お気に入り曲まとめ (2019.12~2020.1)

 サボってました…。いやサボってない。このくらいが平常運転。

 

 新年開けた勢いでSpotifyに登録しました。めっちゃ便利で悔しくなっています。。今までの……おれのミュージックライフは一体……。でもサブスクにない作品もあるもんね! SpotifyになかったらSpotifyにないって書いておきますね。

 

 

 

 

  年を跨ぐのはアレなんで……2019年12月のお気に入り音楽が2020年の年ベスに間違えて入ると良くないので、きちんと月ごとに分けておきます。

 

 

2019年12月~

 

 

Serani Poji / ゴーゴー!シューパーガール!、地球人のカラダ、さよならいちごちゃん、EVE

Serani Poji / 南へ、シュガーブー、ロボの幸せ、ありふれた毎日の歌、笑うカエル、地球人のカラダ ~the next stage mix~

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 セラニポージの3rd『オチャメカン』より4曲、4th『MERRY GO ROUND JAILHOUSE』より6曲。多い。いや抗えないんですよ…。

 2nd『ワンルームサバイバル』が2002年発表、オチャメカンが2004年で、音楽的にも両者は繋がっている感じ。オチャメカンリリース後にユニットは活動休止状態になり、2009年に再開。2010年に今のところの最新作であるMERRY GO ROUND JAILHOUSEを発表…

 『オチャメカン』はちょうど1st~2ndの中間くらいの音楽性で、それまでのファンなら自然に馴染めると思う。『MERRY GO ROUND JAILHOUSE』は……休止を挟んだからか、新機軸というか少しフレッシュな感がある。なによりボーカルが東野佑美からササキトモコ本人に変わったのが大きい。初めて聴いたとき(これセラニか?)と思ったもの。

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 セラニのボーカルはそれまで(CECILゆきち・東野佑美)は少女趣味…というとアレかもしれないけれど、すごくキュートでフェティッシュな響きだったのだけど、今回(ササキトモコ)は少し大人になったというか、おしとやかな感じになっている。ころころしてなくて、ちょっとしっとり。穏やかで、日常生活に合うのはどちらかといえばこちらの方だと思う。

 個人的に声質ちょっと似てるな?と思ったのが伊藤真澄。MERRY~内の楽曲もちょっと伊藤真澄の作る曲に似た雰囲気があったりする。オープニングの「南へ」なんかは特に…。

 アルバムとしては終盤、「ありふれた毎日の歌」から最後までの展開がとても良いです。アルバム全体のまとまりで見てもキャリア上、MERRY~が一番かな~と。名盤だと思います。

 

 残念なことにセラニはサブスクにはありません! 自分は渋谷のツタヤでレンタルしました。3rd、4thは中古でもあまり出回ってない印象です。

 

 

 

 

 

 

 

日向美ビタースイーツ♪ / 恋とキングコング、温故知新でいこっ!、neko*neko、クラゲファンタジーソーダ、激アツ☆マジヤバ☆チアガール、完全無欠の無重力ダイブ、ぽかぽかレトロード ~Home Sweet Home edition~

ホララ・ホリック with 日向美ビタースイーツ♪ / じもとっこスイーツ♪

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 ひなビタ♪のCDからなんか曲いっぱい。見にくいですね。「ひなビタ♪」ってみなさん知ってますか? いや自分もよくわかってないんですけど…なんかWebと連動した美少女音楽企画? みたいな?

 いや公式サイト見てもよくわからないんですよね…。とりあえず「日向美ビタースイーツ♪」と「ここなつ」という二組のグループがあるということだけ抑えておけばいい、ような。。

 

p.eagate.573.jp

 自分が知ったきっかけはたしかツイッターで。なんかすごく分かりやすい音楽用語の説明があるよ、とツイに貼られていたリンクで跳んだ先がこのひなビタ♪のページだったという…。

 

mikiki.tokyo.jp

 その後、たしかこの記事を見て「温故知新でいこっ!」という曲を聴いてヤベェ…となった記憶。そして上のセラニのアルバムと一緒にひなビタ♪のCDもまとめて借りたのだった…(2019年11月下旬)。

