ロンドン気ままなシングルライフ

わたくし、何を血迷ったか車買っちゃいました。
ロンドンの比較的中心部 (Zone 2) に住んでいて、家族もいない、ゴルフするわけでもない、別に車がなくても何不自由なく生活ができるのにだ！

理由はね、年末年始旅行に行ったバルバドスで、「レンタカー借りれたらな〜」っと感じたから。
もう15年以上も運転してなくて、完全にペーパードライバーになってしまいレンタルすることができなくなっていた。
そもそも免許取ったときは、海外旅行でレンタカーする事を想定して、わざわざマニュアルの免許にしたけど、もうマニュアル車なんて絶対無理！
免許取った時しか運転したことない！

免許証自体ははだいぶ前にイギリスの免許に切り替えていたので、運転することは合法的に可能。
でももっぱら身分証として活躍。
イギリスは日本と同じ左側通行だし、日本の免許から書き換えが出来ます。
免許の切り替えに関しては、日本大使館のウェブサイトで確認してください。

で、偶然にも日本人女性のドライビングインストラクターと知り合いになって、これは何かの縁だ、レッスンを受けようと心に決めました。
レッスンは１回２時間で通常は60ポンド。（私はお友達価格で割引してもらいました）
教官は、せっかくマニュアルの免許持ってるんだから、マニュアルのレッスンにしましょう〜っと提案してくれました。
もちろん教習所なんかないので、いきなり公道での運転。
怖い怖い。
ロンドンの住宅街の道は、両側に車が駐車してあって、車一台分しか通るスペースがないのに、両側通行なところが多い。
前から車が来たらパニックになる。

あと、日本にはないラウンドアバウト (円形交差点) では、日本人には難しいようです。
私はオーストラリアで運転してたので、その点は大丈夫。
それと、踏切では一旦停止しないのがイギリスのルール。
日本人は分からず停止してしまって、追突されることがあるそうです。
それ以外はだいたい日本と同じ。

そしてありがたい事に、イギリス人の運転はとても紳士的。
道も譲ってくれるし、大阪とは大違いです。

で、１週間に１回レッスンを受けながら、今後どうしようかと考えてみた。
車を買うか、レンタカーしながらペーパードライバーに戻らないように時々運転するか？
ロンドンにはZipcarとかのカーシェアリングサービスがあって、気軽に車を借りれるんです。
これを利用するのがいいのではないか？と。。。
でもね、これって便利なのはいいけど、ちょっとでも傷を付けると600ポンドとか払わされるんだって。
それに友達もレッスン受けてペーパーから脱却し、Zipcarで練習してたらしいが、そのうちまた使わなくなって、結局またペーパー気味になったそうです。
な・の・で
買うっきゃない！と決めました！

イギリスではまだマニュアル車の方が多く走っている。
ヨーロッパの大陸側にいたっては、オートマはほとんどないそうだ。
だからやはり旅行中レンタルすることなどを考えると、マニュアル車を運転できないと不便。
なのでマニュアル車を探す事に。

Gumtreeなどの掲示板サイトでも個人売買でいっぱい中古車は売られているが、はやり中古車屋から買う方が安心。
一番有名な中古車ディーラーはCargiant
そしてネットだとAutotrader（こちらは個人売買の中古車も載っている）
もう売れてしまった車がまだ掲載されていることもあるので、アラートを設定しておくことをお勧めする。
自分の条件にあった車が掲載されるとメールで知らせてくれるので、情報が最新。
いいのがあったらすぐ電話しよう。

私はAutotraderを利用して、アラートで送られて来た日産マーチ (海外ではNissan Micra : マイクラ) を見てすぐ電話した。

翌日見に行って即決！
10年落ちで走行距離は48,969マイル (約78,000キロ)
イギリスでは10万マイル (16万キロ) 以上の車もばんばん売られているから、だいぶ若い。
女性ワンオーナーで、事故なし、傷なし。
もちろんマニュアル車！
そして値段は1,795ポンド！
悪くない、ってかめっちゃいいや〜ん。
やっぱ日本車よね〜
イギリスでもなかなか壊れないって好評だそうです。

うちの子になって2週間。
まだ人を乗せられるほど運転に自信がないので、1人無駄に遠いスーパーなんかに行って練習してます。
坂道の交差点は、後ろに車が止まってたらパニックに！
半クラの馬鹿やろ〜〜〜〜



中古車を買うのに必要な情報をまとめておきます。

1. 自動車保険
保険は必ず入らなければならない。
保険の種類は大きく分けて２つ。
Third PartyとComprehensive
Third Partyは対人対物が対象で日本の自賠責のようなもの。最低これに加入しとかなければいけません。
Comprehensiveは対人対物プラス自分の車、ドライバー、搭乗者などが追加されます。
イギリスの場合は保険会社の内容が基本的に統一されていないので、会社によって内容はさまざま。
比較サイトなどでいろいろ調べられるのですが、いっぱいありすぎてよくわからない。
いろいろ検索して辿り着いたのが、日系の会社「モーター一番」
以外と安く、事故後の電話対応など日本語でできるということ。
早速見積もりを依頼したら、本当に安かった。
なのでここに決定！

2. 自動車税 (ROAD TAX)
こちらは排ガスCO2レベルによって額が違います。
半年と１年払いがあって、１年の方が割安。
以前はフロントガラスに丸いTax Diskを貼らなきゃいけなかったのですが、今はナンバープレートからすぐ検索できるので、いらなくなったようです。
これは郵便局やDVLA (英国運転免許庁) の窓口、ウェブサイトで払えます。
この税金は、以前のオーナーのものは引き継げないので、買ったとき必ず払う必要があります。

3. 車検 (MOT)
イギリスの車検はとても簡単。
根本的な機能の検査のみで、１年ごとに更新。
値段も30ポンド前後と安い。
「MOT」マークのある車修理工場・ガレージで取ることができます。
中古車買う時はMOTが切れているのはなるべく避けた方がいいということです。特に個人売買の場合は。

4. 駐車許可書
自宅に駐車場がある場合はいりませんが、家の前の路上に止めておく場合はパーキングパーミットを取得する必要があります。
こちらはお住まいのカウンシルによりますので、各自ご確認を。
私の住んでいるHammersmith & Fulhamは年間119ポンドです。半年だと71ポンド。
こちはフロントガラスに貼付けとかないと、駐禁切られます。

5. 車両証明書 (V5C)
こちらは前の売り手、もしくは中古車ディーラーが買い手の住所とサインを書いてもらって、DVLAに郵送します。
そうするとDVLAから買い手に車両証明書 (V5C) が届きます。
こちらは車に保管してはいけません。
車が盗難された時に、すぐに売買されてしまうからです。


日本と比べてすごく簡単でしょ〜
維持費も安いし。
コッツウォルズなんかは車でしか行けないようなところになので、これからイギリス国内旅行いっぱい行けそうです！