【講演会メモ】ニュートリノで地球を観る【GSAサイエンスセミナー】
登壇者である古賀真之准教授の自己紹介
- 筑波で研究
- 学位をとってからはずっとカムランドを研究
カムランドの紹介
カムランドの特徴
反電子型ニュートリノの反応
連続発光
ニュートリノが生まれる所
- 太陽
- 超新星爆発
- 原子炉
- 地球
※反ニュートリノと低エネルギーに特化
カムランド実験のこれまで
地球ニュートリノでネイチャー本誌で表紙に
地球の形成
ビッグバンとインフレーション宇宙
宇宙の誕生から38万年後である、「晴れ上がり」が研究の関心事
WMAP
2013年12月 宇宙の年齢がこれまでより正確に判明
137.72±0.59億年
BICEP2(南極で実験)による原子重力波の痕跡を観測
原子重力波の痕跡を探す
南極、アンデス山脈、宇宙空間などでマイクロ波観測実験が行われている
我々の太陽ができるまで
どうして54億年前の超新星爆の残骸が含まれているといえるのか?
マントルの対流によって放射性物質が運ばれる
地球の階層構造
地内部構造は震波の観測でよくわかっている
地球の放射熱
47TW±2
結構な精度で分かっている
ニュートリノで地球観測
透過法
IceCube実験
カミカンデの実験を南極の氷で行う
ニュートリノが飛んでくる角度を計測する
ハイパーカミオカンデ
LAGUNA LAr実験
ニュートリノで地球を見るとは?
放射線の分布を見る(PETに似てる)
ウラン、トリウムはどこにあるか
地表付近、地殻に運ばれる
ベータ崩壊
最終敵には鉛に行き着く
地球付近にあるか、一様なのかが分かる
原子力発電からでるものを引く
地殻付近にあるかどうかが分かる
それを裏付ける観測データ
もう少し細かい解析結果
各地球モデルとの比較
観測レベルが上がれば、どういうモデルが正しいかわかる
ボレキシーノ実験
カムランドより500m深い
地球ニュートリノ観測の将来
各地で大型の実験施設
船や潜水艦に載せた実験施設も
原子力だとノイズがでるので、ディーゼル
何故船に載せることがひつようなのかは、地球上のウラン等の分布が海上の方がマントルの寄与を効率的に調べることができるため