「のんのんびより」聖地は北緯15度

にゃんぱすー
「のんのんびより」10話に出てきた背景の星空が、どうもオリオン座周辺っぽい。

というわけで星図と比較してみました。(滝星図6.5等を利用、色線は加筆)

だいたい合ってる、とも言えるわけですが、実際の星空には無い明るい星もたくさん付け加えられているのが惜しいところです。

また、この絵を見たときに感じた違和感の原因ですが、初日の出前の沈みかけのオリオン座がものすごく横倒しになっています。オリオン座の三つ星をちょうど天の赤道(星図に赤い線で記入)が横断しているわけですが、これが鉛直線から15度程度になっています。

水平線と交差する点(真東か真西)での、天の赤道の鉛直線からの傾きは、観測地の緯度に一致します。日本であればこの角度は約40度となるはずなのです。しかしこの作画が真実だと仮定すると、現場は北緯15度程度の場所ということになります。日本の最南端でも北緯25度くらいなので、聖地はフィリピン、ベトナム、タイあたりの田舎ということなのん?

星空だって背景なのでちゃんと書いてほしいという自分の希望は、「宙のまにまに」以外では叶えられたことがありません。あの背景にこだわる「マイマイ新子」ですら星空の作画は適当だったりします。