Björk / Vulnicura
https://itunes.apple.com/jp/album/vulnicura/id959973080?uo=4&at=10lc52
2011年にリリースされ、昨年まで世界ツアーが行われた『Biophilia』のプロジェクトが一段落し(Biophilia Live 最高でしたね!)、2015年はついにニューアルバム……と思っていたら、リークの影響で3月リリースの予定がiTunesなどデジタルでは急遽1月に緊急リリース。ちょっと複雑ですが、しかし、内容の方はもう、もう、素晴らしいなんてものではない!
Biophiliaは自然についての作品でしたが、本作『Vulnicura』は「失恋」がテーマという、極めてパーソナルな作品に仕上がっています。長年のパートナーであった Matthew Barney との別れが作品にそのままなっているという感じですね。
音楽的には、やはり長年にわたって共同プロデュースという形で作品に関わってきた LFO の Mark Bell が昨年亡くなり、新たに新鋭 Arca が共同プロデュースに入っています。その結果、これまでの Björk - Mark Bell 体制とは少し空気が変わったように思います……というか、Arca が作曲にも入っている曲はモロに Arca 節です。彼のキレイな音作りの部分がうまく Björk とハマったなーという印象。
とにかく1曲目「Stonemilker」と2曲目「Lionsong」が最高すぎて、しかしこの辺の序盤の曲は「別れる前」の曲なわけで、いろいろと複雑でもあります。ラストトラック「Quicksand」が思いっきり吹っ切れた感じなのも面白いですね。
https://itunes.apple.com/jp/album/stonemilker/id959973080?i=959973086&uo=4&at=10lc52
http://www.beatport.com/release/vulnicura/1458949
Björk - Vulnicura. Bleep.
Aphex Twin / Computer Controlled Acoustic Instruments pt2 EP
昨年『Syro』が出たと思ったらもう次のを出すのかよどうなってるんだ Aphex Twin! っていうか Björk の翌日に Aphex Twin がリリースされるとか2015年はいきなりどうなってるんだ!
新作は短めの曲たくさんのEP扱い。pt2ってなってるけどpt1なんてないよ。ピアノとドラムで構成された曲だらけで、まさにタイトル通り機械仕掛けのアコースティック楽器による作品。渋い。すごく渋くて良い。楽しい。
Aphex Twin - Computer Controlled Acoustic Instruments pt2 EP. Bleep.
John Tejada / Sings Under Test
John Tejada のニューアルバムが <Kompakt> からリリース! すごく良い!
太くて暖かい音のテックハウス。ビートは硬くてメロディアス。おおよそ考えうる限り最高の電子音楽ですね。6曲目「Cryptochrome」とか奇跡の出来。
Plastikman / EX Club Mixes
昨年リリースされた Richie Hawtin の Plastikman 名義でのアルバム「EX」のリミックス版。というかだから去年から今年にかけて Björk だの Aphex Twin だの Plastikman だのどうなってるんだよ。
リミキサー陣は Dixon / Recondite / Tale Of Us / Dubfire という隙のない布陣。というか Richie Hawtin の ENTER 人脈が卑怯すぎる。「Club Mixes」と銘打ってるだけあって、どれもフロア直結ミニマル。隙がない。真っ向勝負感。
http://www.beatport.com/release/ex-club-mixes/1449912
Plastikman - EX Club Mixes. Bleep.
Monolake / X I E
昨年末にリリースされたEP。Monolake 名義では約3年ぶりのリリース。
硬いテクノ。最高。それ以外、言うべきことはない。ちなみに次のリリース「I A」は3月予定。2016年はじめまでにはアルバムもリリース予定とのこと。待ちましょう。
https://pro.beatport.com/release/x-i-e/1432814
Monolake - X I E. Bleep.