また君に会いたいとか

日々の備忘録

【今日の歌】「Do You Love Me(ドゥーユーラブミー)?」(KISS)「バックステージパス」の威力

 

「Do You Love Me ?」( KISS  1976年)

(以下、青文字はすべて 

「Do You Love Me? 」

作詞・作曲:Bob Ezrin, Kim Fowley, Paul Stanley より抜粋)

               (拙訳:トパーズ)

 

 

先日、カーペンターズの

「スーパースター」について書きました。

 

人気バンドのギタリストと恋に落ちた女の子が

彼がまた自分の元に戻ってくることを

ずっと待ちわびてる切ない歌です。

 

lovetopaz.hatenablog.com

 

 

人気バンドなんてモテモテだから

何となく「軽薄で遊び人」なんじゃないのかなって

思ってしまう(独断と偏見が過ぎてごめんなさい)。

 

 

 

でも、必ずしも軽薄な人ばかりじゃなさそう、

という気がしてしまう歌です。

 

You really like my limousine
You like the way the wheels roll
You like my seven-inch leather heels
And going to all of the shows, but

 

君ってホント僕のリムジンが好きだね。

良い乗り心地も。

僕の7インチヒールの革のブーツも好きで

ライブにも全部くるよね。

でも・・

 

Do you love me, do you love me
Do you love me, really love me

 

僕のこと本当に好きなの?

本当に?

 

You like the credit cards and private planes
Money can really take you far
You like the hotels and fancy clothes
And the sound of electric guitars, but

 

クレジットカードもプライベートジェットも好きだね。

お金だっていくらでも使えるしね。

ホテルやオシャレな服も好きだし、

で、エレキギターの音も好きなんだよね。

でも・・

 

 

主人公は人気バンドマンのようです。

 

女の子にモテモテだろうに、

恋人が本当に自分のことが好きなのか

気になって気になって仕方がないようです。

 

 

そしてこのCメロ。

 

Your backstage pass and black sunglasses
Make you look just like a queen
Even the fans, they know your face
From all of the magazines, but

 

バックステージパスとサングラスで

まるで女王様みたいになってるけど、

雑誌とかで、ファンだって皆

君の顔は知ってるんだけどね。

 

サングラスで顔を隠して

特別扱いでガードされながら

関係者用出入り口をお忍びで出入りしても

み~んな君のこと知ってるし。

きっと、「特別扱い」が気持ち良くて

好きなんだろうね、って。

主人公は半分呆れて、でも

「本当に僕が好きなの?」と、

まるで「スーパースター」のギタリストとは

真逆のようです

(ギタリストさん、勝手に決めつけてごめん)。

 

 

 

 

この歌には、

リムジンといいプライベートジェットといい

まさに「セレブの特権」というイメージのものが

たくさん登場します。

 

主人公は、

自分の恋人は実はその「特権」のほうが好きで

自分と付き合ってるんじゃないかと

不安で仕方がないんです。

ちょっとかわいいですね。

 

 

 

有名人って、皆そんなにハイソなんだ、と

日本の地方都市の一女子生徒だった私は

洋楽のレコードを手に、学んだ気になってました。

 

でも若かった私はそんなセレブ案件はどうでもよくて、

「バックステージパス」がすごく羨ましかったのです。

 

 

黒いサングラスで変装して

特別な人しか持ってない

「バックステージパス」で

こっそり入り、

(だいたい「顔パス」じゃないのかな?)

舞台の袖からライブに立つ恋人を眺める・・・。

 

「バックステージパス」に憧れ、

かっこいいミュージシャンに憧れ、

そんな「特別な人間」になりたい、と

せっせとファンレターを書いていた

若い日の妄想を膨らませてくれる洋楽の世界でした。

 

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