杉田智和さんが2024年12月12日放送のニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0』に出演。自由すぎると評判だったアニメ『銀魂』の舞台裏についてトーク。自由であることの代償や、それで生じる不自由さについて話していました。
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(野田クリスタル)どこまでが許容の範囲というか、どこまでが本人の意思なんだろう?って毎回、思うんすよ。『銀魂』もそうですけども。結構、ぶれるじゃないですか。
(杉田智和)はい。急に魔が差すんですよ。
(野田クリスタル)魔が差してますよね。急に。
(杉田智和)「これ、言いたい」ってなって。
(野田クリスタル)「これ、言いたい」ってだいぶあるよな。
(村上)「それはダメです」はあるんですか? 「それはちょっとやりすぎです」は?
(杉田智和)それは……さすがに自分の中でブレーキがかかって。他社の版権で露骨すぎるものとかは。
(野田クリスタル)でも露骨すぎるもの、結構ありますよ? 『銀魂』で全然違うものを……。
(杉田智和)でもあれ、本当に許可取ってなかった場合とかもあって。その後、宣伝プロデューサーの人が頭を丸めていたり。だからスーツを着てると「ああ、何かあったんだろうな」って。すごい東映さんに謝りに行っていましたね。「すいませんでした!」って。
(野田クリスタル)マジでヤンキーだよなー。あれ、ヤンキーアニメだったなー。
宣伝プロデューサーが頭を丸めて謝罪
(杉田智和)ただ、それで「自由でいいんだ」っていうのをはき違えちゃうと、本当に起きてはいけない間違いを起きてしまうから、それは気をつけてます。
(村上)素晴らしい。
(野田クリスタル)そこはね。でも、それも作品によってって感じですよね? 『銀魂』は「もういいか」ってなってるし。
(杉田智和)でも、その空気を作るのにもすごい努力が裏であったりとかするんで。自由っていうものを扱ってるものほど不自由だったりとかするので。
(野田クリスタル)『銀魂』は一見、すごい自由そうに見えるけれども?
自由を扱っているものほど不自由
(杉田智和)お客さんとかはただ楽しんでたりもするけども。「自由なものを支持する我々もまたフリーダムでいいんだ」みたいなのがいて。なんかイベント会場で暴れちゃって出禁になるみたいなのとか。そういうのはありますよ。
(村上)そういうのはね、やっぱりやる側が一番ラインをわかってないと。
(杉田智和)僕らもだから最初に「めちゃくちゃやるんでしょう?」って言われますけども。「いや、違うんです」って言うのもなんか違うかなってなって。パブリックイメージっていうんですけど。やっぱそれに押しつぶされる状況って、一番まずいんですよね。
(野田クリスタル)特に生リアルイベントだと、よりそれが……リアルイベントだとこいつ、めちゃくちゃやってくるんじゃないか、みたいな。それは困っちゃうなー。
(村上)期待されて。野田さんもね、M-1終わりぐらいは「どうせ暴れるんでしょう」みたいなの、ありましたからね。
(野田クリスタル)カンペで「ドラゴンダンス」って書かれていて。なんだかわらかないんですけども。そんなの、したことないのに。
(村上)なんか広大なスペースを空けられて。「こちらでどうぞ」みたいな。
(野田クリスタル)「何をだよ?」っていう。しかもクイズ番組で。
「すごい際どいことやっているなー」と思いながら毎回見ていたアニメ版『銀魂』。やっぱりちゃんと許可取りできてなくて怒られが発生したりしていたんですねー。自由な制作現場をキープするために謝り倒した人がたくさんいるんだろうなと想像するとなんだかグッと来ます。杉田さんの「自由というものを扱っているものほど不自由だったりする」というパンチライン、胸に刺さりました!