こんにちは。「iCloudの容量がありません」っていう警告がめっちゃ出るけど、一体何のことか分からずほったらかしているというのをちょいちょい聞くので、解決法をご紹介。
「このiPhoneをバックアップするのに十分なiCloudの容量がありません。」
iPhoneを使ってる皆さま、↓こんなメッセージ出て困っていませんか?困っていますね。その顔は…!
iPhone: iPhoneをバックアップしてください。このiPhoneをバックアップするのに十分な容量がありません。バックアップの利用を続けるには、iCloudストレージプランをアップグレードする必要があります。
僕: バックアップ?まぁなんとなく分かる。容量? iPhoneの容量のこと?512GB買いましたけど!?!? iCloudストレージプラン? …つーか君さっきから何言ってんの?
↓
からのそっ閉じ
こんな感じでしょうか。しかも毎日のように怒られて困っている、と。でも、大丈夫。これを読めば、ストレージパンパン問題の原因も解決法もバッチリ分かるように、なる詳で解説します。
そもそもストレージってなんぞ
まず、ストレージってのは、スマートフォンやパソコンのデータを記録する装置のこと全般を指します。ハードディスクやSSD, DVD, CD, SDカード, USBメモリなどなど、これらは全てストレージです。
iPhoneに写真を保存したりアプリとかをダウンロードしたりしますよね。それは「iPhoneの中のストレージ」にデータを記録(保存)しているということです。
ちなみに、スマホなどの中に埋め込まれているのは「内部ストレージ」、外付けHDDとかUSBメモリ、SDカードとかは「外部ストレージ」、加えて最近では、クラウド(後述)上にあるものを「オンラインストレージ」などと呼んだりします。
iCloudストレージとiPhoneストレージは別モノであーる
iPhoneを買うとき、64GBとか256GBとか512GBとかゆーやつを選んだと思いますが、それは 「iPhone本体のストレージ」 容量のことです。iPhone本体に、撮った写真のデータとかアプリとか、なんかそんなんが保存される場所があって、○○GBってのはその場所の大きさ、広さのことを指します。もちろん、数字が大きければ大きいほどたくさん保存できるというわけです。
本記事では、以降これを「iPhoneストレージ」と呼びます。
iCloud, iCloudストレージとはなんぞ
で、その「iPhoneストレージ」とは別に「iCloudストレージ」なるものが、Appleさんより無料で5GB分提供されています。
↑すいません、何言ってるか分かりません!
そうだろうそうだろう。
ここではクラウドついての詳しい説明は割愛しますが、簡単に言うと、
iCloudとは、iPhoneやiPad, MacなどApple製品の自動バックアップやデータの同期などのさまざまな処理を、フレキシブルに、インターネットを通じて行うためにAppleが提供している、オンラインサービスのこと
です。で、そのiCloudの機能を使うためのストレージ、つまりiCloudストレージの容量が1ユーザーに無料で5GB割り当てられている、ということです。お分りいただけたであろうか。
iCloudストレージってどこにあんの
無料で5GB提供されていまーす。って、どこにあんの?って話なんですが、このiCloudストレージは、iPhone本体の中にあるのではなく、文字どおり「雲の向こうにあります」。ぶっちゃけ、どこにあるか知りません。Siriに聞いてください。たぶん地球上のどっかにあると思われます。
iCloudへの自動バックアップが原因か?
まとめます。iPhoneには自動バックアップの機能があり、設定してあれば毎日勝手にバックアップしてくれるので、使ってる人は特別な意識をする必要がないということです。でも、iPhoneストレージ、つまりiPhoneの中にバックアップをとってたら、iPhone壊れたら意味なくない?とか、紛失したら意味なくない?とかってことになっちゃいますね。もちろん、実際に意味なくなくないです。
なので、雲の向こうのクラウド的なところにバックアップが行われる仕組みなのです。そして…!これこそが「勝手にストレージがパンパンになってる問題」の原因である、と考えられるわけです。
以上クラウドとか前フリ終わり。
iCloudストレージが何でいっぱいになってるか確認してみる
パンパンになって毎日怒られてる皆さん。一体なにでパンパンになってるのか一応チェックしておきましょう。
まずは以下の手順でiCloudストレージの画面を開く。
- 設定アプリ
- Apple ID(一番上のアカウント名のところ)
- iCloud
「写真」の容量を見てくれ。おそらくこのページを見に来た人のほとんどが、黄色の「写真」の容量で占めていることであろう。
補足。僕はストレージプランを50GBにアップグレード(後述)しているので、このよーに写真19.5GBとかでも保存できてますが、デフォルトではiCloudストレージは5GBです。
さて、前置きが長くなりました。ここからは具体的な対応策となります。よろしくどうぞ。
iCloudストレージが足りなくなる主犯は写真と動画
というわけで、この記事を観てくださってる皆さんのiCloudストレージが足りなくなる最大の原因は、皆さんがiPhoneで撮った「写真」そして「動画」である可能性は高いです。というわけで、写真と動画が原因であるという前提で勝手に進めます。
対応方法は「iCloudに画像・動画を保存しない」か「iCloudドライブのストレージを増やす」のどちらか
結論。iCloudストレージパンパン問題を解決するには、iCloudに画像・動画を保存しないか、iCloudドライブのストレージをアップグレードして容量を増やすかのどちらかしかありません。
というわけで、分かりやすいiCloudドライブのストレージをアップグレードする方から解説します。
解決法1 iCloudドライブのストレージをアップグレードする
一番シンプルな解決法。アップグレードの手順は以下のとーり。
- 設定アプリ
- Apple ID(一番上のアカウント名のところ)
- iCloud
- ストレージを管理
- ストレージプランを変更(プラン未加入の場合、違う言葉かも)
- プランを選んで右上の「購入する」をタップ
クレジットカード以外で支払いをしたい場合、コンビニに売ってるプリペイドカードでアカウントに入金しておくか、LINE Payなどのプリペイドカードでもいけるよ。
たったこれだけの手続きで、しかも支払いの敷居も低く、個人的には大いにお勧めしたい。
解決法2 iCloudへの写真や動画のアップロードをやめる
iCloudへの写真や動画のアップロードをやめることで、当面iCloudストレージパンパン問題に遭遇することはなくなることだろう。というわけでアップロードをやめる方法。
- 設定アプリ
- Apple ID(一番上のアカウント名のところ)
- iCloud
- 写真
- 「iCloud写真」をオフにする
- 「写真とビデオをダウンロード」を選択(この選択肢が表示された場合)
これでiCloudへのアップロードをやめることができます。このiCloud写真というのは、旧「iCloudフォトライブラリ」と呼ばれていたやーつですね。シンプルにiCloud写真という名前になりました。
iCloudの写真や動画を削除する
上の設定でiCloudへ写真や動画はアップロードされなくなったけど、まだiCloud写真や動画が残されているので、これを削除します。削除する前に、以下のバックアップを先に行った方がいいです。してください。しなさいね。
- 設定アプリ
- Apple ID(一番上のアカウント名のところ)
- iCloud
- ストレージを管理
- 写真
- 「無効化して削除」をタップ
いきなりこの手順を行ってもiCloud写真を無効化できるんだけど、怖いので、上記の手順で写真を全部ダウンロードしてから無効化を行うのが良いかと。
というわけで、これでiCloud写真を無効化し、iCloud上の写真・動画を削除することができました。しかし、問題がもうひとつ。写真のバックアップをどうすればいいのか。
iPhoneの写真や動画をバックアップする
iPhoneの写真や動画をバックアップする方法は別記事にまとめました。