下北沢とビールと餃子

　

 

お疲れ様です。有機栽培です。世間はクリスマスに年の瀬と盛り上がっておりますが、私は連日ウルトラ残業で死にかけております。24日の定時後、「クリスマスなのに残業する精神性はダメだよー」って若手に笑っていた営業は絶対許しません。

 

あまりに疲れたので、出勤時間を遅らせました。このブログを書いて楽しかった時間に現実逃避をしましょう。楽しいことは季節に紐付ければいつだって思い出せますからね。

　

そのために植物の名前を覚えようと昔図鑑を読んだのですが、興味のないことに対して脳みそが働かないせいか全く覚えられませんでした。今年一番ミセスのライラックを聞いたけど、青っぽい花らしいということしかわからない。いつか本腰入れてもう一度学びたいな。

 

日記本を作ることを決めた夏、いったいどんな本が売られているんだろうと秋に下北沢に下見に行きました。その時の日記です。

 

下北沢に来るたびに、学生時代この街に住んだら楽しかっただろうなあ思うし、意思が弱かったら狂って沈みそうだなあと危機感も感じるほど娯楽と若者が多い。あと一人で歩いている人よりも、楽器を持った2、3人で歩いているのを見かけるので、中々単独行動には眩しい街だと思ってます。偏見。

 

日記祭を主催している日記屋月日さんに行く時は、世田谷代田駅から歩いて行くと綺麗な散歩道があって非日常感を味わえます。高級住宅街なんだろうな、犬とベビーカーとすれ違うのは余裕がある証だ。

 

田舎者なので、オシャレな空間だと窒息しそうな感覚に襲われます。無印良品がギリギリ耐えれるラインで、unicoとか緊張して入れない。世田谷代田から下北沢までの小道はちょっと息が詰まりそうになりそうなので、お洒落アレルギーの人は注意してください。私は基本地面を見ながら、ラジオを聞いて早足で行きます。

 

店内について色々手に取り情報収集をして立ち去りました。彼が着いてきてくれたんですが「私これから本作るんですよー」って話すのも恥ずかしいので、とにかくスピーディに情報を集めなければ。自意識が爆発している。体力と気力が削られ、緊張で嫌な汗が背中をつたう。

 

こういう時、店員さんに元気よく本作りに相談出来ればいいんですけど、コミュ障はこの街に来るだけでかなりの体力を消耗しておりました。そして自意識大爆発。本当はビールを飲んでゆっくりしたかったけど、彼に申し訳ないしてんやわんやで後にしました。

 

以前大学の友人も名古屋からこのお店に行ったことがあると聞いていたので、大変なイベントに応募しちゃったなあという気持ちでした。

 

ここに本を並べられる日はいつか来るのだろうか。ちゃんといい本を作らないとなあと決意を固めて店を出ました。まだこの夢は叶っていないので、いつかまた機会があれば頑張ろう。

 

ボーナストラックという商業施設には色んなお店がありました。発酵食品のお店で全国の味噌や醤油を見たり。大学の友達が教えてくれた北陸のかぶら寿しを思い出したり。かぶと鰤を発酵させた保存食で、かなりしょっぱかったと思う。

 

二階にある本屋さんには、個人が作成した本も売られていました。くどうれいんさんが日記本を出していて、東北の人だよなあと思って調べたら歳が近くて謎のショックを受けました。生きてた年数が同じぐらいの人が、芥川賞の候補になっている。学生時代から何もしていない私の人生、早めに終わらせた方がいいのでは。思考の答えがすぐ死に連結するのはよくないので、気分を変えに行こう。

下北沢は謎の巨大な月が浮かんでました。サテライトな月が地球を征服するために下北沢を選んだかと思うと、SFチックで面白いですね。一枚目の写真が夜の様子なのですが、光ると不気味さより美しさが勝って、拝んでしまいそうになる。巨大なものへの畏怖は、行動理念の根源的なとこにあるのかな。

 

下北沢を歩いた癖に、古着屋を物色する元気はなく。塗りつぶすように路地を歩き続けると、だんだん喉が渇いてきました。

 

ビアバーうしとらに行きました。普通ならアイスコーヒーを飲むところですが、色々疲れた感覚を鈍くしたいのでアルコールです。自社醸造のクラフトビールが飲める場所ということで、大きめのビールを頂きます。

下北沢と言えばカレーだよなと頼んだらめっちゃ美味しかったカレー。辛めのドライカレーにじゃがいものポタージュのようなまったりとした白いソースが合う。常連みたいな人達が、カレーについて話していたのでお墨付きなんだろう。また下北沢でカレーが食べたくなったら必ず立ち寄ろう。

別アングルで大きな月。みんな写真を撮ってました。妙にリアルなせいか風景に溶け込んでいる。後日下北沢に行った時に月がなくて、物足りなく思うほどでした。

散歩してたら見つけたグレイビー餃子さんへ。彼がビビっと来たらしく、営業時間前に予約しました。中に入ってみると満員で、ナイス判断！アルコールの注文が必須なのと、喫煙できるということで、居心地がよくて嬉しい。何よりご飯が美味しい！！！写真の鶏肉は皮はパリパリ中はジューシー！！

チリソースがかかった餃子。こってりしていてホッピーがすすんでいく。ノーマルな餃子も肉汁が溢れて美味しいです。東京に来てから行った中華系のお店で一番好みかもしれない。

これ！！この花椒がビリリと辛いキャベツの冷菜が衝撃的でした。お手ごろの価格なのに、今まで食べたことがない美味さ。箸が止まらなくなって消えます。ついでに酒も消えます。

酢豚も美味しかったー！！久しぶりに酢豚を食べました。ソースが濃厚で絡むのがいい！！お肉も大きくて食べ応え抜群！酢豚の玉ねぎが大好きなんですが、甘くて美味しい！何を頼んでも美味しいし価格帯も優しいので、ずっと2人で「美味しい……」「絶対また来る……」「東京の中華ここで決まりよ……」「友達に紹介しよ」って言い合ってました。そして実際、次回下北沢に行った時に食べに行くというね！

 

コーヒーも古着も摂取しなかった下北沢は、ビールと中華の街かもしれません。珉亭も美味しいしね！！

おまけの実家の犬。正月会えるのが楽しみです。絶妙な表情がかわいい。親の用事のため早朝に散歩に行ったらしく、眠いんだって。