南無煩悩大菩薩

露の世は露の世ながらさりながら

かたれないものがたり

・・かえりましょうか・・・ん・かえろう・・ 「東京物語」より

人間というものには生きている限り、何の理由も原因もなく持たねばならぬ憂愁の感覚というものがあるのではないか。

 

時代や世相や大人も子供も男も女も超えてふと覆いかぶさってくる得体の知れない感覚とでもいうもの。

 

いまだかって誰も語っていないもの。

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