがちょうど良い。

店を探す時のコツとしては レビュースコア と レビュー数 で選ぶということ。これが功を奏したのか今回の旅で行った店は全て当たりだった。

台北での移動手段

台北市はMRTが発達しており運賃も安いのでどこに行くにも便利だが、複数人で行くのであればUBERを使うのがベスト。市内での移動であれば100~300TWD程度。日本円にして500~1500円。ワリカンすればかなり安く移動できる。目的地を口頭で伝える必要がないのもポイント。言葉の壁はデカいので。

1日目

松山空港からMRT文湖線とMRT松山新店線を乗り継いで西門町へ。

台北へのアクセスとしては桃園空港と松山空港があるが後者は台北中心部から近いところにあるので、こちらを選択するのが良さそう。イメージとしては福岡空港のような感じ。

台湾に上陸して初めて食べたものは路地裏にあった八百屋で買ったリンゴみたいな果物。薄味のリンゴ、という雰囲気の味。

台北の街並みが好きすぎる。

まずは軽食。ベーコンエッグパイみたいなやつ。西門町付近を適当に散策していて見つけたお店だったが、結構美味しい店を引けた。

讃点中式美食手作職人

昼飯は龍山寺駅近くで魯肉飯と清麺。

四方阿九魯肉飯 万華店

2019年にPyCon TWで台北を訪れた時に食べたお店。

昼飯のあとは船橋にあるシーシャカフェ"はっち"が今年になって台北に出店した"シーシャ屋 はっち 台北店 日式八煙珈琲"へ。

シーシャ屋 はっち 台北店 日式八煙珈琲

日本以外のアジア圏のシーシャはより煙草っぽさが強いダークリーフという種類のフレーバーを使う文化が濃い中、ここは日本のお店ということで普段吸っているシーシャと同じ種類のフレーバー。日本からの旅行者が台北でシーシャに行きたくなったらマストで行くべきお店。

オーナーが日本の方なので、現地の美味しい店の情報をたくさん聞けるのも良いポイント。現地で生活している人からしか聞けない情報がたくさん得られる。

3時間くらい過ごしてからMRT台北駅まで歩いてMRT淡水線に乗って士林夜市へ。当初の予定では九份に向かうつもりだったが、はっちの居心地が良すぎて九份に行くには遅くなってしまったので九份は2日目に変更した。

台北駅の地下街はオタクショップやら服屋やらが並ぶ中野ブロードウェイを平たく延ばしたような面白空間。

士林駅よりも剣潭駅の方が近いとはっちで聞いたので剣潭で降車。

土曜の夜かつ定番観光スポットということでとんでもない数の人でごった返していた。ここの注意点としては点在する臭豆腐屋の存在。臭いがあまりにキツいのでマスク必須。マジで本当にキツい。

はっちにて腸詰は八角がいい感じに効いていて本当に美味しいと聞いていたので早速。マジで美味い。長い腸詰をカットして売っているのだけども丸々一本食べてみたくなった。

士林夜市からUBERで西門町へ戻り、はっちでオススメしてもらった阿宗麺線へ。

鰹出汁が効いた箸が立つレベルの濃厚スープにパクチーと牛もつが入っている。日本に出店してほしいくらい美味い。並盛で60TWD(300円程度)安い。

麺線をキメてから旅の仲間のシーシャ屋の知り合いがやっている完全予約制のシーシャ屋へ。

龍九Kowloon

ここは現地のダークリーフ文化が出ている店で、味の持ちは1.5時間くらいだったが濃くて美味しかった。

2軒目のシーシャから深夜テンションでOMNIというクラブへ。ここもはっちで教えてもらったスポット。入場は600TWD。3000円でドリチケ3枚なので割とお得感ある。

全然知らん曲で爆踊りしたりLinkin ParkのNumbのリミックスで爆沸きしたりした。デカい音と強い光は脳がキマるので健康に良い。

2時間半程度滞在してUBERで宿へ。台湾ビールを飲んでこの日は終わり。

2日目

昼前に起きてとりあえず魯肉飯と小籠包。宿から歩いて10分くらいの湯包樂。GoogleMapでのスコアは4.6(720)。観光系の店というより現地の人が使う店という感じ。それでも店員さんはこちらが日本人とわかると英語表記のメニューをくれたりと接客も厚い。

本場の魯肉飯は毎日食べても良い。小籠包は日本に多い肉汁が溢れるタイプではなく皮がしっかりしたやつ。とても美味い。

徒歩で西門町へ移動して、はっちでオススメしてもらったタピオカミルクの幸福堂へ。

曰くお茶が入っていないタピオカミルクが本物の"タピオカ"とのこと。黒糖との組み合わせがガチで神。

西門町でUBERを呼んで故宮博物院へ。

とにかく広くて収蔵品が多い。仏像から陶器や磁器、書、古地図、翡翠や象牙の彫刻があり自分がどんなジャンルが好きなのか見えてくるのが面白い。個人的には翡翠、象牙の彫刻が気に入った。素材の色で一色になっているシンプルさが刺さったように感じる。

故宮といえば翡翠の白菜が有名なので一目見ておきたかった。

故宮からUBERで台湾随一の観光地である九份老街へ。およそ1時間程度の移動。

残念ながら雨が降っていたが、濡れた石段やアスファルトに反射する提灯の灯りが綺麗だった。

細い道の奥から謎のメロディが近づいてくるかと思ったらゴミ収集車だったのはビビった。あんなに人でごった返すところを通ってくるの無敵すぎる。

UBERで1時間の道を戻って宿へ。少し休憩してから2日連続ではっちへ。

移動で疲れた体に美味い煙が沁みた。

宿に戻って九份で買った台湾クラフトビールで乾杯。

3日目

最終日は10時半頃から活動開始。台湾には朝食屋という文化があるので宿の近所で朝食。★4.6(574)という高評価の麥而美。

ベーコンエッグの包み焼きと豆乳紅茶をチョイス。美味い。地元感ある店は良い。

朝食後は宿に戻ってチェックアウト。西門町付近で豆花を食べたりしてからUBERで古い街並みの残る迪化街へ。

はっちがお茶を仕入れいているという徳興茶業へ。

現地に住んでいる人からの情報がなければまず辿りつかないであろう穴場のお茶屋さん。日本語が堪能なお爺ちゃん店主が2種類の台湾茶を試飲させてくれた。お茶の器と香りを楽しむための器があるというのが新鮮だった。手摘みの高級茶葉を使ったお茶はあまりに味わい深かった。

格子の嵌った窓と壁に取り付けられた室外機、良すぎる。

迪化街を散策してからUBERで忠孝復興へ。SOGOに何かお土産が無いかと探すもあまりに普通の百貨店のデパ地下すぎた。

台北最後の魯肉飯をキメるべくGoogleMapで検索。★4.4(494)の恩恩努肉飯へ。

店内で寛いでいる少しイカつめのおじさんが実は店員だったのはウケた。あまりに地元の店っぽさがある。

ゆで卵ではなく半熟目玉焼きが乗っているタイプの魯肉飯。黄身と魯肉の組み合わせが良い。

ついでに家系、ではなく台北最後の麺線を阿宗麺線にて。

そこからUBERでパイナップルケーキの名店Sunny Hillsでお土産を購入。

徒歩で松山空港へ向かって帰国。

まとめ

台北での移動はUBERが安定。

地元の店で魯肉飯と小籠包、阿宗麺線の麺線、幸福堂のタピオカミルクをキメるべき。

シーシャが吸いたくなったらはっち。

以上。