ななみこのブログ

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『自分の中に毒を持て』を読んだ感想

岡本太郎氏の『自分の中に毒を持て』を読みました。正直、タイトルからして衝撃を受けましたが、読み進めるにつれて、その言葉の意味が次第に理解されていくと共に、私の心に深く刻み込まれました。

 

 

太郎氏の言葉は、どこか常識を覆すような、刺激的なもので溢れています。しかし、その言葉の裏には、社会や常識に迎合することなく、自分自身の内なる声を大切にし、創造性を育むことの大切さが込められていると感じました。

特に印象に残ったのは、「才能なんて勝手にしやがれだ」という言葉です。才能という言葉に縛られ、自分の可能性を狭めてしまう人が多い中、太郎氏は、才能はあくまで結果であり、大切なのは過程にある創造的な活動そのものだと説いています。この考え方は、私にとって、自己肯定感につながると同時に、新しいことに挑戦する勇気を与えてくれました。

また、「人生は積み重ねだと誰でも思っている。僕は逆に、積み減らすべきだと思う。」という言葉も、私を深く考えさせました。過去の経験や知識に固執せず、常に新しいものを吸収し、変化を恐れずに生きていくことの重要性。それは、まさに、太郎氏が実践してきた生き方そのものだと思います。

本書を読んだことで、私は、社会や常識に迎合することなく、自分自身の心に正直に生きることの大切さを学びました。そして、常に新しいことに挑戦し、創造性を育んでいくことの重要性も痛感しました。

しかし、本書の内容は、決して安易に受け入れることができるものではありません。むしろ、読者一人ひとりが深く考え、自分なりに解釈し、そして行動に移すことが求められます。

例えば、太郎氏の言う「毒」とは、一体何なのか。それは、社会の常識を打ち破る力、既存の価値観に疑問を投げかける力、そして、自分自身の内なる声を表現する力なのかもしれません。

本書は、決して答えを提示してくれる本ではありません。むしろ、読者に問いかけ、自ら考え、行動することを促す本です。

私は、本書をきっかけに、自分自身の内なる声を大切にし、創造性を育んでいきたいと考えています。そして、いつか、太郎氏の言葉のように、自分の中に「毒」を宿し、社会に一石を投じることができるような人間になりたいと願っています。

 

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