My Game of the year 2024

今年やったゲームを振り返ります。

 

注意

  • 今年発売したゲームに限りません。今年プレイしたゲームすべてが対象です
  • 直接的なネタバレはしませんが、内容に踏み込む感想は書きます
  • きっちりランキング付けはしてないけど、記事の上にあるほうが高評価です

 

一覧

 

 

黒神話:悟空

世界観 ・物語性 ☆☆☆・・ (※原典未履修なため)
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆☆☆
他人へのオススメ度 ☆☆☆☆☆
軽快なソウルライクという新鮮さ ☆☆☆☆☆

 

いわゆる"ソウルライク"なゲームであり、この完成度が高い。SEKIROが一番近いかな。特に本家フロム・ソフトウェアのそれよりも、自キャラがサクサク動いてくれるのが気持ちいい。ガードもパリィも無く、回避とスーパーアーマーに絞っているのが、プレイの爽快感だけでなく、孫悟空というキャラクターイメージに合っている。

 

西遊記に詳しくないので世界観の評価が☆3つなんだけど、知っていればどうなったか分からないのが悔やまれるところ。出てくるワードが難しいところもちょっと取っつきづらさはある。

 

プレイしている最中から「これは今年のGOTYノミネートは固いやろなぁ」と思っていて、もちろん複数部門でノミネートされたのだが、TGAのGOTYは逃してしまった。開発者も自信があったが、その結果が悔しくて号泣したらしい。でも俺のGOTYは黒神話です。開発者様、次作を期待しています。

 

※ Golden Joystick AwardsのGOTYは獲ったようだ。よかった。

 

 

Coffee Inc 2

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世界観 ・物語性 ☆☆☆☆☆
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆☆☆
他人へのオススメ度 ☆☆☆☆☆
経営理解 ☆☆☆☆☆

 

X (Twitter) で話題になってたので飛びついたら、その後数日が溶けた。

 

普通のサラリーマンであり経営も事業も分からない自分に、人件費や原材料費や土地代の高さ、うかうかしていたらライバル会社に越される恐怖、店舗数を増やしてグループの売上・利益を増やすことの大切さなどを教えてくれたいいゲームである。

そしてなによりも、上場で大きな資金調達をして、店舗を拡大して、シェアで競合に打ち勝つというのを仮想的に実感して、「上場は通過点に過ぎない」ということをこのゲームから教わった。素晴らしい体験だった。

 

 

ATOMIC HEART

世界観 ・物語性 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆・・
他人へのオススメ度 ☆☆☆☆・
ロボット双子バレリーナ ☆☆☆☆☆

 

 『アトミックハート』は、ロボット工学などが大きく発展したパラレルワールドのソビエト連邦を舞台とする一人称視点のアクションRPG。この世界では大いに発展したテクノロジーの恩恵により、ほぼ自動化された日常生活に自然にあふれる美しい都市、そしてはるか宇宙の探索といったプロジェクトも実現に近いほどの理想的な状態にあった。

 しかし、人間を助けるよう設計された民間のロボットたちが突如として人類に反旗を翻し、科学者たちの秘密の実験は恐るべきミュータントモンスターをも生み出してしまう。プレイヤーはエージェント「P-3」となり、巨大な機械や血に飢えた生物の間で生き抜き、理想郷の裏に隠された秘密に迫っていく。

 

狂気すぎるビジュアルで機械が反乱を起こした架空のソビエト連邦を描くゲーム『アトミックハート』最新映像が公開。実写風の映像も交えてパラレルワールドを濃厚に表現

 

こんなキマった世界観のゲームにワクワクしないわけがなく、プレイしてみたら期待通りの異世界な経験をさせてくれた。とてもいいゲームだった。

 

世界観だけでとても満足ではあるが、ゲーム性はそこまで評価は高くない。システムも、レベルデザインも、まだ改善の余地は感じる。しかし新興のゲームスタジオなようなので、次回作以降で改善を期待してる。このゲームスタジオの次回作があれば必ず買う。

 

 

Fallout 76

世界観 ・物語性 ☆☆☆☆☆
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆☆・
他人へのオススメ度 ☆☆☆・・
時間泥棒っぷり ☆☆☆☆☆

 

去年も書いてるので細かい話は置いておく。時間的には今年いちばんプレイしていて評価も高いんだけど、記事の順番は初プレイな他タイトルを優先した。

 

Falloutシリーズの話題としては、今年はAmazonで実写ドラマになった。この出来が素晴らしくよい。シリーズの既存ファンだけでなく、新規ファンも取り込んだようで、ゲームにも手を伸ばすひとが増えたらしい。

この調子でもっともっとファンを増やして、さらにデカいタイトルになって、また次のタイトルを作ってほしい。

 

 

Titanfall 2

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世界観 ・物語性 ☆☆☆☆☆
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆☆☆
他人へのオススメ度 ☆☆☆☆☆
主人公とロボの熱いタッグ ☆☆☆☆☆

 

「キャンペーンモードだけでもやれ、名作だから。7時間で終わる」という知人のすすめで、2016年発売のゲームを今年のはじめにプレイした。....確かに名作だった。ロボットもののヒロイックで王道なストーリーがこんなにおもしろいとは。