 

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 で、大事なのがこのひなビタ♪にもササキトモコがかなり関わっているということ。先ほど挙げた「温故知新でいこっ!」がそもそもササキトモコの手によるものだし、今回挙げた曲群の半分くらいがササキトモコの仕事。しかしまあそれ以外にも当然いい曲があって……つまり「ひなビタ♪」全体がもうすごく魅力的ですよという。

 

 自分が一番気に入ったアルバムが2017年にリリースされた『Home Sweet Home』で、冒頭4曲の流れがめっちゃ強いのでぜひ聴いてみてほしい(最初2019年のベストに選んでました)。もう一枚挙げるなら『ひなビタ♪ Five Drops 01 -sunny orange- 』。キャラごとに楽曲をまとめたマキシシングルシリーズの第一弾で、山形まり花という、バンド「日向美ビタースイーツ♪」の中心人物?の担当曲がまとめられている。なんかメンバーごとに担当しているジャンルがあるらしく、この山形まり花の担当はなんと渋谷系らしい。マジ!? マキシシングル扱いで収録曲は少ないがどれも名曲揃いです。

 

a9m.hatenablog.com

 ネットを漁るとこういう記事がヒットしたりします。

 

 一応。各キャラの担当ジャンル。

 

 なんか現在では「バンめし♪」というサイドプロジェクト? いやこっちがメイン? も始まっているようです。2019年3月にアルバムが出ていて、なんと今年の3月にも新作をリリース予定という…。てかこっちのアルバムも一緒に借りてたの忘れてた。今BGMで流してますがこっちの方がバンドサウンドにこだわっている感じ?

 

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 これ去年のアルバムの1曲目なんですけど……かっこよすぎない? バカテク……え? なんでこんな速くて尖ってるの? びっくりした。(やぎぬまかな、という方の仕事らしい。過去に「カラスは真っ白」というバンドに所属していたという。)

 えーっもっと早く聴いてたら普通に年間ベスト入れてたかもしれない…。ツタヤの同じ棚にあったからまとめて借りたんだけど、まさかこっちが新しい方だとは…。

 

 長くなってきたのでここらで…。リアルタイムで調べながら書いてるので……まとまりなくてすいません。とりあえず「ひなビタ♪」「バンめし♪」要チェックということで…。あと他にはアイマスシリーズにもササキトモコがけっこう曲書いてるっぽいのでそちらも調べないと…… 

 

 

 

追記:

 バンめし♪の頃(2018.10~)からこういうVみたいなこともやっていたらしい。あ~~~たしかに、バンドの音楽活動をリアルタイムで追う、という趣旨の企画だったらこういうスタイルの表現ももちろんあるよなあと。うお~すごい。。

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 ちなみにサブスクにはアルバム単位では登録されておらず、主要な曲のみシングルとして登録されています。アルバムのみに収録されている曲や、一応曲の流れなどもあるので、個人的にはアルバム音源を入手してほしいです。が、まあ試聴目的ならぜんぜんOKではあります。。 「クラゲファンタジーソーダ」が聴けないのは痛いんじゃないか~?

 

 

 

 

 

 

 

小袋成彬 / Night Out、Turn Back、New Kids、Three Days Girl、Gaia

2019年に聴いてよかった作品 - ヨーグルトーン

 小袋成彬の新作『Piercing』より。だいたい2019年のベスト記事に書いたのでそちらを見てください。

 Spotifyの試聴用のリンク、なんかサビのところから始まっちゃうのでもうちょい頭の方から始まるApple Musicのリンクを貼っておきます。このアルバムのオープニングを飾る「Night Out」の冒頭部分が本当に鮮烈なので聴いてほしくて…

 

 「おれも泣いてた 二人で決めた あのときキレなきゃ おれは死んでた」

 「なにもかもが終わるとき おれは生きてた」

 

 いや強すぎるでしょ…… 。サウンドのビルドアップの華麗さも含めて2019年——いや邦楽史上でも最高のオープニングの一つだと思います。とにかく、まだこの作品を聴いてない人はなんとかして聴いてみてほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

