(公財)奈良県林業基金/民事再生申請
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森林管理・林業振興の公益財団法人奈良県林業基金(奈良市高畑町1116-6、理事長:荒井正吾)は5月25日、申請処理を以呂免義雄弁護士(電話0742-25-0098)ほかに一任して、奈良地方裁判所へ民事再生法の適用申請をした。
負債額は約105億。
同社は、県内各地にあった森林組合を県主導でまとめ、第3セクターとして森林整備や管理・林業振興・林業雇用創出事業を行っていた。しかし、長きに渡り木材価格が輸入木材に押され低迷、経営は成り立たないものとなっていた。同機構が管理する森林価値を評価したところ、簿価より、大きな評価減が生じ、債務超過の実態が明らかになり、膨大な借入金を清算するため、昨年6月解散を決議していた。今後、同機構が行っている事業を県へ譲渡し、その後、解散する予定。
全国のこうした森林管理の第3セクターが破綻してきたが、本来、国主導で管理すべき分収造林事業、これまで資金をタレ流させてきた結果の顛末。税金で国土を統一的に管理すべきだろう。
沿革
昭和58年12月設立 財団法人奈良県林業基金
平成10年 2月指定 奈良県林業労働力確保支援センター
((財)奈良県林業基金内)
平成25年4月公益法人移行 公益財団法人奈良県林業基金
公式サイトより
奈良県林業基金
[ 2015年5月26日 ]
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