健康で文化的な最低限度の孤独

とっておきの孤独です

選んだ言葉がしっくりこない

誰かと喋るとき、自分が選んだ言葉がどうもしっくりこないことがたまにあって、最近はその頻度が増えているように思う。「今わたしはこう発言したけど、もっと正確に言うとこうなんだよなあ」と脳内で考えたりもするけれど、そんなことをしている間にも会話は進んでいくわけで、いつも置いてけぼりになっている。その点文章を書くという行為は発表する直前まで修正が効くところがわたしに合っている。でも、文章も表現に気を遣ううちにどんどん鮮度が落ちていくから、結局口でのコミュニケーションと変わらないかもしれない。そんなことをぐるぐる考えていたら最寄り駅に着いた。

もう何もしたくない

病んでます!みたいなタイトルになってしまったけれど、本当に病んでいるから仕方ない。もう何もしたくないから何もしない土日だった。急なやる気喪失。今まではもう一度大学に行きたいとか作家になりたいとか、何かしらの目標があったのに、そういうの全部なくなった。今まで消えたことがほとんどない食欲すら、どこかへ行ってしまった。すべてがどうでもいい。要するに無気力で、こういうときは何も考えない方がいいし、実際に何か考えられる状態ではない。早く治ってくれればいいのだけど。

カイロ

今季初めてカイロを使った。朝家を出て、あまりの寒さに引き返し、カイロと手袋を引っ張り出した。ぺりぺりと外袋を開けてカイロを取り出す。今のカイロは揉まなくてもいいらしいけれど、長年の癖で少しだけ揉んでしまう。シャカシャカ振るとマラカスみたいな音が鳴って楽しい。もうずっと使っていなかったから、どのくらいまで温度が上がるのかわかっていなくて、温かくなったカイロを触ったとき「この程度か……」と思ってしまった。なんて失礼な!と思った瞬間、誰に?カイロに?と可笑しくなった。

83パーセント似合うめがね

めがねを買い替えた。JINSのアプリによると2年半ぶりの買い物だ。前からテレビが見えにくいと思っていたら、今のめがねだと0.7しか見えていないらしい。度数を2段階も上げることになり、そんなに目が悪かったのかと少しショックだった。買い替えるのを渋っていたのは自分に似合うフレームがわからないのも一因だったのだが、AIが似合うかどうかパーセンテージで判定してくれる機械がぽつんと店頭に置いてあって、今回はそれに従うことにした。下の写真に写っているのは、AIがいうには83パーセント似合うめがね。帰宅して母に見せたら「文豪みたい」と言われためがね。


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欲しいのではなく欲しがらされている

カメラが欲しい。すでに一台持っているのに、その一台も今年買ったばかりなのに、もう新しいカメラが欲しい。高価なので今すぐ手に入れることは難しいけれど、お金を貯めてでも買いたい。InstagramのおすすめがMBTIだらけになったのと同じ原理で、わたしがカメラのことを検索しまくったからYahoo!Japanがカメラ関連の記事ばかり表示してくるようになった。そのせいでますます物欲が膨れ上がっていく。最早欲しいのではなく、マーケティング戦略によって欲しがらされている。恐ろしい話だ。自分用のクリスマスプレゼントはもう決まっているので、カメラのことは一旦忘れることにした。

書きたい、書けない

今まで特に問題なく順調に進んでいたのに、急に立ち止まってしまうことがある。何もないところで躓いて、そのまま歩くこと自体に疑問を持ってしまう。わたしの人生ではよくあることで、昨日日記を更新しなかったのもそのせいだった。書きたいのに書けない。頭が回らず何も思いつかない。もしかしたらこのまま書かなくなるのかも……とさえ思った。でも、今日は書いている。明日はどうなるかな。今はわからないけど、少し立ち止まってもいいし、また歩き続けてもいい。

MBTI考

InstagramにMBTIの投稿ばかり流れてくるようになって、少し戸惑っている。一度閲覧すると興味があると思われて同じような投稿がおすすめされ続け、気づけばMBTIが画面を埋め尽くしていた。わたしはどちらかというと性格診断が好きだけど、MBTIは質問が多すぎてやる気にならないし、答えるときに自分の願望が入ってしまうので結果も「自分はこうである」というより「自分はこう見られたい」と捉える方が正確なように思う。だからMBTIで他人との相性を調べるみたいな使い方はあまり好きではなく、もしMBTIを聞かれたら「やったことないんだよね~」と誤魔化そうと思っている。聞かれたことはまだ一度もないけれど。