立川談志が語る笑福亭鶴瓶の“フラ”

6月3日に『コントに捧げた内村光良の怒り 続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』が発売されました!

ラインナップは以下のとおり。

序章 内村光良「怒り。」前編(書き下ろし)
一章 出川哲朗のリアルガチな成りあがり
二章 笑福亭鶴瓶があこがれられない理由
三章 タモリ少年期
四章 中居正広とSMAPの時計
五章 早見あかりとももクロの背中
六章 博多華丸・大吉の“来世”
七章 レイザーラモンの人生すごろく
八章 キャイ~ンが泣いた日
終章 内村光良「怒り。」後編(書き下ろし)


当初、Amazonの商品説明に掲載された目次、その第2章が

二章 笑福亭笑瓶があこがれられない理由

になっていたのには驚きました。
もちろん「笑瓶」ではなく「鶴瓶」です!(笑)

「良い人だけどあこがれないなぁ」

鶴瓶に対し、面と向かってそう言い放ったのは、今回の書き下ろしの題材でもあるあの内村光良です。
笑福亭鶴瓶といえば、誰もが認める日本を代表する芸人。
大御所のひとりであることに異論を挟む人はいないでしょう。
けれど、ウッチャンがそんな風に言うなど、後輩芸人からもイジられまくる鶴瓶。
偉大な業績とは裏腹に「BIG3」にもなれませんでした。
あこがれられることもなく、「BIG3」のような称号とも無縁。
それは一体なぜなのか。
実はそこには、鶴瓶の芸人としての哲学が深く関わっているのです。


『コントに捧げた内村光良の怒り 続・絶望を笑いに変える芸人たちの生き方』に掲載している「笑福亭鶴瓶があこがれられない理由」では、鶴瓶本人の言葉から、その理由を探ってみました。
その中から立川談志による「チンポ論」の一節を引用します。

 入院した立川談志を鶴瓶が病院に見舞いに行ったときのことだ。ふと両者が黙った瞬間ができた。
「チンポというものは……」沈黙を破って談志が語り出した。「(ビート)たけしは出せといったら出す、三枝(現、桂文枝)は出さない、鶴瓶は出せと言わなくても出す」
 思えば、鶴瓶は比喩も含めればいつだってチンポ丸出しだ。それをタモリは「自“開”症」と表現する。
「死んだ談志師匠がようゆうたんやけども、僕のことなんか『よう遊んでる』『むちゃくちゃや』と。でも『これが一番大事な“フラ”*1ができるんだ』と言ってくれましたね。そのときはわからなかったけど。やっぱり習うよりも自分で開発していくもの。ただ若いころからいろんなことやってないと無理よ」
(『コントに捧げた内村光良の怒り』より)


さらに告知です!
来たる6月20日(土)、福岡でイベントが開催されます!twipla.jp
に呼んでいただきました!
福岡です。
福岡周辺にお住みの方、あるいはたまたまその近辺に福岡を訪れる方々、是非お越しください!

日時:6月20日土曜日18時~20時
会場:書斎りーぶる
   福岡県福岡市中央区 天神4-1-18 サンビル2階
参加費:1500円
参加希望の方は poprocker@outlook.jp まで


また当日はイベントにちなんだTシャツ販売も行います。
2000円で販売いたしますので此方もお楽しみに!
因みにTシャツ付イベントチケットは3000円で販売いたします。
ご希望の方はメールにその旨明記してサイズ(XS~XL)をお知らせください。

僕へのご質問や「この人について聞きたい!」等、ご要望がありましたら、お申込みの際などに添えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いします!

*1:落語用語で、理屈では説明できない天性のおかしさ、というような意味で使われる