ノート PC 枠が空位

ネットブック売り場と Let's Note 売り場を往復して、やはりおれにネットブックは無理だという想いを新たにしつつ、しかし合理的にはネットブックしかありえんという現実にアンビバレんつつ。ネットブックが無理なのは、六割方利用シーンの重複しそうな端末であるところの iPad を持ってるんだから、そこにもういっこ端末を上乗せするのは厚塗りすぎる、という理由。一方現在 iPhone と iPad の母艦がデスクトップ PC だということになってることには忸怩たるものがあるので（デスクトップの利用頻度は現状あんま高くなく、バックアップなどどうでもいい iPad はともかく、日常的にバックアップとか Podcast 差分入換などやりたい iPhone の母艦には不向き）、やっぱこれらをぶら下げる端末としては、もうちょっと取り回しのいい端末がほしいよねという欲望があるのも事実、それには先代 Let's Note R3 のことを考えればその子孫である R9 あたりをガスッと買ってくるのが筋のよい流れ、とはいえこんだけ中途半端に便利なガジェット増やしといて、このうえさらにモバイル完璧なノート PC 環境を持ってくるってのは何なのだというか、なんというか。だからコスト的にも格落ちするネットブックでお茶を濁しておくほうが現状には馴染む、というか。

ようは、ガジェット持ちすぎ男はバッグ持ちすぎ女と同列であり、またおれはバッグを山ほど持つという生活慣習を馬鹿げていると考えているので、あのような轍に自らハマり込もうとしている現状は、まったく容認できない、ということだ。ガジェット関連が、オタとしてそれをやるという領分にある以上、ありもしない「本当の自分の（自然な）生活」みたいなものを追い求めるイデオロギーとは距離をとらなければならない。おれが忘れてはならないのは「分相応」といったものであり（←自分の家計状態はもちろん、現在という時代に一般的に期待しうる生活はどこまで便利になっているべきで、あるいは、現在はどの程度のことなら便利でなくてもよいのか、というジャッジも含めて）、ただ、「分相応」と「本当の自分」がよく似て見えてしまう、という錯覚はあるかな…。