ポーティスヘッドのデビューアルバムにしてポップミュージック史にその名を刻む孤高の名盤『Dummy』。本作がリリースされたのは1994年8月22日で、発表からちょうど30年が経った。〈トリップホップ〉というジャンルを象徴するこのアルバムの真価とは? そして後世への影響は? ライターの黒田隆憲が解き明かす。 *Mikiki編集部\r\n\r\n
★連載〈94年の音楽〉の記事一覧はこちら\r\n\r\n \r\n\r\n 今年のフジロックにおける個人的な最大のトピックは、ポーティスヘッドのボーカリストであるベス・ギボンズが遂に初来日を果たしたことだ。5月にリリースされた、ソロ名義でのアルバム『Lives Outgrown』を携えてのパフォーマンス。しかしその場にいたオーディエンスがひときわ熱狂したのは、ポーティスヘッドのデビューアルバム『Dummy』に収録された“Roads”のイントロが流れた瞬間だったことは間違いない。彼らの初来日公演が幻に終わった1998年から四半世紀以上が経った今、このような奇跡が訪れるとは誰が予想できただろうか。\r\n\r\n\r\n\r\n
\nPORTISHEAD 『Dummy』 Go! Beat(1994)\n\r\n\r\n
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2024年のフジロックで果たされたベス・ギボンズ初来日\r\n\r\n