たまこラブストーリーメモ


良い悪いは別にしても、劇場版けいおんの800倍くらいは
『映画』してた。
その意味では、映画館で見て正解だったかな、と


以下、備忘用のメモのためネタバレ注意


・モチ蔵のリンゴ
・序盤の回想のトリッキーなレイアウト(小川太一さんぽい?)
・広角とピン送り、デジタルぼけの多用
 参考URL
http://mineralharvest.blog96.fc2.com/blog-entry-138.html
http://mineralharvest.blog96.fc2.com/blog-entry-139.html
http://mineralharvest.blog96.fc2.com/blog-entry-140.html
五年越しくらいで、
ミネラルハーヴェストさんのいう
「デジタルぼけの気持ち悪さ」を実感するくらい
徹底してデジタルぼけが使われていた。


・そのジャンプカット、いるぅ〜?(ボンちゃん風に)
・外は暗くが、商店街に入ると明るくなる
・飛行機雲!
 やはり、アニメを映画にするのは飛行機雲か
・「今日はいつでも昨日とは違う」byシーブック
・「折れる」のダブルミーニングを即解説する親切設計という名のおせっかい
・武本的脱衣シーン。
・体育館外の映研のチビの動きに露骨なオバケが。京アニらしからぬ作画
・瞳孔を大小される演出。
 (瞳を最初に震わせたのは高畑監督)
・たまこのホッペが赤井俊文っぽいというかソ・ラ・ノ・ヲ・トっぽいところがチラホラ
・河の輝きは「青春のキラメキ」。映画の定番演出
・水の飛沫のエフェクト、もうちょっと何とかならなかったのか
・河のシーン以降、たまこのキャラデザが変わってるような印象。
・走るたまことイメージBG。ここの走りは良かった。
・「こじらせないでね」「受け止めらるかどうか」などのダブルミーニング
 このシニカルさは山田監督かそれとも吉田玲子さんか
・堀口48の必殺技の一つ「スキップ」炸裂!
・飛行機雲二回目
・「若さとは急ぐこと」byシーブック
・ところどころ挟まるダレ場とコメディー


・同意、坂本九は神
・同意、上を向いて歩こうは神曲
・あのメロディーを聞いてるだけで泣きそうだった。
・この映画の最高潮は上を向いて歩こう


・野外イベントは必ず入れるお約束でもあるのかしらかしら、ご存知かしら?
・「あんまり上手くないね」のけいおんネタ。
・ラストの校庭のみどりとかんなの走り、かなりヤバイ。
 こんなダメな走り、京アニ作品では見たことない。
・ラストのたまこの走り・回り込みも、ちょっとパワー不足
・でも黒味はめちゃかっこ良かった!
 山田監督に出崎さんが乗り移ったかのような見事な黒味!



・脚本、演出にはほとんど文句はない。
 でも、作画の決定的な爆発力不足。
 『時をかける少女』のりょーちもパート
 『劇場版エースをねらえ』のラストの杉野さんの渾身の修正
 『千と千尋の神隠し』の山下明彦パート
 りんたろう監督作品の金田パート



アニメが映画たるためには、
平均値の高さではなく一点の作画の爆発力が必要なのではないか、
そんな事を考えた。