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How to 雑談

職場で同僚や上司相手の雑談が苦手だ。正直何を話していいかわからない。毎日「今日も寒いですね」というわけにもいかないし、相手も雑談が苦手な場合、「そうですね」で会話が終了する。話す前より気まずい空気が流れる。こっちのことなど無視してスマホを眺めてくれている方がよかったかもしれないと思ってしまう。ただやはり自然と(?)雑談ができる民の方が話しやすいのは確からしく、なんとなく仕事もスムーズに進む気がするので、勉強してみた。

 

この本では雑談をするための20の簡単テクニックと36の具体例が紹介されている。誰とでも信頼関係が築けるかどうか、そもそも簡単にできるかには自信はないが、こういうハウツー本があると雑談苦手民にはありがたい。

自分は雑談を全く勘違いしていたことが冒頭で明らかになる。

「雑談は、普通の会話とは、まったく違う」

雑談とは、「微妙な間柄の人と、適当に話をしながら、なんとなく仲良くなる」という、とても繊細な会話の方式です。(p.6)

友達と会話するようにとか、仕事に関連するようにとか、意識しなくてもいいようだ。

相手が話してくれる時にあいづちを打つのはわりとできる(と思っている)ので、こちらから話さないと沈黙に耐えられないときに使えそうなハックをメモしておく。

1. ニュースなどの身近でない話題が出なければ、身近な話題で勝負する。

勝負すると言っている時点で気負っているが、朝ちらっと見ただけのニュースで話を広げるのは高難度だし、相手がそのニュースを知らないと会話が終了する。ペットの話は無難そうだ。相手もペットを飼っていれば間も持つだろう。最近食べておいしかったお菓子とか記憶しておこう。

2. 大したことない話だと先に言っておく。

会話の目的を考えると話せなくなるので、最初にオチがないことを告げる。自分でハードルを下げておくことで、うまく話せなくて落ち込むことを回避できる気がする。相手も真剣に聞く必要ないとリラックスしてくれることを願う。

3. 自己開示した後で相手に質問する。

急な質問は相手を身構えさせるし、質問攻めにされるのが好きな人はあまりいないので、まず自分の話を先にして、相手に話をふる。「この時期鍋作りがちなんですけど○○さんはよく入れる具材とかありますか?」とかで大丈夫だろうか。料理しない人には使えないから、持ちネタがいりそうだ。

雑談できる人ってすごいなと改めて思わされる本でもあった。

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