TENET
当時話題になって配信された時に観たのだけど、話が見えて来ず30分で観るのをやめたのだが、周りにその30分以降から展開があると言われて、数年越しに観た。
物語の構造が、本の中綴じみたいな話だなと思った。不可逆というモチーフ、メメントの時から変わらず本当にお好きなんですね…と観終わった後に思った。映画という体験に関して確固たる自信と愛がありすぎる、随所にクリストファーノーランの大好きな仕掛けが施されている映画だった。最後に登場人物の本意がわかる展開に弱いので、ニールと主人公のことを思うと切ないですね。2回観ました。
ロードハウス 孤独の街
非常にコンパクトに収まった映画だった。全体的にはそれぞれの要素が寸止めで惜しく終わる。あんまり演出をやりすぎるとインデペンデント映画っぽくなるのでそのギリを狙った作品と言える。なぜかカラッと観れる映画だと思った。
あんなに強靭な肉体同士が戦っているのに、お互い狂っている設定なのにギリギリ死なない殺さない戦い方しているのが逆に不自然だったなあという印象でした。
アイデアオブユー
アンハサウェイだしニコラスガリツィンだし、なんかこう、エンパワメントのある映画なのかと思って結構期待してたけど、全部夢のような感じで意外性もない映画だった。中途半端に演技が上手いので完璧な少女漫画を見ているような、そして完璧な二人なので二人の恋への応援や、胸キュンなど一切の共感もなく観終わって、私ってここまでターゲットじゃないのか…と不安になった。唯一リアルなのは、誹謗中傷のシーンのみだった。
とんと映画館に行けていなくて家で配信を観てる状態です。