萩から津和野へ車で移動し、開館15周年を迎える「津和野町立
安野光雅美術館」に立ち寄りました。
津和野の町に溶け込んだ、昔からそこにあるかのような建物の中に、安野さんの子どもの頃の小学校の教室や廊下が再現されていました。
図書室には、子ども達も馴染みのある絵本「
旅の絵本」シリーズや自宅にもある「
あいうえおみせ (安野光雅の絵本)」などが並び、子ども達も絵本とその原画の展示を楽しんでいました。
「空想を育む大切さを一人でも多くの方に理解してほしい」という安野さんの思いから併設された、小さなプラネタリウムがあり、入館時に整理券をもらって入りました。
安野さんの声で津和野のことを紹介する映像や、「芸術も科学も、想像することの大切さは同じ」だというメッセージなどのあと、津和野の星空や、天動説と地動説についてのお話など、盛りだくさんの内容でした。
美術館にプラネタリウムが併設されているのは珍しいと思いますが、ぜひ両方楽しんでほしいと思います。
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美術館を出てから、津和野の町並み(子ども達は鯉)を楽しみながら散策したり、
和菓子屋さんでお土産(源氏巻)を買って、水ようかんと冷たいお茶をいただいたりしました。
参道に赤い鳥居がたくさん並ぶ、山の斜面にある太鼓谷稲成神社からは、
ちょうど町を出発するSLの姿を眺めることもできました。