アイコン 2014年の貿易収支 12兆7千億円の赤字 輸出数量▲90.7ポイント 原因は財界と東電

2014年の貿易収支は、輸出は自動車、科学光学機器等が増加し、対前年比4.8%の増加となった。また、輸入は液化天然ガス、半導体等電子部品等が増加し、5.7%の増加となった。その結果、差引額は▲12兆7,813億円となった。

輸出額は、円安が8.7%進んでおり、円表示金額であり、それ以上伸びていなければ、マイナスとなる。
輸出数量は2010年を100とした場合、9.3ポイント減の90.7ポイントとなっている。みんな海外へ工場移転させてしまった結果だ。

財界の(当時の)キャノンやトヨタが派遣法の大幅緩和をしなければ、海外へ工場移転せざるを得ないとして、派遣法の大幅緩和をさせ、非正規雇用者を大幅に増加させたが、円高でみんな海外してしまい、非正規雇用制度のみが緩和されたままとなっている。その責任を財界は知らぬ振りするどころか、財界の榊原氏の東レは率先して今も韓国へ工場進出を図っている。
輸入は、日本から夜逃げして中国や東南アジアに工場を作った企業から、製品輸入が急増している。それもそうした製品は円安で儲からず、赤字にいたっている大手企業も多い。

ブランドスマホのアップル製品は中国からの輸入になる。買えば買うほど赤字になる。
LNGは東電の・ホたちが長期安定購入の名の下に、高値長期契約で輸入し続けている可能性がある。東電の調達コストを調べる必要がある。原油価格は8月から暴落している。平行してLNGも下げている。
ただ、2014年上期の貿易赤字が前年比58.0%増と拡大していたが、下期には10月末の超円安政策により、同22.2%減と赤字が縮小している。半期ベースで貿易赤字が改善するのは2010年下期以来8期ぶり。

2014年の貿易収支/財務省 億円
輸出
金 額/億円
731,052
4.8
2年連続増
 
数量指数
90.7
0.6
4年振り増
輸入
金 額/億円
858,865
5.7
過去最大
 
数量指数
106
0.6
5年連続増
差引
金 額/億円
-127,813
11.4
過去最大
 
2014年貿易収支主要品目
輸出
品目名
伸率(金額)
寄与度
(増加品目)
自動車
4.9%
0.7
 
科学光学機器
9.6%
0.3
 
金属加工機械
17.7%
0.3
輸入
品目名
伸率(金額)
寄与度
 
LNG
11.2%
1.0
  
半導体電子部品
17.4%
0.5
 
PC+機器
10.1%
0.2
   減少品目
原油
-2.6%
-0.5
 
石炭
-9.9%
-0.3
製品輸入比率
 
53.4%
 
為替レート
前年比-8.7%安の105.30円
・LNGは長期高値買い契約している可能性がある。
 
[ 2015年1月26日 ]
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