【テニス全米OP・・・大坂なおみが1回戦で10位のオスタペンコ(ラトビア)に6-3,6-2で快勝したのだが。妊娠。出産を経て復帰した後、なかなかプレーが復調せず。4年7ヶ月ぶりにTOP10選手に勝てたこともあって、感涙を流していた。(ノ_-。)
<ちなみに今回の全米では、大坂は原宿からヒントを得たというフリフリ&大きなリボンつきのロリータ風ウェアにフワフワの髪で戦う。(・・)>
初の2回戦に臨んだ64位の内島萌夏は、101位のニーマイアーと対戦。1セットめは4-6と五分五分の戦いだったのだが、2セットめは腰痛&集中力の欠如でやることなすこと、うまく行かず。0-6で負けてしまった。早く心身が回復しますように。o(^-^)o】
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まず、支援者への香典を支出した疑いで検察から捜査を受けていた元自民党の堀井学衆院議員が、28日に議員辞職願を提出。そして、29日に略式起訴された。(-"-)
ここで着目すべきことは、堀井氏が香典を提供(寄付)した公職選挙法違反だけでなく、裏金を収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反(虚偽記載)のダブルで略式起訴されていることだ。(@@)
『選挙区内で違法に香典を配布し、パーティー券収入のキックバック(還流)を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、東京地検特捜部は29日、公職選挙法(寄付の禁止)違反と政治資金規正法違反(虚偽記載)で堀井学元衆院議員(52)=自民党離党、28日に辞職=を略式起訴した。
起訴状によると、堀井元議員は、議員本人が葬儀に参列した場合を除き、選挙区内での香典配布が禁じられているにもかかわらず、2021年10月~23年10月、自身の選挙区である北海道9区内の有権者52人に対し、秘書らを通じて香典(計38万円)や枕花(計約23万円相当)を渡したとされる。
また、自民派閥の政治資金パーティー裏金事件で、清和政策研究会(安倍派)から19~21年に受領した還流資金約1700万円を収支報告書に記載しなかったとされる。
特捜部は裏金事件の捜査の過程で香典の違法配布の疑いも把握。7月に堀井元議員の関係先を家宅捜索し、両事件を捜査していた。
堀井元議員は特捜部の任意の事情聴取に対し、起訴内容を認めていたとされる。
裏金事件で国会議員経験者が起訴されるのは堀井元議員で4人目となった。【安元久美子、北村秀徳、岩本桜、山田豊】(毎日新聞24年8月29日)』
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『収支報告書の虚偽記入額をみると1月に起訴・略式起訴された3人はいずれも3000万円を超えていた。特捜部は3人よりも少ない虚偽記入額で堀井前議員を立件した点について「金額だけでなく動機や犯行態様といった事情を総合的に判断している」と説明した。裏金が違法な寄付に使われていた経緯を厳格にとらえたとみられる。(日本経済新聞24年8月29日)』
つまり不記載額が3000万円に満たなくても、裏金の使い方に問題があった場合は、不記載の分(政治資金規正法違反)も起訴したのではないかとのこと。
多くの議員は、裏金は政治活動に使ったと説明していたのだが。その中には、よ~く調べたら、香典などの違法な寄付、支出がはいっていたかも知れない。<一般に裏金というのは、堂々と帳簿に載せられないことに使うことが多いのでは?>
裏金不記載のあった議員は全員、あわてて記載していなかった分の収支報告書を修正したのだが。一度に5年分、1~2千万円以上の金額を、政治活動の費用として仕立て上げるために、強引のレシートや領収書をかき集めて記入したと思われるものも多々あり。
もし検察がその気になってきちんと捜査すれば、堀井氏だけでなく「悪質性の高い虚偽記載」(=政治資金規正法違反)を見つけることができるではないかと思うのだけど。いかがだろうか?(**)
話は変わって・・・。立民党の野田佳彦氏が29日、地元の千葉県習志野市会見を行い、同党の代表選に出馬する意思を表明した。
公約の発表なども含む正式な会見は、来週、行なうという。(・・)
<会見詳報は、https://www.tokyo-np.co.jp/article/350637に。>
『野田氏は「立憲民主党代表選にチャレンジする決意を固めた。すなわち再び内閣総理大臣を目指す決意を固めたことを表明したい」と明言。政権奪取に向けて「刷新感は必要だが、経験値に基づく安定感で、国の内外の重要課題を解決する覚悟と力量が問われている」と語った。
また、同じ9月に実施される自民党総裁選の候補予定者らが、裏金問題の解決に消極的だったとして「本当に政治改革ができるわけない。うみを出さなければ前に進まない。うみを出す役割を果たしていく」と強調した。
次期衆院選で自民党を単独過半数割れに追い込むことを目標に掲げ、「自民党に失望した保守層の心をつかむ役割を、自分なら果たせるかもしれないという思いがある」と述べた。野党連携の重要性も訴える一方で、共産党との関係については「対話できる関係は必要だ。ただ、一緒に政権を担えるかというと、できないと思う」とした(毎日新聞24年8月29日)』
奇しくも13年前(2011年)の8月29日は、野田氏が民主党の代表選で当選した日だとのこと。<縁起を担いだのかな。>
その時の代表選での演説で、「どじょうはどじょうの持ち味があります。金魚の真似をしても出来ません。どじょうですが、泥臭く、国民のために汗をかいて働いて政治を前進させる」と語って、大きな共感を得ていたのだが・・・。
今日の会見でも「今やたら改革もどきを言っている、世襲の多い『金魚』たちに立ち向かう『どじょう』でありたい」とアピールしていたという。(TBS8,29のニュースより)
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野田氏は、今回の会見でも自ら言っていたように「穏健な保守」の政治家だ。(・・)
経済・社会政策では、新自由主義を好まず、リベラル的な部分がかなりあるので、立民党の方針にも合うのだが。
安保軍事政策では、好戦的なタカ派ではないものの、日米軍事同盟重視。自らは「論憲」の立場だと言っているが、憲法改正にも賛成の立場だ。(-"-)
野田氏は、父親が自衛官であったことから「06年に安倍内閣が防衛庁を防衛省に格上げした時に嬉しかった」とか、「9条に自衛隊明記する憲法改正には賛成だ」などと語っている。^^;
維新の馬場代表や国民党の玉木代表らほど、安保軍事強化&改憲積極派ではないものの、枝野幸男氏や泉健太氏よりは考えが合うし。自公から政権をとるためには、維新、国民と選挙協力や連携(連立)をする必要があると考えている。(-_-;)
下手すると、どちらが与党、野党だったとしても、自公も改憲、立維国も改憲というトンデモなく偏った国会を作り出すことになりかねない。_(。。)_
今回、「何が何でも政権交代」と主張している小沢一郎氏や保守勢力のバックアップを受けて、立候補を決めたようなのだが。
野田氏が、立民党の保守化&保守二大政党制を目指すことは、同党の基本的なあり方を破壊することになるし。決して大げさでなく、日本の政治のあり方を偏った方向にねじ曲げてしまうことにもつながるわけで。
何とか野田氏の代表選当選を阻止したいと切に願っているmewなのだった。(**)
THANKS