King Cruel / Dum Surfer、Emergency Blimp、The Ooz

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 今さら聴いたシリーズ。 『The OOZ』より。曲単位ではそんなにハマったわけではないのだけどアルバム単位ではけっこう聴いていて……というのも、このアルバムがアンビエンスをとても大事にした、ムード重視の作品だから(たぶん)。それぞれの楽曲はキャッチーなフックがあるわけでもなく、わりとふわふわしていて掴みづらいのだけど、代わりに強烈なムードを放っている(挙げてる曲は比較的キャッチーですが)。

 サウンドの中心にあるのは時にハードだったりメロウだったりするブルージーなトーンのギターと、本人による異様に艶のあるざらついたボーカルで、この二つが軸になってダークでハードボイルド?な世界観を作り上げている。ソングというよりはサウンドトラックという表現がしっくりくる曲が多く、特定の曲だけをリピートしたりするよりは、アルバム単位でこの薄暗いムードにじっくりと浸る方が楽しみ方としては合っているような気がする(正解とかはない)。バーとかで流れてたら感動すると思う。

 ユニークで、すごくよくできた作品。なんというかすごく”特化”した作品です。Dirty Beachesとか聴いてた人は要チェックです。

 

 

 

 

 

 

 

Kanye West / Every Hour、Everything We Need、Water、God Is

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 リリース当初に聴いて微妙かな~とかのたまっていたカニエの新作『Jesus Is King』より。なんだかんだで楽しみました。『ye』と同じように中盤のメロウな流れが好き。Everything We Need~Water~God Isという3曲の流れ。「Selah」なんかは生で聴いたら(ゴスペルの迫力で)感動しそうだけど、曲としては好みでもない。「Water」は一聴して気に入ってしまい、小袋成彬「New Kids」と一緒にミックスに使ってしまう始末。よかったら聴いてみてください。

 

 

 

 

 

 

2020年1月~

 

 

Big Thief / Fogotten eyes、The Toy、Those Girls、Shoulders、Replaced

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 『Two Hands』より。2、3ヶ月前に『U.F.O.F.』にハマったばかりですが。2曲目の「Fogotten eyes」を聴くと(おっ)となると思うんですが、前作よりも全体的にに"歌"が前面に出ています。前作はどちらかと言えば抑制された作風で、それでもにじみ出てくるフィーリングにジーン…ときていたのですが、今回はよりストレートな表現になっていて、素直にいいな~という感じです。

 今作も前作も、どちらも甲乙つけがたい良作ですね。『Two Hands』の方が良さが分かりやすいもしれない。共通しているのは音の生々しさ。特にボーカルはすごいです。

 

 あとちょっと前に呟いた歌詞がいい~というツイート。

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 冒頭で

「Please wake up
 Please wake up
 Touch my skin and
 Tell me where you've been」

 と歌っています。

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 これも超~~~名曲ですね…

 

 

 

 

 

 

 

 

People In The Box / いきている、2121、懐胎した犬のブルース、まなざし

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 2019年作『tabula rasa』より。このバンド、TLで名前は見かけていたんですが、実際に音を聴くのは初めて。いいですね…。楽曲、実際はかなり複雑そうなんだけど、そうと悟らせずに滑らかに聴かせるアレンジの妙がある。その点で自分はLampなんかを思い出しました。

 アルバム最後の3曲の流れがめちゃくちゃいい。「2121」のコーラスの、ある種のクラシック音楽を彷彿とさせるような威風堂々とした下降クリシェ、感動……。久しぶりにこういう音楽聴きました。。映画のエンディングテーマとかにどうでしょうか。

 リズム隊のヘビーな響き(ベースとか地響きみたいだ)とピアノのリリカルな響きのコントラストがとても美しいサウンド。「荘厳」なんて言葉が自然にフィットする。ヒロイックでシリアスなムードがあり、すごく浸れる(代わりに日常生活にはそんなに合わないかも)。

