2018年8月16日でTwitterのUser Streams API終了しても公式アプリ使わないでメインTLを読み込み放題にする方法

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2018年8月16日にTwitterのUser Streams APIが使えなくなることが発表になりました。

Twitterのタイムラインが自動で制限なく流れてくるこの機能はメインのタイムライン読み込み手段として使っている3rdパーティのクライアントも多く、影響が予想されます。

Twitterが代替手段として提示しているAccount Activity API は実装方法や費用面の問題で今の所ほとんどの開発者は実装しない方向で、上記のfeatherのように機能を削るのはまだマシな方で、クライアントそのもののアップデート・公開を止めてしまう事例も出ると思われます。

この場合、ユーザー側としては代替のクライアントを見つけなければいけません(かTwitter止めるか)。

そこで、開発を続ける他の3rdパーティのクライアントに乗り換えると

メインのタイムラインを15分に15回しか読み込めない

というTwitter廃人Twitter大好きな方には耐えられない仕様(すぐに読み込みができなくなります)。

で、やむを得ずTwitter公式クライアントですが、こちらは自動でTLが流れる機能こそありませんがTL読み込みの制限自体はありません…が

  • プロモツイート多すぎ
  • 時系列に並ばなくて話題を追いづらい
  • 人のいいねなんてどうでもいいんじゃゴルァ
  • いいねボタンを出しっぱなしにするんじゃねえようっかり押すだろうが

などなど、今まで3rdパーティのクライアントを使っていた方は「使い勝手悪い」と感じるのではないでしょうか。

 よって

  • 3rdパーティのクライアントのような使い勝手のよさ
  • 公式クライアントのようなTL読み込み規制の緩さ

を両立する手段をご案内します。これで非公式のアプリでもメインのTLを更新し放題になります(自動では流れませんが)。もちろん普通の手段では先程の15回/15分制限に引っかかるので抜け道を使います。

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Twitterの機能に「リスト」という機能があります。サブTLが作れる機能と考えて貰えばいいと思います。Twitterの公式アプリからはアクセスしづらく積極的に使っている人は少ないのでは?と思います。フォローとは違って「リストに登録」すればその人のツイートを読むことができます。非公開のアカウント(所謂「鍵垢」)は読めませんが、フォロー許可をもらっていればリストでも読むことができます。

リストには「公開」と「非公開」の2種類のタイプがあります。公開リストはフォローと同じくリスト自体が公開され他のアカウントの人がそのリストを読むことができます。リストそのものをフォローすると考えてもらえばいいと思います。そして公開リストはリストに登録したことがフォローと同じく通知が行きます(外した場合はアンフォローと同じく行きません)。

今回使うのは「非公開」のタイプです。「非公開」リストは

  • 別アカウントからはリストそのものが見えない
  • リストに登録しても相手に通知が行かない

という特徴があり、非常に使いやすいです。ということで今回はこの「非公開」リストにフォローしている人を登録してリスト機能を使って読むということでメインTLの読み込み制限を回避するという方法を取ります。

ちなみにメインTLでは15回/15分の読み込み制限はリストだとどれ位緩和されるのかというと、

900回/15分

です。手動では絶対に制限かかりません(笑)。

※ちなみに全くソースはありませんが、この制限が始まった当初よりメインTL以外の読み込み制限は緩和されたらしく、今はこんな感じのようです。

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それでは実際に仕込みをします。手動で非公開リストにフォローしている人を入れていってもいいのですが確実に死ぬので自動ツールを使います。パソコンでもスマホでもブラウザ経由でできます。下記リンクより。

TimeLine Copier - Twitterでフォローしてる人をリストにコピーするツール

Twitterで、自分がフォローしている人を”自分を含め301人まで”新規の非公開リストにコピーしてタイムラインを擬似的に複製し、API v1.1でのTL取得制限を緩和するためのツールです。

注意点はご自身のアカウントが非公開アカウント(鍵アカ)だと自分のアカウントがリストに自動で追加されませんのでいつまでたっても自分がTLに出てきません(笑)。リスト作成後に手動で自分を追加して下さい。ただし自分が非公開アカウントだとリスト追加できないので一瞬だけ鍵解除して公開アカウントに→リスト追加→再び非公開アカウントに設定 という手順が必要になります。

8/16追記

以前は5000人まで一気に登録できたのですが、仕様変更で301人までしか一括でリスト登録できなくなってしまいました。回避策は下記。

登録対象が300人以上いる場合は、処理完了後30分程度経ってから、オプションの「既存のリストに追加する」を選択して、作成済みリストに残りのメンバーを300人ずつ登録するようにしてください。

ツール自体の使い方は簡単で「認証してリストを作成」ボタンを押すとTwitterの認証画面出ますので認証すると勝手に処理されます。

作成が終わったら確認してみます。ここではiPhone用公式アプリの画面で見てみます。Androidでもほぼ同じです。

ホームTLの画面左上の自分のTwitterアイコン(Android用公式アプリの場合は同じ位置にある三のアイコン)をタップして開いたメニューの「リスト」をタップします。

 

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すると、home_timeline_copy という名前の非公開リストが追加されています。これが今回使うリストです。

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リストをタップして右上に出てくる「編集」をタップするとリストの管理ができます。

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ちょっと生臭い話ですが、ミュートはする必要がなくてここでリストから削除してしまえばTLに出てきません(苦笑)。

最後にもう一つ注意点ですが誰か新規ユーザーをフォローしたとしても当然リストには反映されませんので、リストに登録する作業が必要になります。

iPhone公式アプリからだとプロフィール画面からいけます。

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最後に肝心の「リストが使いやすい」スマホ用非公式アプリを紹介します。条件はリストをタブ化してTLとして扱うことができるか、ホームTLをリストと入れ替えできること。メインのTL削除することもできますので「リスト読み」に適したアプリです。ぜひ使ってみて下さい。

【iPhone用】

・Janetter (Pro) for Twitter:リストをタブ化できます

・feather for Twitter:リストをタブ化できます

・Tweetbot for iPhone:ホームTLをリストと入れ替えることができます

・Tweetlogix:ホームTLをリストと入れ替えることができます

【Android用】

・Janetter (Pro) for Twitter:リストをタブ化できます

・twitcle plus:リストをタブ化できます

・ツイタマ(+):リストをタブ化できます

・Talon for Twitter:リストをタブ化できます(ただしリストには一部ミュートが適用されない仕様(不具合?)があります)

その他にもリストをメインで扱えるクライアントはいくつかありますので、探してみてください。