烏龍茶の味が変わった

引っ越して以来買い続けている烏龍茶の味が最近変わったように感じられる。べつにそれが特別うまいとか好きとかいう理由で買ってるわけでなく、飲み物ならなんでもいいから選んだりするのめんどくせえから最初にそれ買って問題なかったので以降商品陳列棚で迷う時間が勿体ないのでそれしか買ってないというだけのもので、だからべつに味がどうにかなったってとりたてた感慨みたいなものはないのだが、ちょっと困っている。烏龍茶なのに、一口飲んだとき微かに牛乳のような香りがするのだ。

おれは牛乳のあのにおいが大の苦手だ。嗅ぐと食欲が減退する。ひどいときは吐き気。さらにひどいと実際に吐く。小学校高学年からだ。中学年くらいまではむしろ逆に牛乳といえばおれの大好物であり毎日一㍑飲み干していたものだったが、学校給食で出てくるあのくそマズい牛乳を数年間のみ続けた結果、高学年に達したある日に水準を突破し、飲めなくなった。同様のものにはマーガリンがあった。より厳密にいえば学校給食についてきていたのはマーガリンでなくミネマリンだったが、あれをパンにつけるとただでさえあまりおいしいといえないコッペパンが、まずいとしかいえないコッペパンに変貌するので耐え難かった。マーガリンについてはその後バターで矯正して中学三年頃までには再び食えるようになったが、牛乳についてはいまだにダメだ。あのにおい耐え難い。逆にいえばにおいを飛ばして料理に使ったりとかしてるぶんには問題ない。シチューとか。グラタンとか。そのへんのお子様味覚は現金なものだ。

で、烏龍茶だが、ともかくあの牛乳っぽい感覚がある以上これはもうおれにとって汚染されたのと同様であり、これを飲むわけにはいかなくなった。一応原因として「最近体調が悪いので、そのせいでおれの味覚がへんになってるだけ」「たまたまおれの飲んだペットボトルの成分がおかしくなってるだけ」「製品自体の製法なりレシピなりが変わった」とか考えられるけど、おれの味覚についてはこの烏龍茶以外特に変わったところがなく、賞味期限とか確認しておかしなところはないし、後日別の店で買ったものでも同じ匂いを感じたし、やっぱりこれは製品自体がそのように変更されたとみといたほうがいいかなと結論。

なんかまた別の飲み物探さないといけないなあ。安くて大量で飽きないやつ。