土曜ランチの様子から。
まずは生ビール
長女は大阪の夫君の実家で年越しだった。その帰路の三日午後に横浜の我が家に立ち寄り、その晩はお節をいただいきながら談笑、そして一泊。翌日は次女も合流してこちらで新春ランチ会。
肴七品
タブレットで各自好きな蕎麦前をアトランダムに注文。品数は多いように見えるが人数も多かったので一品あたりの分量は少な目。
長芋の返し漬。蕎麦汁ベースの返し出汁が長芋の芯まで浸潤していて旨味が芳醇。おろし山葵でいただくと爽やかな辛味とともに滋味が拡がって美味しい。
蕎麦コロッケ。蕎麦粉と挽肉を粗めにピュレしたものを団子にし、細かなパン粉をはたいてから揚げた丸いコロッケ。ソースは蕎麦汁の出汁などに炒った蕎麦の実を浮かし、片栗でとろみを付けている。芳醇な蕎麦の風味が香る一品。
茄子の揚げ浸し。素揚げにした茄子を出汁醤油その他から作った浸け汁に暫く漬けたもので、鰹節の薄削りを振りかけていただく。茄子の実は柔らかくて出汁が浸みて旨いし、青臭い香りが少し残っていてフレッシュな感じもする。
出汁巻玉子。香りの立った出汁は少々甘めの設定で、焼き上がりはふっくら。卵の風味が秀逸。醤油を垂らした大根おろしでいただく趣向。
とり天。出汁で軽く下味をつけた鶏もも肉に天ぷら粉をはたき、高温でざっと揚げた鶏天。鶏肉自体には塩味は付いておらず。添え付けのボリビアのピンク塩を振りかけ、カットレモンを絞っていただく趣向。ナチュラルで素直な鶏の旨味、円やかなピンク塩が良いハーモニーだ。
生姜の天ぷら。粗めの千切りにした紅生姜に薄く味付けし、てんぷら粉をはたいてざっと揚げた一品。生姜を揚げた料理はわりと珍しいと思うが、これが意外と湿潤でふっくらした食感、また生姜っぽくないじんわりした旨味が拡がり美味しい。
鶏もものそば味噌焼き。鶏もも肉に蕎麦味噌、すなわち田舎味噌に蕎麦粉を配合した浸け汁を作り、グリルか直火で浸け焼きにした一品。蕎麦味噌の香ばしさ、鶏もも肉の深い滋味が何とも言えない旨さを形成、ビールがくいくい入って危ないくらい。
小さなお蕎麦(温)
こちらは家内、次女のオーダー。量的には蕎麦前だけでけっこういっぱい、ただ、寒いので温かい蕎麦を啜りたいとのこと。写真ではサイズが分かりづらいが、ちょっと大きめのご飯茶碗に蕎麦と汁が八分目ほど入っている。味はごくごくオーソドックスなかけ蕎麦とのこと。
鴨せいろ
長女夫婦と私は単品の鴨せいろをオーダー。
北海道産の玄蕎麦を丸抜き(抜き実)にして挽きぐるみした蕎麦だ。従前と変わらぬ凛とした香りと食感で、むろん茹で上がり具合も良好。
汁は合鴨、本枯節のミックスで葛でとろみを付けて仕上げてある。合鴨に特有の穏健で深みのある出汁は旨味も甘みも相応に強くじつに美味しい。
付け合わせは炙った合鴨の切身、鴨つくね、そして刻み葱。とろみのある汁に挽きぐるみ蕎麦を浸けてからするする啜れば最高の食感、滋味に包まれる。申し分のない味わい豊かな鴨せいろである。久々にこの美味を堪能、大満足。
最後は濃い目の蕎麦湯をいただいてこの日のランチを締めた。
お店データ
そば香 妙蓮寺本店
横浜市港北区菊名1-3-8 コーポ静河1F電話:045-309-8546
営業:11:00~15:30、17:00~23:00
定休:不定休
最寄:東横線 妙蓮寺1分
クラシック版:今日は何の日?
1月4日は、ヨゼフ・スーク生誕の日。
ヨゼフ・スーク(Josef Suk, 1874年1月4日 - 1935年5月29日)(ヨセフ・スクとも。) は、チェコの作曲家・ヴァイオリニスト。同名の孫は世界的なヴァイオリニストの一人である。
プラハの南30kmほどのクレチョヴィーチェ村に生まれる。1885年から1892年までプラハ音楽院でドヴォルザークに学ぶ(1898年にドヴォルザークの娘オティーリエと結婚)。同級生と共にボヘミア四重奏団(後に、チェコ四重奏団に改名)を結成し、第2ヴァイオリン奏者を勤めた。 1922年から母校プラハ音楽院で教鞭を執り、ボフスラフ・マルティヌーらを指導した。ベネショフにて逝去。
(Wikiより)