手のひらサイズ(10cm*10cm)の小さな絵本です
— miwa (@miwa719) 2019年5月3日
当時読んでいたものは引越しの際に捨ててしまい(あとになってそれを悔やんでいた)2000年にフェリシモ出版から復刻されたときに買い直しました pic.twitter.com/Eb6cwrA7QP
この中でも特にお気に入りだったのが、こちらの5冊。
当時、お出かけする時にはポシェットの中にピクシー絵本を2、3冊しのばせていくのが習慣になっていて(京浜東北線の電車の中でよく読んでいた)この5冊が選ばれることが多かったように思います。
この5冊のどこが気に入っていたのだろう?と思いながら読んでみたのですが、面白いことに気がつきました。『ひもぐつ』以外の4冊は「何かを作るお話」なんですよ。
ピクシー絵本の内容は「動物のお話」「家族のお話」「仕事のお話」「数のお話」「冒険のお話」「友達のお話」など多種多様です。その中で「何かを作るお話」が何冊も上位を占めるのですから「何かを作る」ことに対して、特に興味を持つ子供だったのかもしれないですね。
そんな子供も大人になり、医用機器を作る仕事に就き、毎日毎日「作っては壊し、また作る」ことを30年近くやってますが、一向に飽きることがありません。
ちなみに『ひもぐつ』は、こんなお話です。
あたらしい赤いひもぐつを買ってもらった主人公(トーマス)が、お母さんにひもを結んでもらって出かけたら、かけよってきた子犬にひもぐつのひもをほどかれてしまいます。家にもどってお母さんにひもを結んでもらおうとしましたが、お母さんはパンを作っていて手が離せません。そのあともいろんな人に頼むのですがみんな忙しくて結んでもらえない。「だれも手伝ってくれないなんてひどいよ」とがっかりしていると、女の子が通りかかります。「わたしが教えてあげるわ。結び方をおぼえて自分で結べばいいじゃない」
トーマスは練習し自分で結べるようになりました。89回目で!
これを読んで(わたしもひもぐつのひもを結べるようになりたいなー)と思いました。最後のページには「くつひもの結び方」が載っていて、まだ履いたことのない『ひもぐつ』に憧れ、眺めていた記憶があります。*1
*1:『ひもぐつ』は「できないことができるようになったお話」であり、そこにも惹かれる要素はあったと思いますが、当時は「ひもぐつへの憧れ」が強すぎて、著者が伝えたかったことは受け取れてなかったなぁ。