豪潜水艦選定 豪議員が自衛隊元海将らの発言にカンカン そうりゅう型スペック
ニック・ゼノフォン豪上院議員(無所属)は4日、オーストラリアの潜水艦建造能力などに疑念を呈した日本の防衛専門家のコメントを批判した。
豪州は潜水艦の新造計画で協力国の選定手続きを進めており、日本はフランスやドイツと競合している。
こうした中で、海上自衛隊の潜水艦隊司令官だった小林正男・元海将は3日、豪ABCに対し、「高強度鋼材を成形する熟練労働者が(オーストラリアには)足りない。高強度鋼材を成形するのは日本でも難しい」と述べた。
また、潜水艦艦長を務めた経験がある山内敏秀氏もABCに対し、「オーストラリアに持ち込まれたわれわれの技術が中国に漏えいすることをわれわれは懸念している」と述べ、軍事技術の保護に関するオーストラリアの能力を疑問視した。
ゼノフォン議員はこうしたコメントに「侮辱だ」と反発。「日本側は、オーストラリアの500億ドル相当の税金をほぼ全て日本で使わせようと口実を探しているようだ」と述べた。
以上、
どんな国でも裏金やロビー活動費(=公的賄賂)をもらっている有力議員がいる。日本政府はどうしたいのか、ビミョウな時期に、こうした自衛隊の外野席がご破算にさせることだってある。売りたくなければ止めることだ。
売り込もうとする相手を侮辱して、商売が成立すると思っているのだろうか。無神経すぎる。
熟練労働の成果などに執着している間に、日本の造船企業は韓国・中国勢に市場を奪われてしまった。
日本の潜水艦を求められているものは、静穏性・潜水時間・潜水深度・性能であり、武器等はアメリカから導入するとされている。
そうりゅう型潜水艦
|
|
運用者
|
海上自衛隊
|
建造所
|
三菱重工業神戸造船所
|
計画
|
平成16年度計画
|
発注
|
2004年
|
起工
|
2005年3月31日
|
進水
|
2007年12月5日
|
就役
|
2009年3月30日
|
スペック
|
|
種別
|
AIP通常動力型潜水艦
|
クラス
|
そうりゅう型
|
排水量
|
基準 2,900t
|
満載 4,200t
|
|
全長
|
84.0m
|
全幅
|
9.1m
|
深さ
|
10.3
|
吃水
|
8.5m
|
機関
|
ディーゼルエンジン × 2基
|
川崎/コックムス 4V-275R MkIIIスターリングエンジン × 4基
|
|
電動機(交流同期電動機) × 1基
|
|
蓄電池 × 480個・鉛電池ORリチウム電池
|
|
推進
|
ディーゼル・エレクトリック方式および非大気依存推進方式、1軸推進
|
出力
|
水上 3,900PS
|
水中 8,000PS
|
|
速力
|
水上 13kt
|
水中 20kt
|
|
潜航深度
|
500メートル超とされる
|
潜水時間
|
2週間以上とされる(リチウム電池)
|
乗員
|
65名
|
兵装
|
533mm魚雷発射管 × 6門
|
(89式長魚雷およびハープーン対艦ミサイルを発射可能)
|
|
レーダー
|
ZPS-6F
|
ソナー
|
ZQQ-7
|
探索装置・
|
潜望鏡
|
その他装置
|
|
電子戦・対抗手段
|
ECM
|
特徴
|
静穏性、通常艦としては世界最強とされる
|

コメントをどうぞ