ダバロ新報

ゲームと雑記と味噌汁

文字書きは今すぐWordを捨てて一太郎を使え

よくきたな。おれは無様腰振犬だ。
おれはここ一年𝐀𝐑𝐌𝐎𝐑𝐄𝐃 𝐂𝐎𝐑𝐄 𝐕𝐈 𝐅𝐈𝐑𝐄𝐒 𝐎𝐅 𝐑𝐔𝐁𝐈𝐂𝐎𝐍にブチ狂い同人小説を出しまくっており、そこで得た知見をおまえたちに共有してやろうと思う。ルビコンの荒野で生き抜くために参考にしてほしい。
はじめに断っておくがこの記事は決してPRやアフィリエイトではない。読んでもおれに一切利益は発生しないので安心しろ。

スクショ付きで機能の紹介をしているような記事は探せばたくさんでてくるので、ここでは実際乗り換えてみて便利だと思ったところをいくつか書いていく。

・ルビを振るのが簡単&行間がおかしくならない
縦書き文章をWordで書いている皆々様なら一度はルビ機能を使ったことがあるだろう。
使ったことがない人向けに説明をすると、Wordにおけるこの機能、なんとルビを振ると行間が狂う。平気でルビが本文の文字にかぶったりするのだ。
おれはWordも同人誌もよくわかっていない頃、確認なしの格安印刷所に被ったまま出力したものを入稿して本文ズタボロの本を刷ったことがある(1敗)。
仕様がわかった後もalt+F9でいちいち修正してられねーよボケが、という気持ちでいっぱいになりながら執筆していた。
一太郎ならばそんなことはない。ルビを振ると自動で行間を調節してくれる。クソみたいな調整作業に時間を取られることもない。
余った時間でゲームをしよう。

・好みにカスタマイズできる
ソフト側で小説執筆に特化したUIセットを用意してくれているので、便利機能をとりあえず使える状態にすることができる。

各ファンクションキーによく使う機能やダブルダッシュ、三点リーダーなどがあらかじめ登録されている。わざわざダッシュと入力して変換する手間を省いてくれるので非常に助かる。
空いているところには♡や濁点でも登録しておけばかなりQoLが向上するのではないだろうか。
あとこの校正機能がかなり優秀だ。所詮戦勝国ソフトウェアのWordは日本語に関してはかなり微妙なのでこれも嬉しい点である。
余談ではあるがF4に登録されている関西というボタンは選択した部分を関西弁に変換してくれるという機能である。関西弁のみならず、日本中の様々な方言に変換する機能が搭載されている。
好きピの同人誌を出したいけど方言全然わからない、というおまえもこれで安心だ。調べる手間も省ける。
余った時間でペーパーでも刷ろう。

・テンプレートが豊富

ざっとこれだけのテンプレートが初めから入っている。良い感じの余白設定をしたものをポン、と出してくれる。
折り本向けテンプレもあるのでコピー本を急に作りたくなったときも安心だ。
文字原稿は基本的に塗り足しがいらない(※当然印刷所によって違う。確認しろ)ため、テンプレを呼び出したら後は本文を入力するだけだ。
中見出しから目次を自動で作ってくれたり、奥付テンプレページもある。
組版を秒で終わらせ、余った時間でグッズでも作ろう。

・画像&pixiv記法で書き出しができる
jpeg、png等各種画像だけでなく、pixiv記法に変換したものをtxt出力できる。サンプル作成の際に非常に便利だ。
パパッと書き出して、表紙サンプルをくっつけてTwitterなりpixivなりにアップロードしろ。
余った時間でさっさと寝よう。

いかがだったろうか。
最低限小説UIモードへの切り替えとテンプレの呼び出しの操作を覚えてしまえば、かなり快適に使用することができる。
不慣れな人間ほどWordより一太郎を使った方がいいと、個人的には思う。
わからないことがあっても、検索すればやたらマニアックな解説サイトが出てくるので困ることもない。
合同誌の編集をやったときにこのソフトがあったならばかかる時間が半分になっただろう。そのくらい便利だ。

www.justmyshop.com
基本的なものはベーシック版にはいっているが、個人的にプレミアム版についているPDF編集ソフトもかなり使い勝手がよかった。
投資だと割り切ってひと思いに買ってしまうのもよいとおもう。

以上だ、おまえたちの執筆ライフがよきものになることを願っている。

10/21 追記: はてブのランキング? に載ったようでものすごい数(当社比)の反響を頂いた。コメントもひとつひとつしっかり読ませてもらった。
『電子書籍化も一太郎なら簡単なんだけどこの記事では紹介しないのかな?(要約)』というコメントを頂いた。無論、そのような機能が存在することは知っていたが、この記事を書いた時点で筆者が使用していなかったので省かせてもらった。
自作を電子書籍化したい! という人にも当然一太郎をオススメしたい。ワンクリックで電子書籍向けに書き出せるのでとても便利だ。
Wordには無い一太郎の強みはこの記事に挙げたもの以外にも沢山ある。実際使ってみて、日本語を扱うなら日本生まれのソフトが何より使い易いことを実感した。Word以外の選択肢もあるんだよ、ということを少しでも示せたのなら幸いである。