作る人 （つくるんちゅ）日記

当時のツイート

少し前の、寒い日の夜のこと‥。

お風呂にiPhone5を持ち込んだ際、気付いたら本体が濡れてました。





えっ？　一瞬、思考が停止。　‥これは　ヤ・バ・イ　！

慌ててビニールから取り出すと、下部のスピーカーやマイクの穴から、水が滲み出て来ました。
ビックリしながら、振り回して遠心力で水を抜きます。

シャッ、ピシャッ！

４～５回振ると、水は出なくなりましたが‥。　※注：水没後、振るのはNGみたい‥
僕のiPhone5の画面は水色になって、そのまま、反応し無くなりました。　orz　‥。

▲iPhone5は、100均のストックバックに入れて、風呂場に持ち込んでました。　（iPhone4は防水ケース入り）

←　左：水没し、画面が青くなったiPhone5。

なんてこった‥。
でも、こういう時、真っ先にするべきは、電源を切ることです！

が、しかし、ホームボタンも電源ボタンも、液晶のタッチも、まったく応答有りません‥。
つまり、電源が落とせない！！


‥濡れた電子機器に電気が流れ続けると「電蝕」といって、異種類の金属が触れ合う個所が急激に錆びたり、渦電流で発熱し回路が壊れたりします。

事は一刻を争うので、iPhoneを分解する事にしました。

注：
・無線機は分解すると、一般的に保証対象外になります。
・アップルケアに加入していれば、水没でも4,400円で新品になるようです。
‥僕もアップルケアに入っているのですが、この時点では水没したiPhone5が保証対象か判らなかったのと、今まさに壊れていく状況を見ていられなかったので、自分で何とかする道を選びました。　機械好きなら、分かるはず‥。

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iPhone5は初めてですが、iPhone4なら何度も分解しています。

分解用の専用ドライバーは共通だったので、ネジ2本を抜いて、吸盤で液晶を引っ張ります。
‥が、駄目だ！　外れない！！

時間が無いので最終手段！
イヤホンジャックの穴にドライバーを突っ込んでコジリ、無理やり分解。

写真左：イヤホンジャックは、完全に壊れてしまいました。

写真右：拭きとっても、細かい個所には、まだ水滴が残ってます。

分解後、バッテリー・コネクタ部のカバーを外し、ケーブルを抜いて、やっと電源を切断。

これで、ホッと一息。
後は細部まで完全に乾燥するまで放置して、天に祈るばかりです。

写真左：カメラ用のドライボックスで2日間、乾燥。

写真右：後日、吸盤をペンチで引っ張ったら、傷つけずに分解できました。　ただ、かなり力加減は難しく、下手をすると液晶を繋ぐ配線を傷めます。
基盤の内部には、数カ所に白から赤に変わる水没マークが有りました。



さて、落ち着かない日時が流れ、2日後のお昼になって恐る恐るバッテリーを繋いでみると、iPhone5は、しっかり復活してました。

普通にアプリも起動するし、Seriに話しかけても、ちゃんと聴きとって答えてくれます。　ってことは、マイクもスピーカーも無事ということ。

今日現在、水没時から2週間以上経ってますが、iPhone5は問題無く使えてます。　本当に、　よかったぁ‥。


というわけで、水没してすぐなら、しっかり乾かすことで、たとえ精密な電子機器でも元通り使える可能性が有るってお話し。　
ネットで調べると、iPhone水没後の復活例は、意外に多いようです。

慌てずに済むよう、事前に一度は練習として、分解を試しておくのが良いかもですね。
　注：繰り返しになりますが、分解は保証対象外になる可能性が有ります。


ちなみに、イヤホンジャックは壊れてしまったので、後日、部品をネットで取り寄せて交換してみました。　次回はそのレポートなど‥。

　⇒　iPhone5の分解方法のコツと、ドックコネクタの交換！

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関連情報：海に落ちたレンズをニコン修理センター担当者が鍋でゆでて修理