最初に、１７日の動きや新たにわかったことをまとめておきたい。

　堀江氏が午前中に担当弁護士と接見。堀江氏はメールを送ったことも送金したことも
否定したという話を担当弁護士がメディアに伝えた。＜ま、否定するでしょう。＞

　　民主党の前原代表は日本外国特派員協会で講演し、「送金メールの信頼性は高い。
国政調査権を行使し、銀行口座や入金記録を明らかにできれば、国民の疑問は氷解する」
と主張。＜ちなみに「中国脅威論」については「（昨年末の訪米、訪中時に）中国の今の
軍事力には多くの国民が脅威を感じているということを率直に述べた」と言ったらしい。
・・・多くの国民、って一体、どこの国民？！　こういうことばっかり言ってるから、
アンチ前原になってしまうのだ。＜怒＞　＞

　自民党は民主党の永田議員の懲罰動議を提出。それに対して、民主党が自民党の逢沢
幹事長代理の懲罰動議を提出した。＜相変わらず、こんなことばっかやってて・・・＞

　民主党は、夜遅くになって、メールの信憑性への疑いを払拭するために、現物メールの
コピーを公開したが、重要部分は全て黒塗りで消されていた。何故だか、最後に記された
堀江の名の一部も消されていた。特別な表記をしており、これを表に出すと受信者が
特定されるおそれがあるのだという。＜特に信憑性を証明するものにはならず。＞
　
　ちなみに高級紳士服の仕事をしている二男は、昨年の選挙時に父親にクールビズの洋服
を仕立て、一緒にＴＶにも出ていたらしい。＜二男の話は下にピックアップ＞

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　いつもに増して長いです。すみません。m(__)m＞

　前回も少し書いたが、正直言うと、今回の民主党の問題提起の仕方にはガッカリ＆イラ
イラさせられているところがある。


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　国会の場にこの問題を出すなら、何故、きちんとその立証の仕方を考えておかなかったの
だろう？　メールの受信者や情報提供者の氏名を安易に表に出せないことはわかっていた
はずだ。あんな黒塗りのメールのコピーを出したところで、あれが真正なものだという証明
にはなるまい。
　ちゃんと専門家とかこういう方面に強い人とかの意見もきいて、個々の情報の確認を
行なったり、しっかり作戦を練ったのだろうか？＜まさかボンボン若手グループ中心に
イケイケでやってしまったのではないでしょうね～。＞
　口座がわかっていると言っても、国政調査権を使わなければ、チェックもできないと
いう。＜せめて送金側の口座の写しか書類などを入手する努力をすればいいものを。＞
検察側と相互協力する手もないとは言えないが、それも難しいのかも知れない。
　今のままでは、メディアも国民も半信半疑のままで、下手すればうやむやに終わって
しまう危険性さえある。

　だが、もしこれが事実だとすれば、このまま終わらせるのは惜し過ぎる。もし証明
できれば、小泉政権に大きな打撃を与えられる材料になるからだ。　
　この５年、小泉政権には首相自身はもちろん閣僚の言動なども含め、大小様々な問題点
があった。だが、もし他の首相ならもっと問題視されたり責任追及をされたと思われるの
に、小泉首相の場合は、本人のキャラ＆人気、そしてそれに便乗しているマスコミのアシ
ストもあって、さほど批判や追及をされることもなくここまで来てしまったのである。
　しかし、もし今回の件が本当なら、話が違って来る。＜もしかしたら、他の人にもお金
とか株式とか何やらが行っている可能性もなきにしあらずだ。＞そして、自民党内には
近時、小泉首相や彼が選んだ閣僚、武部幹事長などを快く思っていなかったり、次期総理
を安倍氏にしたくないと思う勢力が増えていることもあり、彼らが立ち上がれば、内閣
総辞職まで追い込まれる可能性もある＜それも、できるだけ８月１５日に首相の靖国参拝
をさせない形で？！＞と思われるだけに、何とか真相解明をして欲しいと願っている。

小泉首相が１７日の予算委員会でも余裕しゃくしゃくだったので、その自信の表情の裏に
何があるのかが気にかかるところではある。

【事情により、一部削除】
　
　堀江氏がこの件を否定したことは、特に自民党にとって有利な材料とはならないだろう。
　だが、１６日にこの件が明るみに出てすぐに、検察側がメディアを通じて、わざわざ
「事実を把握していない」とコメントを出したのは、引っかかる。これはかなり異例な
ことであり、原口議員も１７日の委員会で法務大臣や刑事局長に質問していたが、彼ら
はまともな説明はできなかった。
　検察はサーバー、ＰＣからメールのデータを押収しているし、堀江氏やライブドア社
関係の銀行口座の記録も集めていることだろう。１６日にこの話が出て、すぐに押収物
をチェックしたに違いない。またその気になれば、民主党側から情報を得て、調べること
も可能であろう。＜自分たちが把握していないものを、野党にきくのはプライドが許さ
ないと考えることもできるが。＞
　知人たちの意見もきいたのだが、検察があえてこのようなコメントを出したのは、
「このメールは検察からリークされたものではない」ということを示すためであるとか、
「押収物からはこのようなメールや口座の記録は見つかっていない」ことを自民党側
や国民に伝えておきたいためではないかという話が出ていた。また「現段階では、武部氏
の二男の件について捜査する気はない」という意思表明ではないかと受け取る者もいた。

　では、民主党はどうしたら、この事実を証明できるのか。
　今のままでは、民主党だけの力ではムリかも知れないと思う。＜党内では小沢氏がこう
いうことに強そうだが、前原グループが彼に相談したかどうかはわからない。＞ここは、
自民党内外の反小泉または反武部勢力と手を結ぶしかあるまい。自民党外で言えば、
反小泉の急先鋒の亀井氏や平沼氏がいる。彼らは検察や警察にも通じているし、このよう
な時の対処法を色々知っているはずだ。知恵を貸して頂くといい。

　また自民党内でも、もともと武部氏が幹事長になったことに「何で、あいつが」と
思い、特に選挙で大勝後はかなり態度が大きくなっていたことを苦々しく思っている者が
少なくないときく。小泉首相に関しても然りである。特に選挙後はトップダウン方式や
内閣の中でどんどんコトを決めてしまい、自民党の部会の意見に耳を貸そうともしない
ことがあるようで、不満や不快感を示す者も増えているという。さらに、ここに来て
次期総理を小泉氏が推すであろう安倍氏にはしたくない者、首相の靖国参拝に反対の者
（これは経済界、アメリカ側も望んでいることだ）などもおり、チョコチョコと集まっ
ては今後の対応策を検討しているという話もある。
　急に総辞職となれば、まだ総裁選挙の準備ができていないだけに、党内が混乱する
との懸念も出るかも知れないが、武部おろしには手を貸すことは考えられる。
　
　もし民主党が送金、入金が記録された銀行口座を知っていたとしても、与党側の委員
の理解や協力を得られなければ、国政調査権の行使をして、口座をチェックすることも
できない。本当にこの情報に確信があり、また真相解明をする意欲があるなら、下手に
自分たちだけでやろうと思わずに、上述のような者たちとも協力をする方が話が早い。
それができたなら、少しだけ前原グループを評価してあげてもいいかと思う。　
　逆にもしメンツにこだわったり、その他の事情によって、この件をうやむやに終わらせた場合
は（ガセだった場合も含む）前原代表＆幹部は即刻やめるべきであろう。

　　　　　　　　　　　＜つづく＞　　　　　　　　ＴＨＡＮＫＳ