Mazurkaの英語よもやま話

地方出身で英語が専門でもなかった私ですが、現在TOEIC985点。アラフィフになっても少しずつTOEICスコアをアップしていけている理由。あんまり頑張りすぎない試行錯誤ぶりをご紹介します。

アガサ・クリスティで 英語多読  

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(updated: 2023/02/24) 先日ホームズで多読、についてご案内させていただきましたが、今回は同じくミステリーの巨匠、アガサ・クリスティで多読、について書きたいと思います。クリスティもホームズ同様各レベルのリトールド版で多読が楽しめるのですが、加えてとてもお勧めなシリーズがあるんです。

 

Collinsから出ている Agatha Christie ELT Readersというシリーズです。

 

有名どころもちゃんと網羅していますが、少しマイナー?な作品も選ばれているところがまた楽しみです。

下にいくつか作品を上げましたので、気になる作品にトライしてみてください。GRより少し長めのものもありますが、どれもうまくリライトされていて違和感が少ないです。

 

試しにThe Mysterious Affair at StylesをELTバージョンとオリジナルバージョンを両方とも読んでみましたが、原作では長い法廷のシーンがだいぶカットされている点などを除くと、全体が自然にまとめられているような気がしました。

 

ELTバージョンはこちら。レベルB2+

 

オリジナルバージョンはこちら。

 

オリジナルバージョンは実は、このサイトでもご紹介したProject Gutenbergで無料で読むことができます。ありがたいですね!

www.gutenberg.org

 

このELTシリーズはCEFでレベル付けされているので選ぶ際に便利です。

ちなみに、CEFまたはCEFRは、ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages)とはヨーロッパでの外国語学習レベルを示しています。A1~C2の6レベルに分かれています。CEFの詳細、レベル感はウィキペディアで説明してくださっていますので参考にされてください。

 

The Body in the Library

レベルB1。ミス・マープル「書斎の死体」。退役した大佐の自宅の書斎で突然死体が発見されて。。シンプルになってはいますが、ミス・マープルのゆったりとした推理ぶりが伝わってきます。

 

 

The Moving Finger

レベルB2+。こちらもミス・マープルシリーズ「動く指」。静養のため田舎町に引っ越してきた兄と妹が、悪意ある匿名の手紙が町中に出されている事件に巻き込まれて。。

 

Crooked House

レベルB2+。映画化もされた「ねじれた家」。ポアロやミス・マープルなどのシリーズもの名探偵は登場しませんが、鬱屈した感情が沈殿するお金持ちの一族内の殺人。設定から引き込まれます。

 

Murder on the orient express 

レベルBI。ポアロもの。やっぱりこういう有名な作品も読んでみたいですよね。客車の図面などもあって理解を助けてくれます。

 

最初にご案内した時よりラインナップも増えて一層充実しています!

またこちらのシリーズのおすすめのもう一つの理由ですが、CDがついていて、リスニングの勉強にも使えます(購入されるバージョンによっては、最近は本にパスワードがついていて、出版社のウェブサイトからパスワードを利用して音源をダウンロードするタイプにかわってきているようです)。

 

ELTシリーズはちょっとまだ手に取りにくいかな、という方は、GRもたくさん出されていますから安心です。まずはそちらでクリスティを楽しんでください!先にこちらを読んでも、ELTにはPenguin(Pearson)などのGRには収録されていない作品もまだまだたくさんラインナップされていますから、ご安心くださいね!

 

 The Mirror Crack'd from Side to Side (Penguin Readers, Level 4)

驚愕の動機、です。日本語でも読んで大好きな作品だったのですが、GRでも十分良さが伝わります。おすすめ。

 

 MURDER ON THE ORIENT EXPRESS(Penguin Readers, Level 4)

映画化もされた名作。映画の写真が使われているところも素敵です。ぜひ一度はGRで。 上でご紹介したELT版と読み比べるのもいいですね。

 

ABC殺人事件(Level 4)

ラダーシリーズでもクリスティ作品を楽しめます。A,B,Cの順番にその名前を持つ人が殺されていきます。ポアロのところには殺人犯からの挑戦状が!どうみても狂気の殺人?でもポアロの灰色の脳細胞はその奥に潜む動機を見逃しませんでした。。

 

そして誰もいなくなった And Then There Were None (ラダーシリーズ Level 4)

やっぱりこの本を読みたい、とおっしゃる方も多いのではないでしょうか。ラダーシリーズなら早い段階から挑戦できますよ、ぜひ!

 

A MURDER IS ANNOUNCED (Penguin Readers Level 5)

こちらはミス・マープル作品。新聞に殺人予告が掲載されて、という奇想天外な始まりに引き込まれます。

 

 DEATH ON THE NILE (Penguin Readers, Level 5)

登場人物が多くてちょっと面喰いますが(外国人の名前を覚えるのって難しいですよね!)ナイルの暑い風景が浮かんでくるようです。

  

ポアロの事件簿 - Monsieur Poirot's File

講談社英語文庫から出ているポアロの短編集。グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件/マーズドン荘の悲劇/クラパムの料理女の謎/二十四羽の黒鶫/安アパートの事件/イタリア貴族の事件、の6編が含まれています。少し英語の表現は難しめですが、短編で読みやすいのでお勧めです。

 

Agatha Christie, Woman of Mystery

ミステリーの女王クリスティはその人生もミステリーです。本を読んで彼女自身に興味を覚えた方はぜひこちらも。Oxford Bookwormsから出ている彼女の伝記です。

 

ホームズものに興味がある方は下記を。。

 

mazurka.hatenablog.jp

 

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その他のミステリーにご関心がある方は。

 

mazurka.hatenablog.jp

 

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