ゲームとしてももちろん面白かったが、映画を観た感覚のほうが近い。

 

 

FINAL FANTASY VII REBIRTH

世界観 ・物語性 ☆☆☆☆・
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆・・
他人へのオススメ度 ☆☆・・・
3部作完結までの期待感 ☆☆☆☆・

 

ハマりきれなくて未クリアなのだが、次作までやりたいので、年末年始にやろうとは思っている。

前作FF7 remake、FF16、FF15 あたりに共通するアクションとコマンドの折衷なシステムが好きなれないんだよなぁ....。

 

3部作の1作目である前作が一本道ゲームであったのに対して、今作は思いっきり真っ当なオープンワールドゲームになっていたのは驚いた。そしてそれがちゃんと出来が良い。ミッドガル内の閉鎖感と、フィールドに出てからの開放感をゲームシステムとしても表現するというのは、どれだけのコストを払って実現するものなのだろう。

 

 

ドラゴンクエストIII そして伝説へ… [HD-2D版]

世界観 ・物語性 ☆☆☆☆☆
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆・・
他人へのオススメ度 ☆☆・・・
転職で強くなるという人生訓 ☆☆☆☆☆

 

いいリメイクだった.....と書き進めていたのだが、書いている途中で評価が変わってしまい、まるっと書き直すことになった。今はけっこう微妙な仕上がりだと思っている。

 

原作はJRPGのマイルストーンとなる作品であり、今作では原作の古典的な良さをできるかぎり現代へ持ってこようとしたコンセプトは理解できる。それが「ドット絵と3DCGが融合した美しいHD-2D」であり、変わらぬコマンド式バトルであり、追加エピソードを多くしすぎなかったところだろう。

しかし、いざプレイしてみると、雑魚敵が2回行動してくるわ、状態異常攻撃を多用してくるわで鬱陶しいし、フィールド上のキラキラをこつこつ集める地味な作業を強いられるわで、「思い出に浸りながらまったりプレイする」とはならない作りだった。

初代FC版が1988年、SFC版でも1996年なので、今作の想定ユーザーはだいぶ年齢層が高いはず。30代半ばが最低ラインではなかろうか。そうすると、想定ユーザーの多くは日常的にゲームをするわけではないライトゲーマーになる。そんなユーザー層にこんな作りのゲームを与えて、本当に楽しませる気があるんだろうか。誰に向けて作っているのか分からない、微妙なリメイクだった。

 

自分のようなヘビーゲーマーにとってはいいリメイクだったと思う。

 

 

The Axis Unseen

header.jpg (460×215)

世界観 ・物語性 ☆☆☆☆☆
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆☆・
他人へのオススメ度 ☆☆☆・・
弓好き ☆☆☆☆☆

 

The Axis Unseenは、『スカイリム』や『フォールアウト』の開発者の一人が作成したヘビーメタルホラーゲームです。

とのことで、『スカイリム』と『フォールアウト』というBethesda Softworks社のゲームが好きな自分としては期待が高かったものの、いざプレイしてみると取っ付きにくさが際立っていて、長くプレイできなかった。おもしろそうな雰囲気はしていたのだが.....。

 

 

Rise of the Ronin

世界観 ・物語性 ☆☆☆・・
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆・・
他人へのオススメ度 ☆☆・・・

 

オープンワールドゲームでありがちな「おつかい感」が出てしまい、途中で飽きてしまった。そうするとストーリーもつまらなくなり、作品全体としておもしろさに欠けた。未クリア。

 

「昔の日本を舞台にした、アクション性強めのオープンワールドゲーム」ということで発売前からGhost of Tsushimaと比較されることが多かったために、期待が大きくなりすぎたのも良くなかった。ただそれが無くても、オープンワールドゲームとしての空虚感が出てしまったので、あまり評価は変わらなかったと思う。

 

オープンワールドゲームにしなければもっと面白かった気がする。

 

 

Gray Zone Warfare

header.jpg (460×215)

世界観 ・物語性 ☆☆☆☆・
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆・・
他人へのオススメ度 ☆☆☆・・
リアルな戦場の厳しさ ☆☆☆☆☆

 

自分には難しすぎた。リアルなシューティングは向いてないな......。

自分に向いてないと思うだけで、評判を聞く限りいい作品なんだろう。

 

 

not for me

Palworld

世界観 ・物語性 ・・・・・
ゲームシステム・操作性 ☆☆☆☆・
他人へのオススメ度 ・・・・・
任天堂からの訴訟 ☆☆☆☆☆

 

パクリだな、という感想以外にない。評価以前の問題である。

 

キャラがポケモンに似ているだけでなく、システムはArkで、効果音はゼルダにマイクを向けて収録したかと思うほど激似だった。開発者の作家性を感じず、既存作品のモノマネの塊としか感じられない。

ちゃんとパクれているため、ゲーム自体は楽しめる。相当売れたそうですね。

パルワールドを作ったポケットピア社の前作・クラフトピアはとても実験的で、開発者の意思が詰め込まれたとてもいい作品だったのだが、なにがあったのだろうか.....。

 

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