アイコン 11月の首都圏の分譲マンション新規発売戸数▲18%減


不動産経済研究所が発表した11月の首都圏の新規分譲マンションの発売状況は次のとおりとなっている。
◎発売戸数は▲18.7%減の2,231戸、3月以来の2,000戸台も2ヶ月ぶりの減少。
◎平均価格7,988万円、m2単価121.4万円。いずれも4ヶ月ぶり下落。
◎初月契約率61.5%。在庫数は5,205戸と昨年12月以来の増加となった。

1、発売戸数と契約率
発売2,231戸、対前年同月比で▲512戸減、率にして▲18.7%減、対前月の1833戸比では398戸増、率にして21.7%%増。
初月契約率は61.5%、前年同月比▲12.7%ダウン、前月比では▲21.8ポイントダウンと成っている。24/10月は83.3%(10月は発売戸数が大幅減、東京都区部のウェイトが高くなった)。24/9月き65.5%、24/8月は63.5%。

 

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2、地域別発売戸数とシェアおよび契約率
東京23区は、発売戸数は前年同月比▲31.5%減の705戸(シェア31.6%)、契約率は60.3%。
東京都下は▲20.0%減の357戸(同16.0%)、契約率は72.8%
神奈川県は▲52.3%減の363戸(同16.3%)、契約率は58.1%。
埼玉県は189.8%増の571戸(同25.6%)、契約率は53.9%。
千葉県は▲24.2%減の235戸(同10.5%)、契約率は71.9%>
東京都のシェアは47.6%。

3、平均価格とm2単価
戸当り平均価格は7,988万円、1m2当り単価は121.4万円。これは前年同月比では平均価格は▲262万円、率にして▲3.2%のダウン、m2単価は▲6.6万円減、率にして▲5.2%のダウン。
前年同月比では平均価格、m2単価ともに4ヵ月ぶりのダウン。

4、地域別平均価格とm2単価
東京23区の平均価格は前年同月比▲15.0%ダウンの10,889万円、m2単価は▲11.9%ダウンの174.5万円、
都下の平均価格は16.9%上昇の5,915万円、m2単価は17.6%上昇の88.3万円、
神奈川県の平均価格は、15.8%上昇の7,128万円、m2単価は10.4%アップの111.5万円、
埼玉県の平均価格は56.0%上昇の7,308万円、m2単価は51.6%アップの106.9万円。
千葉県の平均価格は5.9%上昇の5415万円、m2単価は0.1%アップの76.7万円(5.9%アップ、0.1%アップ)。

5、.即日完売物件(3物件48戸)
(1)メイツ船橋行田公園2期 2〜9次12戸
  千葉県船橋市 平均価格4,736万円 m2単価は63.7万円 平均1倍、最高1倍
(2)サングランデ東松戸 1期34戸
  千葉県松戸市5,265万円 74.4万円 平均1倍、最高3倍

6、超高層物件
11月の超高層物件(20階以上)は13物件の計314戸、契約率56.7%、前年同月は8物件309戸、契約率68.0%だった。

7、販売在庫数
11月末の販売在庫数は5,205戸、前月末比376戸増(24/10月末は4,829戸)。

8、12月の発売戸数予測
12月の発売戸数は6,000戸程度の見込み
23/12月は5,962戸、22/12月は5757戸、21/12月は6,649戸)。
以上、

埼玉も平均価格が1億円を突破、さいたま都心の発売が進んだものと見られる。ただ、埼玉人気は剥離しており、東京都心や湾岸の高額物件との対比だけで埼玉の物件が売れるかどうかは別問題のようだ。

※なお、別掲載で11月までの首都圏の月別状況を掲載している。

[ 2024年12月23日 ]

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