 いいアルバムです。前のアルバムもてきとうに聴いていこう。あと初聴時の印象も一応貼っておく。

 

 

 

 

 

 

 

Aldous Harding / Fixture Picture、Designer、Zoo Eyes、The Barrel、Damn

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 毎年参考にさせていただいているwarszawaさんの年間ベストで推されてた作品、Aldous Harding『Designer』 より。スローでのどかな珠玉のポップス。シンプルなアレンジでどちらかといえば薄味なサウンドなのに何度も聴けてしまうのはやっぱ曲がいいんだろうなという。

 冒頭3曲の落ち着いた流れ(曲ごとにだんだんテンポがゆっくりになっていく)でもうノックアウト。特に#3「Zoo Eyes」は絶品ですね。ここまでテンポがゆっくりになると逆に(?)印象的で記憶に残る。

 いいアルバム。個人的にはLily Konigsberg and Andréa Schiavelliと同じ括りに入ります(ということはBelle and SebastianやMagnetic Fieldsとも一緒だ)。テンポの遅さからは渚にてなんかも連想するか?

 

 

 

 

 

 

 

Axcel Boman / Le New Life(アルバム)

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 地味にお気に入りのプロデューサー、Axel Bomanの純粋なソロ作としては6年ぶりとなる去年のアルバム『Le New Life』。長尺のハウストラックが6曲収められた、明らかにフロアユースの潔いアルバム。とはいえ開放的で清々しいフィーリングは健在で、リスニング用途でも問題なく楽しめます。

 前作『Family Vacation』よりもサウンドや楽曲のスタイルに統一感があり(完全にアルバム単位で聴かせにきている)、また楽曲の陶酔感が強くなっています。サウンドはクラウトロック~エレクトロニカ~ダブをトロピカルな感性でまとめてハウスの型枠に押し込めたような感じ。ころころキラキラした音色が気持ちいい。約50分間の催眠的で享楽的なトリップが楽しめるアルバム。

 

 

 

 

 

 

 

Ty Segall / Goodbye Bread、You Make The Sun Fly、I Can’t Feel It

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 2011年作『Goodbye Bread』。当時もチラッと聴いていたけど改めて聴いた。この投げやりで退廃的な空気、最高~~~。なによりマーク・ボラン直系の歌メロが最高に気持ちいい。死にそうなときでも「I Can’t Feel It」歌ってたらなんとかなりそうな感じする。いや本当、この歌だけあればいい。Tyのアルバム全部聴いたわけではないけど、彼の一番コアの部分が詰まった作品のように思います。

 

 

 

 

 

 

 

Atlas / 渚のバカンス(Seaside Vacation)

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 『十三機兵防衛圏』というゲームの劇中歌。ネタバレになるのでアーティスト名は秘密☆(そもそもまだ公開されてない、たぶん)。あまり渚っぽくもバカンスっぽくもない……ような……。とてもヒロイックで壮大な雰囲気のある曲。きれいにループできる構造も含めてゲーム側からの要請があったのではないかと思われる。

 なんというか、あまり聴いたことのないタイプの曲だと思う。似てる曲が思いつかない。コーラスのコード進行、似てる曲あるのかな…。とにかくエモいです。名曲。

 

 

 

 

 

 その他、サブスクでいろいろちょこちょこ聴いています…。まだ曲単位で消化できてないけどいいアルバムだなーと思った作品、名前だけ挙げていきます。順番は意味なし。

 

Bill Callahan / Shepherd in a Sheepskin Vest

Jlin / Black Origami 

Shinichi Atobe / Heat

Panda Bear / Panda Bear Meets The Grim Reaper

Grizzly Bear / Painted Ruins

Archers of Loaf / Vee Vee

Brainiac / Bonsai Superstar

Demdike Stare / Wonderland

Floating Points / Crush

Julia Holter / Have You In My Wilderness

Mount Kimbie / Love What Survives

Slum Village / Fantastic, Vol. 2

Women  / Women

 

 

 

サブスク使ってみた感想:つべこべ言わずに使った方が新しい音楽聴きますね。